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びじゅチューン!を推させてくれないか

大変です。
私の推しジャンル「びじゅチューン!」が、来年一月二日~四日の三日間に渡って七十二作品連続放送の超大盤振る舞いが決定しました!!

作者様ツイートより。
もうこれは布教するしかない! ということで本日の記事は「びじゅチューン!」でお送りします。ああ、noteでよかった。(フラグ回収)

「布教されても、テレビで見るのは面倒で……」なそこのアナタ。
肝心のコンテンツは、ネットで全作品見れますのでこちらのサイトへささ、ずずいとどうぞ!

また、Youtubeでも一部作品がNHK公式から公開されています。
初めての方にインパクト絶大な「鳥獣戯画ジム」を紹介しておきますね。

「びじゅチューン!」は、NHKEテレにて放送されている五分間番組です。現在は水曜夜七時五十分が本放送、月曜と火曜にも再放送があります。
世界の様々な「びじゅつ」を、作者の井上涼先生が独特の視点で妄想したアニメにして展開するのですが、なんと先生おひとりでアニメ制作・作曲・歌唱を行っています
しかもほぼ月に一曲新作が公開されるハイペース供給。子供のみならず、大人も一緒に色々な「びじゅつ」についての知見が肩肘張らず得られる、素敵なタイトルなんです。

テレビの放送内ではアニメが二回かかるのですが、最初は井上先生だけの歌唱バージョン、先生のネタ元びじゅつの解説を挟んで、ジョリー・ラジャーズのコーラスが入った歌唱バージョンのアニメが流れます。作者の名前をコールしていたり、かけあいっぽかったりと楽しい。
Web公式サイトで見られる映像は井上先生版、サントラに収録されるのはコーラスあり版で、違いを楽しむことで二度おいしいのが嬉しいですね。

「びじゅチューン!」の世界はひとつながりになっているようで、ある曲の主人公だったキャラクターが、他の曲にちょこっといたりする「カメオ出演」がかなり頻繁に起こります。今度の新曲には誰がゲストでいるんだろう、と探してみるのもまた楽しいんです。

カメオたくさんの「特急三日月宗近」。「びじゅチューン!」をひととおり見た人なら、ニヤニヤできるはず。

グッズも沢山出ており、NHKキャラクターショップやLoftを中心としたイベントでも購入できます。井上先生のサイン会には作中のキャラのコスプレをしたファンが、子供さん、若い方、家族連れと幅広い年齢層で集まります。

ともすればハードルが高い美術鑑賞。近くに美術館や博物館があっても、足を運ばないという方も多いと思います。実際に私がそうで、大学のすぐ横に静岡県立美術館があったのですが見にいったことがありませんでした。
が、今はその静岡県美に「びじゅチューン!」に登場する「樹下鳥獣図屏風」(伊藤若冲)があると知って興味がモリモリ出てきております。あと「考える人」と「地獄の門」(ロダン)のレプリカもあって、こちらも「びじゅチューン!」ファン向けです。

「びじゅチューン!」に触れる事で「あ、これ知ってる。牛乳こぼすやつ」とか「見返りすぎてドリルになるやつね」とか「地獄でヘルスチェックされる絵」とかの印象が残ります。(なんじゃそりゃ、と思われるかもしれませんが、そういう作品群なのです)
ユル~い切り口だけど「知らないもの」ではなく「知ってる作品」になる。本物が近くで展示されるなら見てみたいなと思えるようになるかもしれない。知らないものへの恐怖ではなく、親しみでもって受け入れる姿勢ができるのは、素晴らしいことだと実感しています。

私が大好きなのはサモトラケのニケで知られる女神ニケ像の歌、「Walking!ニケ」です。
背中の翼ですぐさま目的地に着くより、自らの足で歩いて楽しく散歩をする事を選んだニケさんの曲です。元気が出てくるマーチング風の曲が気に入ってしまい、グッズ化を待ち望んでいます。

「びじゅチューン!」の楽曲はサンバ、ラップ、ロック、ダークメルヘン、ディスコ、ドラムンベース、ケチャ、インド……っぽく聞こえる曲の作りも秀逸なんです。色々な作品を視聴して、お気に入りの曲を見つけてもらえれば幸いです。

長々語ってきましたが、とにかく「びじゅチューン!」はいいぞ。

イラストも描いてて楽しかったので、また機会あれば描きたいですね。

同じくEテレの「JAPANGLE」もいいぞ!! という主張。
気になりましたら是非ご覧ください!

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