〜シェルパ族の長の役割〜⑦

【 主婦が0→1起業‼️   】⑦

〜シェルパ族の長の役割〜

昨日書こうと思っていた事は後々にして、今日はシェルパさんという夜勤ヘルパーさんから学んだお話しへ変更します。

私がお仕事をさせて頂きました19年前の職場でネパールから出稼ぎに来ていた方がいます。
今となっては海外労働者を雇用する福祉施設も増えたと思いますが当時は少なかったです。

シェルパさんはいつも笑顔で「大丈夫!」と言い切る夜勤のヘルパーさんでした。
本業はヒマラヤ山脈のガイドさんの一族。
山で危険を乗り越えてきているので、いつも安心感を与えて下さる方でした。
夜勤中、ネパールの水餃子を利用者さんと一緒に食べたり日本の漢字を勉強したのを覚えています。
何で日本へ来たのか?
は、ガイドの仕事には波があり閑散期もあるので一族の生活の為に日本へ来て一族の為に仕送りをする為でした。

そんな時に、私が仕事で失敗をします。
私のミスと高齢者の身体的な変化に気付けずに
怪我をさせてしまいます。

仕事を辞めようかと思い詰める位のショックで職場に行きたくない位でした。

そんな時に、親友に相談し背中を押して貰い渋々仕事へ行きます。

シェルパさんとの夜勤中に自分のミスと気持ちを打ち明けます。
シェルパさんは静かに聞いてくれたあとに、
「山に慣れた頃、気が緩み私もミスをした。
 山は一つの判断が命取りになる。
 後悔をしました。
 言える事としたら同じミスをしない様にする。ミスをしない人はいないし、ミスをしたからこそ伝えられるモノや言葉が変わってくる。
こうして、貴方に話せるのも自分のミスから得た事で話すのにも役に立っている。」

「僕は、常に自分の役割を考えている。ガイドとして、父、一族の長、ネパール人として繋がる役目を日本でしているよ。物事には意味があり全て繋がっているんだ」

「人が嫌がる仕事をするのは、巡り巡ってネパールの為や家族、自分や一族に少しだけ返ってくる」

「目の前の事に、貴方はいつも一生懸命です。
もう少し、見方や役割を考えると更に良くなる」

と教わります。

・同じミスはしない
・自分の今の役割を考える
・経験から伝えられるものを探す

という考え方に変わっていきます。

後に、対面している高齢者だけだったのが、担当階、施設として、地域として…と考えが変わっていったのはシェルパさんのお陰だと思います。

グループ施設内で、サービスや特色を均一化する為に異動する話しが出た時に多くの先輩が他への異動を断りました。
シェルパさんの言葉を思い返して、自分の施設での役割を考えて寮母長とO先輩と第一陣で異動する事にします。

背中や生き方を教わった方になります。

私は、まだシェルパさんの様に母国のために誇りを持って…と言う所までは到達出来ていないなぁ😅
と言うのと自分の役割について考える事が多いです。

明日は、「食事が食べられなくなったCさん」の話しにしようと思います。

今回、伝えたいのは…
⚪︎海外労働者から学ぶ事は多い
⚪︎ミスをする人はいない
⚪︎ミスから学び、次へ活かす
⚪︎自分の役割を視点を変えて探す
⚪︎人が嫌がる仕事は巡って自分に少し返ってくる

#主婦起業
#起業
#サラリーマン起業

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