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面接官が見ている3つの要素
※当記事は約5分で読めます【約2,200文字】
1. 企業が面接で見ているポイント
面接において、企業ごとに質問も異なり、見ているポイントも様々ではないかと思うかもしれません。
しかし、企業側の目線というのは類似している点があり、それらを集約すると共通点が見えてきます。
そして、その共通点に注目してみると、企業が面接で見ている点は、以下、大きく3つに集約されることがわかります。
質問に対する回答や姿勢から伝わる
①整合性
②納得感
③熱意
当記事では、この3要素について、要素ごとに具体的にどういった側面を見ているのかについて、ご紹介したいと思います。
2. 整合性について
整合性とは、
物事や言動に矛盾がなく、整っていることを意味する言葉である。
という意味です。
つまり、面接においては、各設問において矛盾が無いようにするということが重要です。
![](https://assets.st-note.com/img/1647961079316-6qckBaIz4l.jpg?width=800)
例えば、ある一人の就活生が面接の場面で、3つの質問に下記のように答えたとします。
① 自身の自己PR
人の笑顔に触れることで幸せを感じるため、アルバイトでは、顧客の笑顔を見るために、顧客のニーズに適切に引き出し、そのニーズに応える工夫をしたというストーリーについて話す。
② 銀行の場合の志望動機において
「お客様に寄り添ったサービス提供を第一に考える」といった概念に基づいた具体的行動指針に共感したというストーリーを話す。
③ 実際に業務として関わりたい分野について
M&Aなどの法人業務に興味があることを話す。
ここまでで、自身が面接官側だとしたら、どこか違和感ポイントが無かったでしょうか?
違和感の対象としては、③です。
① であなたがどのような人なのかを聞きました
⇒人の笑顔に触れていることで幸せを感じる
② 志望動機についても「お客様に寄り添う=顧客の笑顔に触れることができる点に魅力を感じてくれたのかな?」
③ ①と②でこういう風に面接を通して、面接官の頭の中が整理されていく中で、次の関わりたい業務に対する回答が法人業務でした。普通なら人の笑顔を近くで見ることができるのは個人のお客様と関わりのあるリテール業務とかじゃないの?
となるわけです。
③は独立した質問だと考えるのではなく、②の質問に連動した深堀だと考えるべきで、同じ人からの回答であれば、本来はそこに一貫性があるはずです。
しかしながら、上記の場合、設問間で矛盾が生じているため、面接官にとって「?」という疑問が残ります。
こういった矛盾がなく、整合性のある考えが整理できているか自信がない方は今一度確認してみてください。
3. 納得感について
![](https://assets.st-note.com/img/1647961121831-3drbl3x66P.jpg?width=800)
例えば、志望動機を例にします。
志望動機に必要な要素は以下3つです。
1.「その企業が〇〇である」
2.「自分自身は△△である」
3.〇〇と△△のベクトルは同じだ(またはWin-Winの関係を築ける)から、その企業で働きたいと思っている。
この場合、〇〇と△△のベクトルが同じ(またはWin-Win)であることが重要です。
しかし、〇〇に該当する企業研究の深さが足りなかったり、△△に該当する自己分析が不足していると、3.のベクトルが同じ(またはWin-Win)という関係性が成り立たない。もしくは説得力が弱くなります。
結果、面接官にとって納得感という点において不足してしまうわけです。
上記3つの要素の詳細については、下記の記事で詳しく説明していますので、興味ある方は是非読んでみてください。
4. 熱意について
![](https://assets.st-note.com/img/1647961152982-OcwhNmjAVu.jpg?width=800)
熱意については、
「企業のことをどれだけ知った(=企業研究)うえで志望しているか」
この差だと考えています。
熱意の伝え方は様々かもしれませんが、
恋愛に例えたとき、下記どちらにプロポーズされた時に相手として選びますか?
① 容姿やスタイル等、表面的な要素が最大の理由。(誰でもぱっと見でわかる内容)
② 笑顔も好きだけど、辛そうにしているときに放っておけなくて、今後も一生、自分が守ってあげたいと強く思ったというのが最大の理由。(具体的なシチュエーションなど深く自分を理解してくれているうえでの内容)
人によっては、相手が金持ちすぎるとか他要因で①を選ぶ人もいるかもしれませんが、ここは声を大にして②を選ぶと言わせてください。
だって、一生を共に過ごすんですよ!!離婚は無しという条件付きだとしてください!!笑
ということで、人に例えると分かりやすいと思いますが、企業においても同じです。
どれだけ、自身(企業)のことを深く理解しようとしてくれているか。
つまり、深く企業研究をしたうえで、心の底から志望してくれているということが熱意として伝わるのです。
また、
「面接に遅れてくる」
「遅れはしないがぎりぎりで息を切らして面接に来る」
「誰が見ても気になるレベルでのネクタイの曲がり方」
なども、本来プロポーズする相手の前ではしない行動ですよね。
本気であればこその、あるべき姿勢がそこには表れるはずです。
そういったところも含めて企業は熱意を感じ取っています。
5. まとめ
以上のように、
① 整合性
② 納得感
③ 熱意
を質問に対する回答や姿勢などから感じ取ることによって、評価しています。
これらの要素がちゃんと網羅出来ていると、自信をもって面接に臨める状態にあるか、今一度確かめてみることをお勧めします。
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