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ロンドン編⑥〜ストーンヘンジ〜

この旅で初めてのバスツアーは、「ロンドン発、ストーンヘンジ、ウィンザー城、バースを巡るツアー」だった。恐る恐るホステルでツアーを予約し、とうとうツアー当日を迎えた。


バス旅スタート、「ウィンザー城」へ

いよいよ始まったバス旅。車内では、ガイドさんが軽快なトークで場を和ませながら自己紹介と今日の日程を話し始めた。全部英語なので最初は警戒したけど、大事なところと要点は掴めたので、「これなら大丈夫そうだ」と少し胸を撫で下ろした。

最初の目的地「ウィンザー城」に到着し、みんなで城の見学に行こうとすると、ここで意外な事実が発覚。ガイドさんによると俺の予約内容には入場料が含まれていないらしく、自分で入場チケットを買わないといけないとのこと。

ウィンザー城

「あれれ?」と思いながらも予約内容を確認してみると本当にそうだった。大人しく受付で1人分のチケットを買い、ようやく城に入場。そこらじゅうに溢れる金ピカの内装に驚かされ、「なんか生活感がないな〜」と庶民丸出しの感想を抱いてしまった。

見上げる構図

ヨーロッパのお城を見るのはこれが初めてだったので、なんだかおとぎ話の世界にいるような感覚に陥った。日本とは全く違う歴史、文化、風土で培われた建物を間近で見てみると、やっぱり日本とは全然違う世界なんだなと実感した。

お城はロマンを感じる

来たぜ、パワースポット「ストーンヘンジ」

みなさんご存知のパワースポット「ストーンヘンジ」に到着。ガイドさんが、ストーンヘンジの成り立ちについてUFOの話なんかを交えながら面白おかしく説明してくれたおかげで、より楽しく見学できた。

パワースポット…

しかし、ストーンヘンジに到着して最初に思ったのは、「なんか牛のフンの匂いがする」というもの。実際にあたりを見回してみると、羊さんたちがゆったりと草を食べている、のどかな風景が広がっていた。

大自然パワー

ガイドさんは、「スーパーディメンションパワーを感じられるかも」って話していたけど、牛のフンの匂いのせいか、今回は、その力の存在を感じることができなかった。

スーパーディメンション

「バース」・・・迷子になる。

バスツアー最後の目的地「バース」は、期せずして濃厚なものになった。街に到着するとガイドの案内のもと、見事な街並みを見学。ここまでは問題なかった。しかし、この後、ツアーの予約内容に施設入場料が入っていないことがアクシデントをもたらすことになる…。

美しい街並み

街並みを見学した一行は、ローマの浴場に関する施設に入場した。俺は、例のごとく個別でチケットを買わないといけないので、みんなと別れてチケット購入窓口へ。無事にチケットを買った後、施設を見学し、そのまま自由時間に入った。

ローマン・バス(古代ローマの公衆浴場跡)

自由時間に入ったあたりからツアーの人の姿が見当たらなくなり、1人で街をぶらぶらしているうちに集合場所への行き方がわからなくなった。

「やばい、迷子だ」。

迷子の主な原因は、ガイドさんから言われた集合時間は覚えているけど、集合場所を「バスがいっぱいある交差点」くらいの感覚で覚えていたのがまずかった。それにWi-Fiもないし、地図もない。

ここはどこだっけ?

この街は、素敵な建物が並んでいるけど、建物の見た目が似ている。集合場所を探し歩いていると、ふと同じ場所をグルグルしているに気づき、

「本格的にやばいかも…」と思い始める。集合時間までは、あと10分くらい。

「異国での大人の迷子は、結構シリアス。笑」。なんて思っていると雷に打たれたかのようにグッドアイデアが!。さっき入ったローマ浴場の施設のチケットを思い出し、「あの近くならツアーの人がいるのでは」とチケットと看板を頼りに施設までなんとか戻った。

ありがとう天啓

すると…見覚えのある顔に出くわして一安心!。何食わぬ顔をしてツアーの仲間たちに合流し、しれっと集合場所までついて行った。

後々、ガイドさんに「I was lost」と話したら、「でも、ここにいるじゃない!あなたは、このツアー1番の冒険者よ!」と笑顔で言ってくれた。このツアーは、エキサイティングな経験になったけど、最高に楽しかった。

その日の夕食は、楽しさと疲労で最高に旨く感じた

あとがき

この旅の間は、WiFiがある環境でしかスマホを使わなかった。
もちろん、データローミングをオンにすれば、簡単に使えるようにはなるけれど、ほとんど使わなかった。
基本的に宿・ツアー・移動手段の予約や観光地の情報収集などをホステルで済ませておき、電車・バスの時刻表や乗り降りする場所もスクリーンショットを撮って、それを参考にしていた。

一番重要だったのは、オフラインマップ。
(ちなみに私が使っていたのは、「MAPS.ME」というアプリ。)

これはオフラインなのに現在地や公共交通機関の路線図、時刻表までわかり、旅の間、大いに役立った。オフラインなので、事前にマップをスマホにダウンロードしないと使えないのが弱点ではあるけど、忘れなければ大丈夫。

振り返ってみると海外で迷子になったのは、この時だけだった。
まあ、それもいい思い出になってる。

何事も経験



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