見出し画像

ヒヤシンスのように

昨日は新しい仕事の研修があって、たったの3時間だけだったけれど新しい環境はやはりエネルギーをいつもよりも使う。帰ってきてから、一ヶ月ぶりにジムに行った。腹筋と背筋をよりつけて、これから暖かくなる季節に着たい服を理想通りに着れるように備える。

ジムから帰宅して、ソファに座り込んだ瞬間、体がソファに吸い込まれそうになるほど疲労を感じた。でも、ここ数週間はずっと休養期間だったからその疲労感も久しぶりでなんだか嬉しかった。

彼の両親が彼がしばらく帰ってこなくて寂しがっているとのことだったので、彼は実家に帰り、私は久しぶりに一人で夜を過ごした。寂しさも感じたけれど、自分のしたいことを思い切り時間を気にせずにやろう!とNetflixのスリラードラマの残りを全て見切った。身体も目も疲れたけれど、心は回復してきている過程だったからなんだか寝たくなかった。ぼんやりとただSNSを眺めて、明日はこんなメイクをしてみようと未来へのワクワクを見つけて、また悲しいことを思い出しては泣きそうになったりなんかして。

でも、この休養期間で自分を大切にする、心の声を聞くと言うことがどう言うことなのかわかってきた。遅いよって?そうだよね。でも、見つけた。

昨日彼にも、「私は今車椅子に乗っていて、あなたに椅子を押してもらっている状態だと思う。でも、そろそろ立って歩けるくらいには傷が治ってきたような気がするから、自分の足で歩こうと思う。でも、これからも手を取り合って一緒に歩きたい。」と伝えた。あまりにも比喩的な表現すぎて、少し困惑していたけれど「伝えてくれてありがとう。」と言ってくれた。

大切なものほど、求めすぎない。時には寂しくても見守ったり手放さなきゃいけない。好きな食べ物だって、食べすぎたら本当の美味しさがわからなくなってしまうみたいに、たまに、がちょうどいいのかも。

急がない、求めない、群れない。

ヒヤシンスのように、水だけでも生きていける強さが欲しい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?