フィルムの話2.0:Kodak ULTRAMAX 400(練習編)
前回はKodakのFunsaverことレンズ付きフィルムを使った時の話を書いたが、今回はその後Nikonのコンパクトカメラを手に入れてフィルム写真を積極的に撮り始めたころのことを書いてみる。
出会い
センター長である私は2021年6月に引っ越しをしたが、半年以上開けていない荷物もあった。そのうちの一つからNikon社のコンパクトカメラ、ZOOM300 AFが発見され、写真店で「おすすめ」されていたKodakのULTRAMAX 400 を入れてさっそく近所で何枚か撮ってきた。
前回のKodak Funsaverはiso感度が800であり、今回のULTRAMAXは400であることを考えると、粒子感は抑えられており、よりシャープなイメージである。しかしデジタルの鮮明さに比べると柔らかくもあり、最初のフィルムとしては良い選択ができたのではないかと思う。
川崎へ
ちょうどこの時旧知の友人と川崎で会う予定が入り、カメラを持って行った。
友人と合流して訪れたのは川崎市岡本太郎美術館。戦後日本のデザインに関する企画展のチケットをもらっていたこともあり、二人とも楽しみにしていた。
何枚かの写真を見て、このフィルムは「原色」に強いと感じた。虎の黄色やロマンスカーの朱色、客車の青がとても鮮やかなのである。
近場(武蔵野)で練習
近場で生き物や風景、曇天と晴天あらゆる対象と条件を試し、デジカメとは異なる感覚を楽しんだ私は、残りのフィルムを入れたまま静岡県は下田を訪れることとなる。下田での旅の記録は長くなりそうなので別記事で。
ではまた。
執筆:センター長兼フィルム班・班長
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