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『視点と思考の転機』

noteをご覧いただきありがとうございます。

Bリーグに入って3シーズン目が始まっています。

毎年選手やスタッフ・関係者など変わりゆくのがプロの世界。
こんなにも人が入れ替わる職場は少なく、特殊である環境。このような環境ではあるが、年齢関係なく素晴らしい人に出会えているなと感じながら日々働いています。


1.Bリーグの世界へ入る時もらった言葉。


Bリーグの世界に入る時にもらった言葉があった、
それは『エゴは捨てる

エゴとは
①認識、意欲、行動などの主体として、他と区別される自分。自己・自我。
②自分本位の考え方や態度。また、そういう考え方の人。
(引用)

同じ職場で働いていた大貫崇さんに京都を出発する前、この言葉を言われて意識するようになった。
大貫さんには考え方で何度か自分の世界観を変えるきっかけをもらっている。

今まで、「ストレングス&コンディショニングコーチ(以下SC)なら」「指導者なら」と自分の思い描く像があり、固定概念に囚われていたことに気付かされた。

私は、この部分がネックになり過去多くの失敗を重ねていたことは事実だ。

SCとしてトレーニング効果を理解した上ではあるが、どこか指導者側のエゴではないのか時期やタイミングまた選手個人に本当に今必要なプログラムかを疑うようになった。

2.目的を見失わない。


目的は『チーム・個人の目標達成』
トレーニングはあくまで手段の一つということを忘れてはいけない。
トレーニングをすることでバスケットが上手くなるという単純なものでもない。

B2はレギュラーシーズン60試合+プレーオフがある

チームがいかにベターな状態を保ち、シーズン終盤の大切な試合を迎えること。イメージはベストよりベター。

3.引き出し。


選手との対話を通して生まれた違う視点があり、選手から学びや発見がある。

3年目ではあるが、いろんな選手に出会ってきた。
選手自身のルーティンを見てきたことや過去に関わったSCの影響も少なからずある。
また、バックグランドの違い、国籍や身長・チームで求められる役割も様々な選手に、予想できる身体の反応や知識だけで判断できないことも多くあった。
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「やる」という1択ではなく、選択肢を常に準備しておく。疲労や身体の状態次第では「やらない」という選択を取る時もある。

トレーニングはポジティブな面だけではなく、時にはネガティブにも働く面があるのは、SCとして見落としてはいけない要素の一つ。

学生以上に短い期間で結果が求められる選手・チームだからこそ、 選手をプログラムに当てはめないことで見えてくる。

まとめ


SCのエゴを押し付けず、なぜ必要かを選手と対話してより良いものを生み出す。その時間が選手・チームのニーズからズレずに成果を出す近道だと感じている。

SCがトレーニングを通して貢献できることはほんの数%だと思っている。
だからこそ、そこに注力して最大限準備をしていくのが仕事である。

トレーニングを通して選手の可能性を引き出したい。


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