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2023年4月入社の新卒に、研修初日に伝えた「WBC」

新卒社員5名が入社


2023年4月3日、ナイルにも5名の新入社員が新たに入社をしてくれました。
私が2021年9月16日に入社して、10月から取り掛かった「新卒・ポテンシャル採用」の活動にて入社を決めてくれた5人です。
学生時代から仲間とアパレルブランドを立ち上げて販売していたり、個人で動画制作事業を始めて地元の企業向けに展開していたり、大学院でロボットの研究をしていたりとそれぞれ個性的なメンバーです。
半分以上が既に内定者インターンとして稼働してくれてたりするので、新鮮味は正直そこまでないのですが、やはり5人揃って一緒に仲間に加わってくれるこのときは、まだかまだかと待っていたので、ココロオドります。

ナイルではしばらく新卒入社をストップしていたこともあり、新卒を受け入れる体制や研修プログラムも今回改めてイチから設計していきました。

新卒研修の狙い

多くの会社が、この時期新入社員向けに新卒研修を実施していくと思いますが、何ヶ月でプログラムを組んでいるでしょうか?
私は、極力研修は短く済ませて、1日でも早く現場に出たらいいと思っているタイプであり、今回のナイルの全社新卒研修は必要最低限だけを盛り込む形で1週間で設計しました。月曜日から金曜日までの5日間一本勝負。短期集中で、実施することにしました。

この一週間という短い時間の中でなにを届け、何を期待するのか。まず研修の目的として以下をあげました。

新卒研修の目的

新卒研修の一番の目的として挙げられるのが「マインドセット」です。これまでの学生というフィールドから、社会人になるにあたって、スイッチを入れ替え、そのアシストをしてあげる必要があります。

次に今日からナイルの一員になるということで、その自覚を持つこと、心得としてミッション、ビジョン、バリューをしっかり理解することを求めていきます。

最後は、全社の事業理解。ナイルは複数事業を展開しており、当たり前ですがそれぞれの事業にまた複数の部署があります。
最終的には、いずれかの部署に配属されていく新卒たちですが、その部署に入社したのではなく、あくまでナイルに入社したので、全社の事業理解を期待したいです。

新卒研修で期待する「WBC」思考

そんな目的を持ったうえで、彼らにGOALを提案しました。
それが「WBC」です。以下の3つの思考をこの一週間で意識して欲しい、習慣に落とし込んで欲しいと思い設定してます。

新卒研修のゴール「WBC」3つの思考

【WHY思考】
仕事では、研修プログラムもそうですが、どんなことでもその目的・意義があります。「なんでこの研修があるんだろう」「この課題にはどんな意義があるんだろう」と考える癖をつけて欲しいなと。究極、「なんでここで10分休憩するんだろう」まで考えてみることで、意義がわかり、それを踏まえてこなしていくことが、ただなんとなくこなしていくことと大きな差に繋がると思っています。

【BEYOND思考】
仕事では、必ず相手がいます。一人でなにか仕事を始めたとしても、お客様やユーザーは必ずいて、相手を想像して動かなくてはいけません。期待を超えることで大きな価値を提供できます。チームで動くときは、先輩や仲間、パートナーの期待を超えることも当然重要です。これは研修でも同じで、講義をしてくれる先輩社員やプログラム設計をしている人事担当者の期待を超える振る舞いやコミュニケーションは研修期間にもできるはずです。
挨拶ひとつから、相手の期待を超えることを想像して、実行に移していって欲しいと思っています。

【CORPORATE思考】
今日からナイルの一員としての自覚を持つことにも繋がってきますが、今日から個人の人格だけではなく、法人格もある意味得たわけですので、ナイルの社員としての振る舞いをして欲しいし、ナイルをもっとこういう風にしていきたいと会社自体を主体的に捉えて、アクションをしていってもらいたい。まだ新卒なので色々してもらう受け身ではなく、新卒だから会社に対してできることがあるはずで、能動的に取り組み、仕掛けていって欲しいと思っています。

数年後にも思い出してくれたら

新卒研修で何を学んだのか、今でも思い出せるって人はどのくらいいるのだろう?別に成長していれば当たり前になることが多いので、覚えてもらっていることが正ではないのですが、せっかくなので覚えてもらえたら嬉しいなと、設計する身だと思ってしまいます。

2023年に入社した彼らが、数年後、ちょうど入社したときWBCが盛り上がっていて、侍Japanが世界一になったなぁと思い出したときに、ヌートバーの存在と一緒に、この「W・B・C」の3つの思考をセットで思い出してもらえると嬉しいなと期待して、この一週間はWBCを意識したコミュニケーションを新卒研修で取っていきたいと思います。

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