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【料理】脱初心者のための3Tips【論理派向け】

料理はあまり好きではないけれど、必要に迫れて料理を毎日しなければならない人のためにこのnoteを書いています。

noteのタイトルの「料理初心者」とは何なのか、想定するラインを書いておきます。

入門レベル ・・・レシピを見ても料理がおぼつかない
初心者レベル・・・レシピを見れば美味しい料理を作ることができる
一般レベル ・・・レシピを見なくても基本的な料理を作ることができる
上級レベル ・・・再現性を持って美味しい料理を作ることができる
         また、クオリティの高いレシピを開発することができる
プロレベル ・・・お金を貰える料理を再現性高く作ることができる
         盛り付けや食器の適切の技術がある

上記のような想定でいます。
つまり、脱初心者向けというこのnoteは、
「レシピを見なくても基本的な料理を作れるようになるためのTips」と言い換えることができます。

また、このnoteでは、具体的な料理名を出した話はしません。
「料理」という行為の中の普遍的な要素を切り出して説明します。
これから何の料理を作るときも、このTipsを思い出せばある程度の高いクオリティの料理が完成するというものです。

では、Tipsの説明に入ります。

Tips1:具材の切り方は、1:1か2:1以上にする

具材の切り方は、完成した料理の食べやすさや具材ごとの味の染み方に大きく影響します。
適切な切り方を選択することも必要なので、どう切るか、という点も学んだ方がいいです。
同時に、具材の大きさについても、気を付けるべきです。

まず、具材の切り方を1:1にすべき時は、炒め物や汁物など
具材について主従がついていないときです。
口に運ぶ際に、具材の大きさが不ぞろいになっていると、非常に食べづらいです。また、咀嚼の際に歯や下に当たる回数が揃わなくなってしまうので、
細かく切った具材が目立たなくなってしまいます。
さらに、大きく切れば切るほど、味の染みこみが悪くなるため、調理時間を揃えた時に、味の濃さが不均一になってしまいます。

次に、具材の切り方を2:1以上にすべき時は、
具材について、主従がついているときです。
言い換えれば、メインの食材+サブの食材の構成となっている料理です。
こういう場合、切り方を2:1以上にした方がいい理由は、食感の変化を持たせるためです。
同じ大きさで切ってしまうと、同時に口の中に入って、どの食材がメインか、分からなくなってしまいます。はっきりとした切り方の傾斜をかけることで、メインの食材を際立たせることが、この種類の料理のポイントになります。

Tips2:味付けは生理食塩水のラインを意識する

生理食塩水とは人間の体液の濃さほどの食塩水のことです。
具体的な濃さで言えば約0.9%(100gの水に0.9gの食塩を入れた程度)です。
この程度の濃さのものは、人間の細胞内外の水分移動に影響を及ぼさないです。
詳しく知りたい方は、「生理食塩水」「浸透圧」などのワードで調べるといいです。高校生物の履修範囲です。

料理に調味料を加える際に、塩分量が、生理食塩水程度になると、ちょうどよく感じることができることが多いです。
ただし、料理によって、若干の調整が必要な点があります。
汁物など、使用した食塩量がそのまま摂取量となるものは、加えた水分量に対して0.9%を乗じた量の塩分となればいいです。
一方でつけダレなど、使用した調味料を全量食べないものについては、もう少し濃度が上がったほうが美味しく感じるはずです。

Tips3:肉類の味付けは早めにする

肉類、と書きましたが、タンパク質を含む食材全般について言えます。
タンパク質は、アミノ酸が結びついているものです。
肉類などは熱を加えると硬くなります。これは、食材の中に含まれるアミノ酸と糖が、熱を加えることで結びつくからです。メイラード反応と言います。
肉類の細胞に味をしみこませるためには、硬くなる前に味をつける必要があります。
だから、多くのレシピでは”下味”をつけることを推奨しているのです。
下味をつけつタイプのものでない料理についても、肉類を投入した場合は、すぐに味付けを開始することを推奨します。こうすることで、食材に味がよく染みます。

まとめ

今回紹介した3Tips
Tips1:具材の切り方は、1:1か2:1以上にする
Tips2:味付けは生理食塩水のラインを意識する
Tips3:肉類の味付けは早めにする
を意識すれば、料理のレベルは脱初心者となること請け合いです。
みなさんの料理Lifeがよりよくなることを願っています。



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