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ストーンヘンジ番外編

バスツアーでは、ウィンザー城、ストーンヘンジ、バースを巡り、英国の美しい田園景色に心を奪われつつも少しモヤモヤが残った。

ツアーで巡ったあたりには、伝統的な方法で羊を飼育している大きな牧場やおとぎ話に出てくるような美しい街並みがあり、英国の古き良き姿を堪能できた。

「でも、この景色にはカラクリがあった」


街並みについて

ガイドさんによると、
この街並みを構成する建物には、あまり人が住んでいない。

街並み

この地域は、観光が主な産業で人口もかなり多いという話だが、実際のところはどこに住んでいるのか、よくわからないらしい。

街並み2

ちなみに、こういった素敵な建物に住もうとするとべらぼうに高い税金を払う必要があるとのこと。

街並み3

大きな牧場がたくさん

牧場のほうは、伝統的なというか、大規模な放牧スタイルを行なっているところに補助金が出ていて、そのおかげでこの景色を見ることができている。

16番の羊さん

つまりは…

つまり何が言いたいかというと、
イギリスだって伝統的な昔の暮らしや景観が、そのまま残っているわけではなく、保全活動をしているから残っているということ。

ちょっと極端な言い方になるけど、やらなかったら残っていない。そういう活動をしてこの景色を守っている、ブランドを保っている。

日本でも伝統的な暮らし・景観が無くなっているのは同じだなと思うし、保全・継承活動をすることで、古き良き伝統を守っている。

大切にしたいものは、手間暇をかけないと残していけない。

あとがき

バスの中で、ガイドさんからここに書いたような内容を聞かされた時、「確かにそのまま残っているわけないよな」と思った気がする。

いま考えれば当たり前なんだけど、なぜか当時の自分は、「イギリスにはこういう景色が普通に残っている」と思い込んでいた。

おそらくそれは、海外を別世界的なものとして見ていた節があって、美しい景色の場所にそういった問題があることを全く考えていなかったんだろうと思う。まあ、普通はそんなこと考えないか。

そんな中で、「現実にはこういうふうになってますよ」と教えてもらった時、なんだか虚をつかれた気分になった。

※私のつたない英語力で理解したガイドさんの話をもとに書いておりますので、実情と異なる部分があるかもしれません。あしからず。

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