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『現代日本人の意識構造』

【2019年以降注目のマーケティング関連書籍】その8

『現代日本人の意識構造』

 編者:NHK放送文化研究所
 出版社:NHK出版
 第1刷:2020年2月20日

現代日本の意識構造

1. 本書を読んだ背景

今回は私の主業務であるトレンド分析・デスクリサーチの必須文献のご紹介です。
ですので、いつものように「背景」や「どんな人に向いているのか?」は省略します。
 
2. 本書のポイント

まず、本書のタイトルにある「現代日本人の意識構造」を業務や学術で調べたい場合、“Webの無料検索”では部分的にしか探すことができない時系列傾向などは、こういうリアルの書籍でしか見つけることができません。。
 
帯の宣伝文、“わかる”人には効きますよね。
「日本人の心の変化を正確に知りたいとき、私はいつもこの調査を参照している」大澤真幸(社会学者)
 
そして、さすがNHKさん、しっかりされていると思います。
たとえば世代区分では、政治学者の綿貫譲治の投票行動に関する調査を参照されていたり。

例えば、インターネットにより情報量が天文学的に増えた今でも、実は“変わっていない”仕事相手に求めること。
割と以外だったりするんですが、こういうことを押さえておいたほうが、誤らないと思うよ、という調査結果も貴重です。
トレンドセッターの論客に振り回されないためにも。
 
3. 感想

1973年から2015年までの45年間で、最も変わったもの。
その領域は「家庭・男女」。
考えさせられます。
なぜなら、意識の変化と実態の変化のねじれとかが今現在の喫緊の課題になっていたりすると私が思うからです。
  
以上です。

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水琴窟


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