灼熱するリベリオン

灼熱するリベリオン

「サイバネ者が…超人に歯向かう…などっ」

エンゲは吐き出すように言った…マルクに貫かれ、人工血液の血溜りに身を沈めながら。マルクは絞り出した。

「君だってサイバネ者じゃないか…!」

地に伏すのはかつての友。
だがマルクは振り返ることなく進み続る。

その視線の先には神秘の光を放つ巨大な塔。
そこに座すのは不可侵にして絶対の支配者。
現人神、8人の輝けるオーバーマン!

彼らは全てを奪い続けてきた。
友を、家族を、誇りを、人々の体を。

マルクは決断していた。奴らを滅ぼすと!

マルクは駆ける!塔へ向かって!
拳の機構が灼熱する。それは旧人類が産んだ滅びの兵器である!

「ううぉおおおおおーー!!!」

雄叫びと共に放たれる超弩級の一撃!
巨大な塔が傾き…崩落を始めた!!

だがマルクは止まらない。
駆ける。そして跳躍し塔の天井を突き破る!
突き破る!突き破る!突き破る!突き破り続ける!
その頂点を目指し!

「俺は破壊する…お前達の意思を!!」

【次回「超越者たち」に続く】

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