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【AIは簡単】楽して稼ぐのはいいことだ『ダブルハーベスト』Prologue#4

こんにちは。シンラボ共同代表の草場です。

いよいよAIの実装に向けて動いていきましょう。最適な本、『ダブルハーベスト 勝ち続ける仕組みをつくるAI時代の戦略デザイン』を見ていきます。

是非ご購入ください!!


目次は以下です。

【Prologue】勝敗を分ける「何重にも稼ぐ仕組み」──ハーベストループとは何か?
【Chapter 1】AIと人とのコラボレーション──ヒューマン・イン・ザ・ループ
【Chapter 2】AIで何を実現するかを見極める──戦略デザイン構築のための基盤づくり
【Chapter 3】戦略基盤を競争優位に変換する──戦略デザインとしてのAI
【Chapter 4】データを収穫するループをつくる──ハーベストループでAIを育てる
【Chapter 5】多重ループを回して圧勝する──ダブルハーベストこそ最強の戦略
【Chapter 6】ハーベストストーリーを実装する──AIプロジェクトマネジメントの考え方
【Epilogue】地球をやさしく包む「最後のループ」──SDGsとハーベストループ

まずはPrologueから!昨日の記事は以下です。

■Prologue
ダブルハーベストの威力、すさまじいですね。アマゾンモービルアイのループを見ましたが、案外出来るかも?とか思いますね。楽しみだ。本日はタイトルも強烈です。

・楽して稼ぐことはいいことだーー発想の大転換が必要
どういうことでしょうか?

他方で、自動的に儲かる仕組み(ループ構造)を作るときに、最大の障害になるのは、じつは、日本人の勤勉さではないか。そんな疑いが頭から離れない。

これは、、、?

日本人は手を動かすことが大好きで、「楽して稼ぐ」ことに抵抗感を覚える人が多い。しかし、よい戦略、正しい戦略は、いかに「楽して稼ぐ」ことを徹底できるかで決まる。手を動かすからえらいのではなく、できるだけ手を抜いて、勝手に稼ぐ仕組みを作った方が儲かるし、えらいのだ。

楽して稼ぐ。経営者からみると確かにと思います。

日本人はもともとオフライン環境では非常に丁寧で、質の高いオペレーションを得意としている。そのため、それを1回オンライン化してデータをとる仕組みをつくれば、そのデータをAIに与えて勝ち続ける戦略デザインを構築することにかけては、他の国に劣ることはないはずだ。だからこそ、躊躇なく、遅延なく、DXを進める必要がある。

これは朗報ですね。今取り入れれば、日本の強みを活かせる。しかし、、。

逆に、いまAIを戦略デザインに組み込めなければ、「残りの93%」の世界もGAFAMのような外資系企業に支配せて、日本企業は誰かの下請けにならざるを得ないかもしれない。

今後は、日本語の壁に守られていたものも変化が起きます。AIのコモディティ化により、言語障壁が無くなるからです。ロゼッタの取組みが話題になりましたが、逆もあり得ますよね。

この本で議論する自走するループを二重、三重に築いてライバルたちの追撃をかわすことが出来れば、資金的な余裕ができ、新たな事業に乗り出すことが出来ます。

設けることが悪ではないのだ。むしろ、お受けることが出来なければ、誰のことも助けられない。誰の役に立ちたかったら、しっかり儲ける、儲け続けることが必要なのだ。

作者の意気込みが感じられますね。

第一歩が「出来るだけ手を動かさずに稼ぐ仕組み」を作ることだ。AIを使って、まずはハーベストループを回して収穫することを目指そう。

この後、CHAPTER1で、AIにまつわる誤解が解かれていきます。AI化は自動化とは違います。DXはデジタルシフトではありません。

AIはむしろ人間の仕事をサポートして、人間が人間らしく働く環境を提供してくれる。「ヒューマン・イン・ザ・ループ」と呼ばれる人間とAIとの新しい共生関係を提示する。

CHAPTER2では、AIによって実現できる様々な最終価値を例示して、AIを使うメリットが解説されます。

CHAPTER3では、戦略デザインとしてのAI活用が深堀りされます。ここまでで、どのAIを使ってどんな価値を実現し、ライバルにどう差をつけるかというシングルラインが描けるようになります。

CHAPTER4で、データを育てて収穫するハーベストループの構築方法が説明されます。

しかし、まだ安泰ではありません。
CHAPTER5では、1つ目のループとは別のループ構築を裏側で回す手法が解説されます。簡単には真似できないため、他社が気付いたころには既に手遅れとなります。

そして、CHAPTER6で、AI特有のプロダクトマネジメントについて、マネージャーが抑えておくべきポイントが解説されます。

それではいきましょう!

草場壽一
https://sinlab.future-tech-association.org/

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