OGSMできていませんでした。
PDCAという言葉がもてはやされた時代がありました。今でもなくなったわけではないのでしょうが、最近OGSMという言葉に出会い、こちらの方がよりわかりやすいなと思ったので、OGSMについてまとめてみます。
OGSMの定義
Oは目的(Objective)
企業であっても個人であっても事業やビジネスには最終的に目指す目的があるはず。これは言語化しておくべきとされています。
なにしろ、目的がはっきりしていないと組織であれば皆の行動や目指す場所がバラバラになりますし、個人であっても日々「あれ、なんでこんなことしてるんだっけ?」と迷子状態になってしまいます。
企業や組織ならば、全体の大きな目的があり、部署ごとに小さな目的があるかもしれません。まずはそれを言語化して、皆で共有する必要があります。
Gは目標(Goals)
目的と目標は日本語ではとてもよく似ており、違いを説明せよといわれると「え~と」となってしまう人が多いのではないでしょうか。
わたしもパート時代に上司から「目的と目標の違いはなに?」と会議の席で突然あてられて、空をあおいだ覚えがあります。
しかし、この二つは英語にすれば全く別物。
目標、Goalとは数値で表すべきものであり、目的を達成するための数値目標、と考えると理解しやすいかもしれません。
実際私は「目標は数値化すべし」というところで腑に落ちました。
パート時代の私に耳打ちしてやりたい。
Sは戦略(Strategies)
目的を達成するための数値目標があり、それを達成するためにどう行動するかを言語化したもの。それが戦略です。
ともすれば目的は大きすぎて、遠すぎて日々の行動にどう結びついているかわからなくなってしまいがち。しかし、数値化された目標があることで、より感覚的に近いGoalが見えるため、行動がしやすくなります。
何のためにそれをするのか、どのくらいのペースでそれをするのか、今日は何ができればよいのかまで落とし込めるのです。
これで毎朝、パソコンの前で「きょうはなにからしょっかな」と迷うことはなくなるはずです。
Mは評価(Measurements)
日々の行動を常に振り返り評価しながら前に進みます。
数値化された目標がどのくらい達成されているか、チェックしながら行動すれば、計画に遅れが生じたりうまく結果が出ないときに、行動をすぐに修正できます。
その為、MはさらにKPIとACTION PLANによって形成されることとなります。
KPIとは戦略がどのくらい達成されているかを数値化したもの。
そしてKPIをみながら、ACTION PLANとして行動計画を立てるのです。
OGSMできていますか?
人生のOGSM
ビジネスをしている人ならOGSMはもちろん即実行すべきですが、この考え方って人生にも応用できるのではないでしょうか?
先のことはわからない。
どんなに計画を立てても人生はビジネスほど先を見通して行動することはできません。
だから、大半の人は遠い将来まで具体的に「かくありたい」というものはなく、せいぜい5年先位までしか意識しないのではないでしょうか。
それとも私が浅はかな人間だから、半年先位までしか想像できないのでしょうか。
人生の目的って?
あなたの人生の目的って何ですか?
幸せになりたい。
金持ちになりたい。
家内安全。
無病息災。
なんか弱い。
私などはもう50年以上生きてきて、これまでの人生よりも残された人生のほうが少ない域に来ております。
その状況で、無目的に「生活する」ことだけを目標にして生きるのはなんだかもったいない。
ここらで一つ、しっかりと「人生の目的」を考えてみようと思います。
そうすればいつまでに何をどのくらいやって、そのために日々何をやって、それが計画通り進んでいるかチェックしながら生きられるはず。
O(Objective)でつまずく
窓の外で風にそよぐ大木の枝を眺めながら「人生の目的」について考えています。
・・・・・・・・
今日中は無理っぽい。
明日も明後日も考えます。
考えているうちに考えるのを忘れるのが常。
こういう人間だから、OGSMについて皆さんと共有したくてnoteに書いておきました。
人生のOGSM、私と一緒に考えてみませんか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?