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スクリーンアウトの人生

あなたはスクリーンアウトという言葉を知っているだろうか。
これはバスケットボールで使われる言葉である。

ではリバウンドは聞いたことがある人も多いのではないか。

リバウンドを制する者は試合を制するという言葉もあるくらい大事である。
リバウンドについても簡単に説明すると、シュートが外れたボールをとることである(簡単に説明しすぎたかな)。

シュートが外れたら、そのボールは誰でもとってもいい。
だから争いが起きる。
何でもそうであろう。
お金がばらまかれて自由にとっていい!誰のものでもない!ということであれば必死になって取りに行くのではないか。

当たり前であるが、そのような争いはとても厳しいものである。
誰もが欲しいものであるからだ。
そこで登場するのがスクリーンアウト。
スクリーンアウトとは簡単に言うと、リバウンドを取りやすいようにポジション取りをすることである。
バスケットボールの試合で、誰かがシュートを打ったときにゴールの下の方で屈強な者たちが何やら体を押し合っている様子を見たことがある人も多いのではないか。
あれはスクリーンアウトをし合っているのである。

私は高校時代バスケ部に入っていたのであるが、身長が小さいし、ジャンプ力もある方ではなかったので、リバウンドをとる時はひたすらスクリーンアウトを徹底した。
中に入られないように背中で相手を押し出すのである。
そうすれば相手は中に入ってこれないから、こちらはジャンプをしなくてもリバウンドがとりやすくなる(身長が高い人には無意味の時もあるし、100回に1回くらいはうまくいく)。
バスケ自体はうまくはないが、スクリーンアウトのうまさ(体幹の強さ)は褒められたものである。

そして、最近の人生を思い返すとスクリーンアウトのようであると思った。
バスケで言うとダンクを決めたり、3ポイントを決めたりする人が花形である(かっこいいしね)。
しかし、スクリーンアウトも特に目立ちはないし、それ自体は得点にはならないが、どこかで勝利につながっていることは間違いない。
私にダンクや3ポイントのような派手さはない。
しかし、すぐには目立たないし、役に立たないけど着実にその人を成長させることをこれまでやってきた気がする。

コツコツと学校の勉強に励み、目標であったことも達成した(この時も派手さはゼロ)。
目の前のお金よりも将来のためということで、投資やブログをはじめたり、本を読み漁ったり、役に立つ系の動画・コンテンツを見たり。
そして、最近では何といっても茶道。
どれもすぐに役に立つかどうかはわからないけど、続けることで段々とその人をとんでもないところに連れて行ってくれるものである。
私はまだ実感は少ないのであるが、それでもだんだんと効果が出てきている気がする。

私はイチローさんが大好きである。
とんでもないところに連れて行ってくれるのは、小さなことを積み重ねることだとおっしゃっている。
イチローさんに敵うはずはないけど、これからもスクリーンアウトの使い手として人生においてもじわじわと敵を押し込み、気づいた時には圧倒している状態を目指したい。

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