リアル面接官が語る。面接全体と何を評価しているか。
こんにちは、皆さんいかがお過ごしですか。
私は、リアル面接官で、いろいろな会社から面接官として依頼を受けてます。そして、面接官に面接を教えるという仕事もしてます。
就職活動をしている方が勘違いをしている面接全体の感覚があると思います。それを書きます。特に新卒採用でこの勘違いを感じます。
面接は、多種多様ですが、それでも一定の流れを書きます。多種多様なので、これに当てはまるわけではないのを前もって伝えます。おおよその流れや、面接官が何を考えているのか。これを感じ取ってください。面接官が何を考えているかは、一定の範囲があり、みんな同じようなことを考えてます。
では、いきましょう。
第一印象は長い
まず、面接で面接に会う前から、書類の提出など、やり取りがあります。ここからが、まず「第一印象」です。
封筒の宛名の書き方。電話の応対の仕方。電話での声の感じ。レスの早さ。そういったすべての接点は見られています。実際に面接官は、その時点からは接点はありません。しかし、接した人からの報告として、あがってきています。その報告を面接官は見ています。例えば「書類提出の時に、元気がなく、無愛想だった」こんなメモが回ってきているので、注意してください。
会社に接点を持ってから、実際に面接官と会って2分くらいが、第一印象です。
次に、会ったばかりで、書類をしっかり見ていないこともあります。自分の書類を事前にしっかり見ていないなんて!と怒る気持ちもわかりますが、現場は現場で、面接官が本職ではなく、現場の課長とかいろいろな属性の人が面接官をしている場合があり、事前に書類をじっくり見てるケースは少ないと考えたほうがいいでしょう。その人たちにとっては、面接は自分の仕事以外の仕事です。そして、私たちプロの面接官も、一字一句読んでいるわけではなく、さらっと見てるだけです。正直、何万と書類を見ているので、さらっと見てパターンでだいたいわかります。
もう一ついうと、例えばその書類にエントリーシートや、作文、履歴書、職務経歴書などがあります。しかし、その書類を一人の受験について読むのを30分だとします。これで何人読めますか。前日に読んだとしても、16人で8時間になってしまいますね。私は、前日に50人分とか読みます。その前日には、面接を実施していて8時間を面接に使って、それが終わってから、明日の面接の準備で書類を読みます。
なぜ、前日に読むのか。
簡単です。これが一週間前に読んだら、面接当日はほとんど忘れてるからです。メモをとって、メモを見てる暇はありません。面接は生き物です。メモを見てる限り一流の面接官ではないですね。本人との現場でのやり取りの中で個性を浮き彫りにしていきます。
自己紹介は単なる作文。評価せず
まず、自己紹介や、自己PR、志望動機を言ってもらうことがあります。その自己PR作りにみんな時間をかけすぎです。面接官は、作文として聞いてます。本当のことだとは思ってません。作文として聞いてます。
そして、なぜ、それを最初に聞くのか。話のきっかけが欲しいからです。その程度の感覚です。自己PRや、志望動機を聞かなければいけない流れ以外の場合には、私は聞きません。理由は、そんな作文を聞く時間がもったいないからです。
なので、みんな自己PR関係は、さらっと言えればいいですよ。そんなに一生懸命に作ってもボロが出るだけです。面接官も大して評価してません。
面接官が評価していることは何?
じゃあ、何を評価してるのか。実際、明るさ、素直さだったりします。もちろん、今後の戦力!みたいなのは期待したいですけど、そんな人ほとんどいないのが現状です。だから、スキルじゃなくて、人柄で判断してます。
本当に聞きたいことは
本当は、今まで何をやってきたか。今後のために何に自己投資をして、実際どう動いてるか。そんなところを本当は聞きたいですね。これは、また詳しく書きます。
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