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頭痛、頭の症状でお悩みの方へ【手技道コラムNo.133】(再掲)

2016.11.6掲載


皆様、こんにちは。

手技道の多治見です。

急激な気温の変化で体調を崩される方も増えました。

元々日本は気候の変化が激しい春夏秋冬の国ですが、

最近春秋が短く寒暖差が激しいのは、四季の楽しみが減り、

やや残念です。

さて、この所、頭痛、頭がぼうっとする、自律神経失調症であるといった症状の方が、続けて来院されました。

これもタイミングだと思いますので、そういった症状でお悩みの方へのお話をさせて頂きます。

頭の症状にも幾つかの種類があります。

病名のあるような症状以外にも、判断能力や記憶力も様々なダメージによる影響などがあります。

来院患者さんの中にも頭痛を持っている方は沢山いらっしゃいます。

頭の症状の例

①頭痛(筋緊張性頭痛、血管拡張性頭痛)

②判断能力の低下(頭がぼうっとする)

③忘れっぽい(記憶力の低下)

④イライラなど情緒の不安定(自立神経失調症など)

頭の症状の原因

①経年的疲労性

・関係する症状:頭痛、判断能力

筋膜は他の筋肉/筋膜系と動きが連動し合います。

特に上半身の中でも、頭に影響のある部位は「目」、「首」、「上肢(腕)」、「背中(脊椎)」などです。

こういった部位に疲れが溜まって、普段から筋肉の緊張が抜けなくなると、その周囲の筋肉に拘縮が生まれ、血流や神経伝達に問題が出て、痛みが出て来ます。

疲労している部位を施術することによって、頭部の緊張も緩んで症状が緩解します。

意外にも腕は首を経由して、頭の疲労を多く溜め込むので、腕のマッサージは効果的ですが、その際、腕が楽になった分、首の疲れも感じやすく成るため、どちらの施術も大切です。

※頭痛を併発している方は手技をすると症状がよりはっきり感じられて痛みが増す場合(脳が感知する)がありますので、ご注意下さい。

・自主ケア:米噛みのトリートメント、経穴(合谷、天柱、風池)押圧、腕のトリートメント

各ツボのポイントはイラストをご参照下さい。

合谷は角度を変えながら押すと中に固いポイントがあるので、そこを探して押して下さい。

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②原遺障害

・関連する症状:頭痛、判断能力、記憶力、神経症状

これらは原遺障害の種類によって様々な症状に影響します。

特に多い原因となるのが「出生~幼少期~思春期の頭部打撲(及び頚椎捻挫)」です。

赤ちゃんは大人に比べて、頭部の比重が大きく重いため、ちょっとしたことで転倒や落下して頭部を打撲します。

多くの方は、ちょっとした高さから落ちたことや、スポーツ中にどこかに頭をぶつけたと行ったことはあると思いますが、

出血等がない場合は現代医学でも問題視されませんし、実際原因レベルの打撲であっても脳検査でも反応がないことが殆どです。

これらは残念ながら、治癒させるには自主ケアが難しく、今現在では、病院や通常のマッサージ店ではまだ対応が難しく、手技道のような専門的な施術を必要とします。

逆に施術を行うことにより、頭痛が軽減したり、判断能力や記憶力が上がったりといった自覚症状の軽減や能力向上を感じる方も多数いらっしゃいました。

◆脊椎神経の打撲→各種の神経症状

階段の落下、器械体操や柔道などのスポーツ活動中の打撲、交通事故のむち打ちや打撲などで、頚椎や脊椎にダメージがある場合、脊椎の中にある大きな神経に負担が掛かり、様々な症状の原因となります。

・代表的な関連疾患

自律神経失調症

側弯症

脊椎ヘルニア

呼吸器系疾患

線維筋痛症

③食生活からくるもの、頚椎迷走神経

こちらに関しては、門田先生が【手技道コラムNo.63】~自分で分かる頭痛、目の異常の原因~にて、痛みの部位と食事内容の関連性について解説しておりますので、是非ご覧くださいませ。

〇自主ケア

最後に頭の症状や疲労全般について。

人間は上の疲労は下に、下の疲労は上にと、実際に疲れているところから離れたところに、例えば脳から離れていれば離れているほど、頭の疲労を感じにくく成るため、頭の疲労を足元に逃がすという性質を持ちます。

同時にヤジロベーのように足元の疲労を取ることで、頭の疲労も軽減する性質も有るため、逆上せたり、頭に症状がある場合は、足の指をよく回しておくと疲労回復に効果的です。


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