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あたしもあたしが死んだかと思ったよ。(最近のできごと〜6月上旬まで)

■note全然更新しなさすぎたのは死んだわけではなくて、なんとなく書くことから遠ざかっていた。メンタルが安定している=書かなくて済むではないので、ほんとうになんとなく。普通に死にたい日もあったし、イケイケな日もあったし、ほぼ躁鬱っぽく生きていた。最近私が「死にたい」とつぶやくと夫が「タニシ!!(死にたいを文字って)」とかぶせ気味に言ってくれるのでなんとかなってる。

■東京出身の私と九州出身の夫。今は東京住み。コロナ渦丸二年、夫の実家に帰ってない。理由は「俺たちが原因で誰も殺したくないから」で、若い層の自分らが感染するリスクを考えるのは二の次になった。とにかく東京を出ていない。
 で、私の古い友人に今九州に住んでいる友達がいるのだけど、これがまあコロナの期間も何度も何度も東京と九州の某県を行き来する元気っ子。ほんとうに頻繁に。「あれ?私たち夫婦が帰省しないように東京を出ないようにって頑張ってんのなんでだっけ・・・?」と自分をたまに疑ってしまうくらいで、東京に来るたび「会える?」と聞いてくる。地元でも子連れで友達とカフェしたり、移動しまくっていることをさりげなく自慢してくる「この前ここ行ったんだ〜!」とか。
 ある日、「東京に行くからみんなで集まろー!」と仲のいい何人かのグループラインに元気っ子から連絡が来た。あれよあれよという間に「(子連れがいるので)子供OKのお店予約しとくよー!」みたいな話になってた。確かに約束したときには緊急事態宣言が延長する前だったが、当時5月末、東京の感染者爆発……という状況。これって考え直したほうがよくないか?と思いつつ、なかなか私言い出せず。
結局、会う日の一週間前くらい、店決めのラインが飛び交う中で勇気を持って延期にしようよと私が言った。初めてかも、こういうの言ったの。
いつも考える。「自分たちはダイジョブでしょ」と思い合っていた結果、ダイジョブじゃなかった場合のこと。きっとお互いに気まずくなってあたしたちの友情にひびが入る。結局みんなもハッとしてくれたみたいで集まりは延期になったのだけど、例の元気っ子からはめげずに「6月に入ったら会おうね」とラインが来た。私は「そのときの状況見て決めようね〜」と曖昧に返事をした。そして、いざ6月に入った直後、元気っ子から連絡が再び連絡が来て、おそるべきことに元気っ子がはコロナになっていた。でも、治ったからまた東京来てるらしい、今も。この前また「会える?」と連絡が来た。私は何も考えたくなくなった。

■ずっと興味のあった性教育の本を作れることになった。最近は時世的にもブームが来ているので、チャンスだよね。がんばる。

■仕事を選ぼうと思った話。私は編集者でライターなのだけど自分の価格が決まっている。記事1本いくらですよ〜とか、書籍1冊作るのにいくらですよ〜、とか。自分の値段を決めずにガバガバ仕事を受けてしまうと、価値がなくなるから。で、この前信じられないギャランティで依頼してきた出版社がいて、無事に断れた(セクハラもされたのでギャラ上げられても無理だったけど)。
 また、去年から仕事をしている別の出版社の人に、「その値段ではここまでしかできません」とはっきり言えた。ずっと舐めた態度を取られていたのだけど私が強く言ったことによって少し牽制できた気もする(その人、仕事とプライベートの境界線が引けてないみたいで夜中でも電話やLINEされていたので)
 5年前のわたしだったら、全部言い値で受けていたし、「私の価値なんて0円みたいなもんなんでwwwwwwwwww」と無駄に自虐したりしていたと思う。そう考えるとほんとうに人格が生まれ変わったくらい私成長できていると実感する。自分にやさしくしないと私がかわいそうだよね。

■先日、東京事変が10年ぶりにアルバムを出し、椎名林檎が例のオリパラ騒動の件に触れてインタビューでこう言ってた。

「私が先方にずっと伝えていたのは、音楽というのは権利であり、クリエイティブというのはお金の使い方の話なんですよってことで。そこが正当な形で決まらない限り、1つも手を動かさないと決めていたので」ー椎名林檎
 

クリエイティブというのは、お金の使い方なんです。私はアーティストでもないし音楽家でもないのだけど、たまにやりがい搾取みたいなことをされる現場に近いところにはいるので。この前も「週末ひさ子さんは著者さんにとても信頼されているので」という情に訴えかけるような理由で、子供の小遣いみたいな金額で本を1冊作ってくれと言われた(断った)。クリエイティブするにはお金がかかる。やりがい、情熱、信頼関係、お金じゃないもの。なんとでも言うよね、そういう人は。すべての仕事が搾取されませんように。

■妊娠するかどうか迷っている問題の話。近々この話まとめようと思う。子供がほしい、ほしくない。子を産んだら私が私でいなくなることが嫌だ、毒親になるかもしれないのが怖い、女でいることが嫌だなどなどこじらせた悩みを持っている私だけど、先日ZOOM飲みした子持ち友達の一言がぐっときた。

「子供ができたって、私は私の人生の主人公だから。なんか登場人物がひとり増えたってかんじ?」

なるほど。母親至上主義をぶっ壊すパンチライン。泣きそうだった。そう思って子供を産んだ友達がひとりでもいたことがうれしかった。

2000字も書いちゃった。終わり。



今度一人暮らしするタイミングがあったら猫を飼いますね!!