#68 ぼくは勉強ができない

昔、自分の親に私の教育方針について質問したことがあります。
「自分で決めれるように育てようとしてた」とのことでした。

子供を育てることって
自分自身の集大成、結論みたいなものを伝承する
ってのに近い気がする。

「一緒に考える」という結論もあるだろうし
「〇〇は絶対しないこと」とか「〇〇できるように」とか
自分の中のポリシーみたいなものを言語化していく作業なのかも
しれない。

子供って、純粋で空気を読んだりはしない。
わからないことはわからない。
言葉にできないけど、気持ちがついてこない。
それもうまく説明できない。
だんだん大きくなってきて、世界が見えてくる。
その上で、何をできるように、何をしないように何を伝えるのか。

その中で、今までのまとまっていない何かが
きっとまとまっていって、自己が輪郭から形作られていくのかもしれない。

そんなことをこの本を読みながら、ぼやっと
私は、子供に何を伝えられるかなって考えました。

まずは、
「事象を自分の目で見て向き合えるように」したいかな。

と子育てしたことない31歳が妄想を膨らましながら。

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)