昨年から大きくアップデートしたナイルの新卒研修プログラム2024を公開！

今年は6名

週末は一気に春めいた陽気になり、衣替えの季節になってきた4月中旬ですが、2週間前の2024年4月1日、ナイルに6名の新卒社員が入社をしてくれました。
昨年は5名だったので、今年の方が1名多い採用です。
今年の新卒は6名全員が首都圏近郊に住んでおり、既に内定者のタイミングで内定者インターンシップを行い、オフィスに出社もしていた面々なので、顔馴染みではありますが、改めて正式入社ということで、フレッシュな気持ちになります。

1週間の新卒研修期間を2週間に変更

昨年は少しでも早く研修を終えて、現場に入ってもらおうと思い、新卒研修を1週間で行ったのですが、連日の研修プログラムに23新卒がみんな疲弊していたこともあったので、今年は2週間（9日間）に変更しました。
今思うと、1週間は流石に詰め込みすぎだったなと反省しています。23卒のみんなごめん🙏

期間を倍にしたことで、だいぶ時間が増えたこともあり、ギュウギュウのスケジュールだった去年と比べて、今年はそれなりに余裕を持ってプログラムを組みました。そのお陰で、新卒たちも早めに家に帰って、その後に必要があれば復習をするなど、その日に学んだことをちゃんと消化していたように思えます。消化不良だと、ずっとお腹がいっぱいで新しい知識がもう入らないよってなりますが、今年はしっかりお腹を空かせて朝を迎えていくれている感じがしました。

もちろん、ただスケジュールにゆとりを持たせただけでなく、新たなプログラムを複数追加し、確実にアップデートさせています。
そんな今年の新卒研修プログラムのスケジュール表は下記になります。
（全公開しちゃいます）

新卒研修プログラム（2024Ver.）

専門性の高い社員が特別講師に

去年と比べて新たに導入したものや工夫したことはいくつかありますが、その1つが、特別講師制にしたことです。
ナイルでは、新卒研修は新卒採用ユニットから1名と人事HRBPユニットから1名と私の混合チーム3名体制で担当していますが、マナー研修など毎回同じ講師から話を聞いていてもどうしても飽きちゃいます。なので、まず人を変えようと思い、社内の人を巻き込むことにしました。
更に、どうせ巻き込むならその分野のスペシャリストにお願いしたいなと思い、特別講師をお願いしていきました。
元客室乗務員の方には、挨拶と敬語、姿勢、立ち振る舞いなどをお願いし、元キャバクラのボーイだった方には、お酒の席でのマナーを教えてもらうといった形です。専門性の高い経験をしてきた方ならではの視点で、大事なポイントを教えてくれたり、疑問質問に答えてくださるので、話を聞いていても引き込まれますし、後ろで聞いている我々にも学びがある濃い研修内容となりました。新卒たちもプロフェッショナルからの講義に「納得度が違う」と感想を述べていました。

新たな必須項目に

そのほか、新たに今年から新卒研修に加えたプログラムを紹介したいと思います。1つ目は、「生成AI活用研修」です。
ナイルでは、全社で生成AIを活用した業務効率化を進めていますし、生成AIの活用コンサルタントサービスの提供も行っています。そんな背景から、新卒社員にも、生成AIの仕組みから具体的な活用方法までを2時間かけて生成AIコンサルタントサービスの責任者からレクチャーしてもらいました。

2つ目は、「デザイン研修」です。デザイン思考を学び、実際に資料作成するプロセスを体験することで「デザインはセンスではないこと」を理解してもらいました。
3つ目は、「マーケティング研修」。マーケティング思考や各種フレームワーク、ロジカルシンキングを学んでもらい、ゲームで実際にマーケティング思考を活用してみるプログラムです。
更には、「D＆I研修」ではD＆Iの意義やどうして必要なのか、会社としてはどう考えでどういう取り組みをしているのかを伝えたり、他にも中長期を見据えたキャリア自律のヒントを提供する「キャリア研修」や、新卒社員が陥りやすい「リアリティ・ショック」などを事例にあげ、起こりうるメンタル不調を事前に知り、回避方法などを押さえておく「メンタルケア研修」なども導入しました。

これらは、必要だしとりあえずやってみよう！と導入を決めましたが、実際にやってみて、もはや必須項目だなと思っています。新卒メンバーからの反響も良かったですし、来年以降も実施していきたいプログラムとなりました。

時代とともに

基本的に新卒研修は、何ヶ月もやるのではなく、極力短くして早く現場に配属させてあげたいと思っていますが、やはり最低限のインストールと最初だからこそ伝えておけることもあるよなと思っています。
1年に1回しか実践できない新卒採用研修だからこそ、その時々、時代に合わせて必要なプログラムをしっかり入れ込み、アップデートさせていくことが必要だなと改めて感じさせられました。

新卒研修を終えて、それぞれの現場に送り出したところで、新卒採用担当としては、1つの区切りとなります。
新たに加わったこの6名が、ナイルに新しい風を呼び込み、社内外に影響力を広げ、大いに活躍してくれることを期待しています。