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ホラー映画でビクともしない? 感動映画で涙腺崩壊しない? 私の"不感症"の謎に迫る

誰もが恐怖に震えるホラー映画。感動で涙する美しい物語。 しかし、私の目には涙の雫の輝きは無い。まるで心がないロボットのように、ただ画面を淡々と眺めているだけだ。心はこんなに踊っているのに。

心霊現象も全く信じない。 幽霊や怪談は、ただの作り話としか思えない。幽霊屋敷に入っても、むしろワクワクするほどだ。

私は感情ゼロなのか? 答えは否だ。 むしろ、強烈なまでに"普通" なのだ。
少年の頃は涙を流していたし、感情的な行動が多かった。
友人や家族が悲しんでいる時は、心から共感し、寄り添うことができる。美しい景色や音楽に触れた時も、感動を感じることができる。

では、なぜ私は恐怖を感じないのだろうか?感動の涙を流さないのだろうか? 脳の構造に問題があるのか? それとも、過去のトラウマが原因なのか?

恐怖と涙、その正体を探る

恐怖とは何か? 脳の扁桃体は、危険を察知すると恐怖を感じさせる。これは、生き延びるための本能だ。しかし、ホラー映画の恐怖は、現実の危険とは異なる非現実的なもの 。そのため、私の脳は、その刺激を本物とは認識せず、恐怖を感じない のかもしれない。

涙もまた、脳の産物 だ。悲しい出来事などに共感し、心を揺さぶられた時に涙を流す。しかし、私の共感能力は、どうやら人並み外れているようだ。映画や小説の世界に入り込みすぎて、登場人物の感情を我が事のように感じてしまう 。その結果、共感の域を超え、客観的な視点で物語を捉えてしまう のだ。


恐怖と感動のメカニズム

恐怖と感動は、人間にとって重要な感情である。恐怖は、危険を察知し、身を守るための防衛本能から生まれる。感動は、美しさや喜びを感じた時に起こる、共感や幸福感に満ちた感情だ。

これらの感情は、脳の扁桃体と呼ばれる部位が大きく関係している。扁桃体は、情動や記憶を司る部位であり、恐怖や怒り、喜びなどの感情を処理する。


恐怖を感じやすい人は、扁桃体が活発に活動している傾向がある。逆に、恐怖を感じにくい人は、扁桃体の活動が弱い可能性がある。

感動の涙を流しやすい人は、共感力や想像力が豊かで、他者の感情を理解しやすい。また、美意識が高く、芸術や音楽などに深い感動を覚える人も多い。

私の場合、扁桃体の活動が弱いのか、共感力や想像力が低いのか、原因は定かではない。しかし、脳科学や心理学の研究によると、遺伝や環境の影響も大きいと考えられている。

ただ、鳥肌を立て、感動し、立ち尽くしてしまうことはある。
「感動=涙を流す」という行動にならないだけなのだ。


"不感症"の私

恐怖を感じない、感動の涙を流さないことには、デメリットもある。他人との共感が難しい ため、人間関係に支障をきたすこともあるだろう。

しかし、メリット も大きい。冷静な判断を下せる ため、危機的状況 においても、慌てずに最善の行動を取ることができる。

私は、"無感情" ではない。 独自の感性を持つ、感情スペシャリスト なのだ。これからも、常識にとらわれない視点 で、世界を客観的に観察 し続けていく。

私は、"不感症"というレッテルに囚われることなく、自分自身の感性を大切に生きていきたい。

**これからも、**様々な経験を通して、自分の心と向き合い、なぜ自分が恐怖や感動を感じないのかを探求していきたい。



参考文献

※ この記事はあくまで私の個人的な経験に基づいており、医学的な根拠はありません。

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