教えるのができないのは、テクニックが無いからじゃない。

どうも、しょーちゃんです!
普段、少林寺拳法で指導してる者です。

さて、前回は
「教えるのに、マインドセットが必要」ということを話しました。

もし、前回のを見てない方がいたら、

教えられないのは、あなたのせいじゃない。|しょーちゃん@指導者 https://note.com/shoya_stylist0/n/ne5f6914aa70e

こちらから、是非見てみてください😊

教えられないのは
教えるテクニックを学んでないのも確かにそうです。

テクニックがあれば、
教えることがスムーズになるのも事実です。

本当にそうでしょうか?
本当にテクニックだけが重要なんでしょうか?

少し私の昔話にお付き合いください。

テクニックなんかより、
マインドセットの方がよっぽど重要だということに気付くことでしょう。

私は大学で教える立場になってから、
見てる世界が変わりました。

「こうやって、教えたら上手くいったから、
これもいけそう!」

「この感覚を伝えれば、
みんながもっと上手くなる!」

毎日が楽しくて、練習が楽しくてしょうがなかったんです。

新しく覚えた技とかを教えて、
自分が上手くなって、
また少林寺拳法が楽しくなって、
また新しい技を学ぶ。

おそらく「楽しく続けて上手くなる」を
体現してた人間だったと自負しています。

「先輩の教え方分かりやすい😊」
「やっと解決しました😁」

本当に嬉しかった...
涙が出そうでした...

自分ができなかった時代もあって、
苦しんでやっと手に入れた幸せ...

目に見える成果もあり、
少林寺拳法がどうしようもないくらい好きでした。

朝から晩まで考えてて、
夢にまで出てくるくらい考えてました(笑)

だからこそ、悲劇が起こりました。
ある日を境に、全てが壊れました。

その日は、いつものように指導をしていました。

ある後輩ができなかったのです、
いつものよくあることだと思っていたのですが、

何故かやらないんです。
やればできるのに...言い訳や色々ボロボロ...

後々聞いたら、後輩も悩みなどで
メンタルやられていたみたいです...
(今現在は和解済です🙏)

当時の私は何をしたのでしょうか?

答えは、非常に簡単です。

論理的な口調で怒ったのです。
淡々と、正しさで相手を責めました。

後輩はその場で聞いてくれましたが、
和解するまで、何も聞いてこなくなりました。

自分はどんな心境だったのでしょうか?

「たまには怒っておかないとな、
メリハリがないとな😤」

こう信じていました。
愛情だと、あなたたちを想ってるから怒るんだと。

その結果、
私は変わっていきました。

いえ、変わってしまったのです。

「今のは、違う、何回言ったら伝わるんだ!」
「話を聞いていたのか?こうだって!」
「こんな練習じゃダメだ!」
「やる気がないなら、帰れ!」

気付いたら、
私の身の回りには、誰もいなくなりました。

なんなら、私が練習に来ると、
空気がピリッとして、静かになりました。

私がいない日は盛り上がるんです。

悔しくて、涙が止まりませんでした。

でも、伝えたかった自分は止まりませんでした。

声はどんどん大きくなって、話はますます論理的で冷たく、論破してました。

そして、自分は
先生と後輩から呼び出され、
総攻撃を受けることになりました。

「あなたが偉そうに言う権利は何もない。」
「もう教えないでください。」
「あなたは必要ない。」

今でも覚えてます。

声をしぼりだして、
淡々と自分の行動や、発言や行動を全てを
否定されました。

恐れながら、泣きながら、
全てをぶつけていきました。

途中で嗚咽をしながら、
何度も話をしながら、心の叫びを
全てをぶつけていきました。

指導する立場にとって、
1番怖いものはなんでしょうか?

それは、

「必要とされないことです」

私は常にこう言ってます。


「教える側と教えられる側のギャップを
埋めるために、必要になる存在が
指導者」

そうです。
教える人は、必要とされてはじめて、輝けるのです。


ここから、私は何とか持ち直しますが、
それはまた別の話なので、割愛します。

今回の話を聞いて、
本当にテクニックだけが必要なのでしょうか?

私は違うと思いました。

正しさが足りないのでしょうか?

いえ、私が教えて、できるようになった子は全て



昇級審査で技の精度が高いために、
お褒めの言葉を頂きました。

厳しい予選で百組を越える人と争い、
わずか10組程度しか出れない枠の大会で
私が教えた子は、予選を突破し、
6位の入賞を果たしました。

果たして、本当に
私のテクニック不足からなのでしょうか?

違いますよね?

私の指導者のマインドセットを持ち合わせてなかったから、引き起こしたのです。

この話は極端かもしれません。

でも、事実です。

何故こんな話をしたか、
それはここまで読んでくれたあなたに

同じ過ちをして欲しくないからです!

指導のマインドセットさえ身につけてしまえば、
あなたの教えるテクニックは
いくらでも磨けます!

テクニックが無くても、
下手でも、話は聞いてもらえます。
それはお約束できます。

今回はこれで以上です。
私がテクニックより、マインドセットが重要だと、
確信するきっかけとなった出来事の話でした。


次回マインドセットについて
詳しく解説していきます!

最後まで読んでくれた方、
本当にありがとうございます。

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