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しゅげんじゃさんの好きな漫画 2019
面白そうだからやってみよ。でもほとんど「いいね」がつかない気がする。ドキドキ。#いいねの数だけ好きな漫画を言う見た人もやりましょう拒否権はない
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
やってみました。そしてまとめてみます。
あ、ちなみにあえて挙げなかったんですが、僕の中では「キン肉マン」と「デビルマン」は殿堂入りしています。あと最近読んだ「胎界主」。掲載はWebのみなので挙げていませんが、これも凄い漫画ですよ。
では、はじめます。
1. 真説 ザ・ワールド・イズ・マイン
1. 「真説 ザ・ワールド・イズ・マイン」(新井英樹)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
これを好きだと言うと人格が疑われる気がする。それぐらい最低最悪、圧倒的に猟奇的で凄惨な漫画。しかし一気に最後まで読み終わった時、僕の心はどんな漫画でも得られなかった深く静かな感慨で満たされていたのだった。
【完結済】これはほんとに人格疑われそう。歪んだ男性性が世界を道連れにして疾走する。そんな漫画です。しかしそのラストは奇妙な静けさと美しさに包まれている。なお凄惨な描写(特に女性に対する)に耐性がない人は読まない方がいいです、絶対に。
2. pet リマスター・エディション
2. 「pet リマスター・エディション」(三宅乱丈)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
最終巻のエピソード「我爱你」を読んで僕はマジ泣きしました。そんなことは漫画を読んで初めての体験だった。人の業……! 年内にもアニメ化されるらしいので、その前にnoteにも感想を書くつもり。同じ作者の「イムリ」も激しく素晴らしい。
【完結済】ツイートにも書いた通り、年内にアニメ化されるらしくその前には感想を書きたいなぁと思っています。それにしてもまさか漫画を読んでいて涙を流すことになるとは思わなんだ。どんな雰囲気の漫画なのか……についてはアニメ公式サイトのINTRODUCTIONを読むとわかりやすいです。
3. 預言者ピッピ
3. 「預言者ピッピ」(地下沢中也)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
ジャンルとしてはSF。これはマジでヤバい漫画です。読んでてじわじわと真綿で首を絞められるような感覚と、ガンガンとハンマーで殴られるような衝撃が同時に襲ってきます。全てがヤバい。しかし最新の2巻目が出てからすでに8年が経過。絶望しかない……。
【未完】AIという言葉がバズワード的に騒がれるようになった昨今ですが、その10年以上も前から「シンギュラリティ」を描いていたのがこの作品。マジですごい漫画です。まだまだ時代はこの漫画に追いついていないぞ! だから、だから続きを早く……。
4. 錬人
4. 「錬人」(松本しげのぶ)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
昭和92年! ディストピア日本! 容赦のないバイオレンス! あっさりと人が死ぬ! しかし1巻のみで事実上の打ち切り! 敗因はこんな漫画をコロコロコミックの兄弟誌で連載してしまったことでしょう。でも1巻だけでも読む価値あり!(※ 個人の感想です)
【未完】絵柄はまさにコロコロコミックなんですが、その物語は美しく、そして疾走感があります。主人公である錬と育子のキャラクター描写が非常に良い。そして容赦のないバイオレンス。かなり好きなんですけど、続刊は望み薄なんだろうなぁ。
5. 暁星記
5. 「暁星記」(菅原雅雪)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
テラフォーミングされた金星。文明を忘れた人々。彼らに介入する「管理人」。精霊。そして地獄! 話が進むにつれてすべての伏線が回収されていき、そしてラストでは……! 独創的で圧倒的なSF。完結済みなのでお勧めです。
【完結済】原初的な文明世界を描いた作品……と思わせといて、少しずつ壮大なSF的世界観がベールを脱いでいきます。……なんですが、さらに話が進むにつれて徐々にそのSF的世界観の中に伝奇的な何かが浸食してくるのです。それがこの作品に独特のスケールと深みをもたらしている。好きですね。
6. 火鳳燎原
6. 「三国志群雄伝 火鳳燎原」(陳某)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
香港の漫画。この漫画には知力100の呂布が出てくる! 全ての登場人物が格好良く(顔良や文醜ですらめちゃくちゃ格好良い)、知と暴、漢気を漲らせて活躍する! 知謀に次ぐ知謀、まさかの展開の連続! しかし日本語版の出版は9巻で打ち切りとなったのだ……。
【(日本語版は)未完】これを読むためだけに中国語を勉強しても良いのでは? そんな気分にさせられる漫画です。司馬懿が主人公格として扱われている時点でポイントが高いわけですが、それ以外の登場人物もすべてが格好良く、そしてストーリー展開が非常に熱い。あーかなり真剣に続きが読みたい!
7. 真・異種格闘大戦
7. 「真・異種格闘大戦」(相原コージ)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
史上最強の生物を決定する異種格闘トーナメント! その設定の段階でぶっ飛んでいて「はいはい、ギャグ漫画でしょ、相原コージだし」と思われるかもしれないが、しっかりと熱いドラマ、そしてバトルを繰り広げていくのだ! 特にゴリラの物語は目頭が熱くなる!
【完結済】地上で一番強い生物は何か? という小学生の妄想のような内容を漫画にしてしまった作品です。それぞれの動物たちがきっちりとドラマを持ち(つまり擬人化されているわけですが)、その背景がバトルを通じて描かれていくわけです。なぜか時おり、ふと読み返したくなる漫画です。あ、ちなみにほとんど頭を使わず読めます。
8. 西遊妖猿伝
8. 「西遊妖猿伝」(諸星大二郎)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
言わずと知れた諸星大二郎のライフワーク。(ライフワークですよね……? 先生、ちゃんと続きを書いてくれますよね……?)特に大唐編は群像劇としてとても素晴らしく、個人的に紅孩児がめちゃくちゃ好き。
【未完】この漫画については以前、他の記事でも何回か触れましたね。本っ当に大好きです。果たして、連載は再開されるのだろうか……。
9. 銃夢 Last Order
9. 「銃夢 Last Order」(木城ゆきと)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 5, 2019
最高ですね。最高です。魅力的なキャラクター達、熱いバトル、緻密に考えられた設定、深みがあり独創的な世界観。また主要キャラクター達がバトルを通じて成長していく物語でもあり、特にすさまじい勢いで成長していくゼクスが個人的にめちゃくちゃ好き。
【完結済】今年ハリウッド版の映画も公開された「銃夢」の続編。前作はサイバーパンク味が強い物語でしたが、それと比べるとより高度な文明レベルが物語の舞台となり、またバトル描写が中心となって話が展開されていきます。つまり凄まじいインフレバトルが描かれていくわけなんですが、それが破綻することなくきっちりと終わる。めちゃくちゃ良い! なおこのLast Orderの続編、現在連載中の「銃夢 火星戦記」も当然のように素晴らしいです。
10. 魔界都市ハンター
10. 魔界都市ハンター(細馬信一/菊地秀行)
— しゅげんじゃ (@_shugenja) June 8, 2019
菊地秀行のデビュー作、魔界都市〈新宿〉の続編にあたる漫画。何年も前に読んだ上に今は手元にもないので、実は話のディテールをちゃんと覚えてないのです。でもこの漫画、どう考えても僕の創作の背骨のひとつになっている気がするんですよね。
【完結済】荒廃し魔界と化した都市を舞台に、異能力者たちがバトルを繰り広げる。魅力的なキャラクターたちが容赦なく死んでいく! なんとなくなんですが、僕が書いている小説っぽいやつはこの漫画に知らず知らずのうちに影響を受けている気がするんですよね。この漫画、人から借りて読んだので今は手元にないんですけど、これを機に全巻揃えてしまおうかなぁ。Kindle版もあるみたいだし。
以上です!
こうして見ると「お前、バトルものが好きすぎだろ」という感じですね。実際そうなんですが! あとこのリストを見るとマイナーなものばかり読んでいると誤解されるかもしれませんが、そうでもないです。たとえば比較的メジャーな作品だと「ヒストリエ」とか「メイドインアビス」とか「嘘喰い」とか、そういうのも好きです。あ、あと「HUNTER×HUNTER」はなんだかんだで凄いなって思っています!
【おしまい】
きっと励みになります。