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ロシア・ウクライナ戦争についての一考察~ロシア軍の苦戦は本当か~

はじめに

 ロシアが東ヨーロッパのウクライナに侵攻してから二週間が過ぎた。ウクライナは未だ降伏しておらず、一方ロシア側も思うように前進できず一進一退の攻防が続いている。
 当初、軍事専門家の間では軍事力はロシア側が圧倒的に有利であり、正規戦闘は早期に集結し、その後はゲリラ戦などの掃討戦が続くとも見られていた。ウクライナの首都、キエフも早い段階で陥落するという見方が一般的であった。
 しかし、いざ侵攻が始まると、開戦時こそウクライナ側の軍事施設が次々に攻撃されているという情報がロシア側から発表され、ウクライナの敗北は時間の問題かと思わせるような報道がなされていた。正直に言うと、筆者もそのような報道を目にして不安になったものである。にもかかわらず、実際には未だにロシアはキエフを制圧できずにおり、制空権すら奪えていないとされている。また、ウクライナ側からは破壊されたロシアの戦車や戦闘機などの画像が次々に公開されて、予想以上に苦戦しているロシア軍の様子が明るみになった。
 このことから、今度は逆に「ロシア軍は弱いのではないか?」という見方が広がってきた。開戦前には少し過剰なほどロシア軍を持ち上げていた反動かもしれない。
 そこで今回は、本当にロシア軍は弱いのか、そしてウクライナ軍は善戦しているのか、ということについて考えてみたいと思う。
 言うまでもなく、戦闘の様子は報道による情報に頼っているので、事実誤認もあるかもしれない。そこはご容赦願いたい。間違いがあった場合は、謝罪し訂正をしたいと思う。

ロシア軍は弱いのか?

ロシア軍と制空権について


 最初に気になるのは、本当にロシア軍は弱いのか、というところである。未だに制空権を獲得できないことから、ロシア軍の弱さを指摘する向きもある。制空権というのは、簡単に言えば空の支配権である。空を安全に飛行することができれば、偵察だけでなく物資の輸送や敵への攻撃を自由に行うことができる。これができていないからこそ、ロシア軍の地上部隊はドローンによる攻撃にもさらされているという。
 制空権は現代戦において重要すぎるほど重要である。制空権がなければ、陸上勢力は空からの脅威にも対応しなければならず、その分地上戦用の装備や弾薬を減らさなければならなくなる。つまり、部隊の中に高射砲や対空ミサイルなどの兵器を用意する必要があるので、その分砲兵や戦車兵、歩兵などの戦力を減らさなければならないということだ。ほかにも制空権がなければ偵察などの情報収集でも不利に働いてしまう。ロシア軍は、開戦当初空港やレーダーなど防空施設を中心に狙ったのはこの制空権を奪うためである。
 だが制空権の奪取は今のところ成功できなかったようである。制空権という概念は曖昧な部分があるので、どこまで本当かはわからないけれど、少なくとも制空権を完全に掌握かには入れていないだろう。

陸上兵力の不足

 ロシア連邦軍は現役兵(常備兵)だけでも90万人を超える大軍団である。これよりも大きい規模を持つ国は中国くらいしかない。対するウクライナ軍は大きく見積もっても20万人ほど。単純な兵士数ではウクライナに勝ち目はない。また、ロシアは歩兵だけでなく戦車や攻撃ヘリコプターなども多数持っており、兵器の近代化にも予算を割いていたという。しかし現実には、戦車やトラックは破壊され、ヘリも落とされている。ロシア軍の士気の低さは当初から指摘されてきたけれども、戦車やヘリは士気とは関係のない機械である。それが破壊されているということは、何が問題なのだろう。

戦略の違い、土俵の違い


 ロシア軍とウクライナ軍とでは、ロシア軍のほうが圧倒的に装備の質・量ともに良いと断言してもいい。もちろん士気はウクライナ軍のほうがはるかに高いのだが、士気だけで戦闘に勝てるほど戦場は甘くない。
 それでもロシア軍が苦戦している原因は何か。戦場の要因、例えば不慣れな市街地戦闘に苦戦している、ということもあるだろうけれど、それ以外に要因があるとすればやはり戦略の違いであろう。
 絶対にありえない想定ではあるけれど、もし米軍がロシア軍の立場でウクライナに侵攻したとしても、ロシア軍ほどではないものの、苦戦するのではないかと筆者は考える。
 米軍ならば、空母(航空母艦)を黒海に展開して制空権を掌握できるのでロシア軍よりは有利になることは確かだ。しかし戦争はそう単純ではない。
もしも、この戦争が例えば将棋やチェスのように同じ条件でぶつかればウクライナ軍に万が一にも勝ち目はないと思われる。それだけ戦力差があるということだ。いくら予算の中抜きでガタガタになったとしても、兵器の質や量ではロシア軍のほうが強い。ロシアは貧しい国だがウクライナはそれ以上に貧しいのだ。
 ゆえにロシア軍と同じ土俵に立つことをウクライナ軍はしない。最初からぶつからなければいいのだ。少なくとも自分が軍司令官だったとしても、決戦を避けるこの戦略を採用するだろう。いや、採用せざるを得ない。万歳突撃など、まかり間違ってもやってはいけない。

相手の得意なフィールドで戦ってはいけない


 ロシア軍の進軍ペースの遅さは、こういった戦略の違いに基づく。こういった戦略は古来より行われてきたことであり、圧倒的に有利な立場であっても採用することはある。例えばローマ軍と戦ったカルタゴのハンニバル。彼の用兵はとても上手いのでローマ軍はかなわなかった。そこでローマは決戦を避ける戦略に切り替え、カルタゴの軍をじわじわ攻撃するようになった。アフリカ西部のカルタゴからやってきたハンニバルの軍は遠征軍なので補給が弱い。このため短期決戦にせざるを得ず、無理に攻めかかれば防御を固めたローマ軍にやられてしまう。
 他にも、ナポレオンの軍と戦った連合軍もうそうだろう。連合軍の勝利は、ワーテルローでナポレオン率いるフランス軍を打ち破ったところばかり注目されるが、軍事において天才的なナポレオンと正面からぶつかっては勝ち目がない。そこで連合軍は決戦を避け、遅滞戦術でフランス軍を疲弊させた。
 日中戦争中に日本軍に対抗した毛沢東もこの戦略を採用した。毛沢東の有名な『遊撃戦論』の戦略は、「人民の海」を使った弱者の戦略と思われがちだ。もちろんそれは間違っていない。だが相手の得意な分野で戦わないこともまた、有効な戦略なのである。
 ナポレオンやヒトラーを破ったロシアこそが、この戦略を最も有効に活用した国であろう。モスクワまで攻めてきたフランス軍やドイツ軍はロシアの冬や後方からの散発的な攻撃に悩まされ、決戦でも敗れてしまった。
一方、湾岸戦争では、イラク軍は米軍とまともにぶつかって壊滅した。
このように軍と軍が真正面からぶつからない戦いを、自衛隊などでは「非対称戦闘」と呼ぶ。同規模の軍隊同士で戦うのならば対象戦である。

ロシア軍がまともに前進できない理由


 ロシア軍はなぜすみやかに前進できないか。いくつかの都市は包囲しているものの、快進撃とは程遠いゆっくりとした前進しかできていないのはなぜか。それは、ウクライナ側が決戦を避けているため、敵の矢面に出てこないからである。
 軍事的には戦力を集中させることは攻撃力を高めるために有効な手段である。けれど、敵が戦力を分散していた状態ではこちらも分散させて捜索と掃討を繰り返さなければならず、時間がとてもかかる。
 もちろん単純に前進するだけなら別に問題はない。だが軍隊には補給というものが必要である。砲弾やミサイルも補給しなければならないし、燃料や食料も常に供給し続けなければならない。
 補給がない状態では戦車もただの鉄の箱である。
 一方、燃料や食料・砲弾を運ぶ車両や航空機は脆弱である。攻撃を受ける本隊以上にダメージが大きい。補給を守るために兵力を割けば、それだけ前線の戦闘力は低下する。後方からミサイルを撃ち込んだとしても、占領をしなければ制圧は難しい。
 実際の数は不明であるけれど、ウクライナ侵攻に投入された戦力はおよそ15万人と言われている。仮に30万人投入したとしてもウクライナ全土を制圧することは難しいだろう。
 ウクライナの面積はおよそ60㎢、有名なヨーロッパ諸国に比べても広い(例えばフランスは54.3㎢、ドイツは35.7㎢)。
 当然、ロシア=プーチンとしてもウクライナ全土を制圧できるとは思っていないだろう。しかし開戦から数日で首都キーウ(キエフ)を制圧すればウクライナ及びウクライナ軍が降伏すると見ていたのかもしれない。そして親ロシア的な政権を打ち立て、ヨーロッパ(というかNATO)との緩衝地帯を確保する。ロシアは日本などと違い資源に余裕があるので、経済制裁を何年か耐えれば、国民は飢えるかもしれないけれど、ロシアは存続し、再び国際社会にデビューすることができるだろう。
 だが現実の戦争はそんなに単純ではない。実際、ロシア自身がナポレオンやヒトラーから次々に主要都市を落とされても後退しながら粘り強く戦い続けた。中華民国の蒋介石は首都、南京が日本軍に攻略されても首都を奥地の重慶に移して抵抗を続けた。
 少なくとも国民に戦う意思がある限りは主要都市が落とされても抵抗は続く。しかもミサイルや爆撃などでは完全な破壊は難しい。陸上部隊が進出し、占領をして初めて制圧となる。だがイラク戦争の例を見るまでもなく、ゲリラ的な抵抗が占領軍を長く悩ませ続けることになった。

ロシア軍の弱点

 ロシア軍の弱点はたくさんあるけれど、侵略者の常として多大な犠牲を許容することができない。国土防衛戦であれば、いくら出血しても敵を倒せれば良いという発想である。第二次世界大戦における独ソ戦では、敗北者のドイツ軍よりも勝利したソ連側の方が人員(軍人と民間人)の死傷者が多かったことは有名である(明確な犠牲者数は明らかではないけれど、ドイツ側の死者が600~1,000万人であるのに対し、ソ連側は2,000万人から3,000万人と言われている)。
 ロシアの人口は、1億4410万人、GDP(国内総生産)は、約1兆4830億米ドルと言われている(いずれも2020年)。これも今年は経済制裁と戦費の捻出で大きな打撃を受けることは間違いない。それでなくてもロシアGDPは、人口5178万人の韓国よりも低い(1兆6310億米ドル)。
 ロシア経済は原油の輸出などの資源輸出に頼っており、原油をはじめとする資源価格に大きく依存している。近年は原油高のためにロシア経済は比較的余裕があったけれど、今回の侵攻によって各国からの経済制裁を発動させ、自国通貨のルーブルは大暴落の状態である。国際的な決済システムからも排除されてしまったため、他所からモノが買えない上に売れないという状態になっている。
 それ以前から、クリミア併合の際の経済制裁によってロシア経済はボロボロであった。長期戦には耐えられない。それが戦前からの見立てであった。そのことがわかっていたから、ロシア軍の終結は脅しだと見ていた。少なくとも筆者もそう思った。長期間に及ぶ「演習」でただでさえ下がっていた将兵の士気は、戦争ともなればさらに下がることになるだろう。これでは戦争などできるはずがない。時間を稼げばロシアは譲歩する。そう見ていたのではないか。
 相当の愚か者でもなければ開戦はしない。普通はそう考える。だが世の中には相当の愚か者がいたようだ。
 ロシア軍の一番の弱点は、普通ならやらないような作戦を実行させようとした指導者がいたことなのかもしれない。

今さらながら、ロシアの開戦理由

 ロシアの開戦理由に関しては、専門家の方々が色々言っているので、それを読んでいただきたい。ここでは筆者の考えだけを述べる。
 プーチン(の頭の中)には時間がなかった。少なくとも時間が経てば軍の展開は難しくなるし、ウクライナがNATOに加入してしまえば取り返しがつかないと考えたのだろう。外需頼みの経済は不安定であり、国内では不満が溜まりつつある。長い独裁政治の中で自身の求心力の低下は避けられない。
 一方、欧米の方はロシア経済の脆弱性を知っていたので、時間が経てば妥協すると思っていた。元KGBのプーチンがそんな相手の意図に気づかないはずがない。まともに話し合いをしたところでのらりくらりとはぐらかされるだけ。そもそも国際的な影響力が低下していたロシアの言うことを素直に各国が聞くだろうか。
 プーチンの中ではラストチャンスだったのかもしれない。70を超える自身の年齢も彼の判断に影響を与えていたのだろうか。
 再びロシアを大国にするためにソ連、またはロシア帝国を復活する。そのためにはウクライナを欧米に渡すわけにはいかない。
 取られるくらいなら先に奪取すればいい。クリミア半島の制圧が上手く行ったため、ウクライナでの作戦も上手く行くと思ったのだろうか。
 確かに、クリミアには長年にわたり浸透工作をしており、ロシア系住民も多いのでロシアによる(名目上は国籍不明の武装勢力)占領に大人しく従ったかもしれない。しかしウクライナの、それも首都キーウに至ってはそう簡単にはいかない。もしも、ウクライナ国民の多くがゼレンスキー大統領の統治に不満を持っておりロシアによる併合を望んでいたのならば、プーチンの構想通り、短期間で占領が上手く行ったかもしれない。だが現実はそんなことはない。
 欧米は態度を硬化させ、ウクライナ国民も激しく抵抗した。プーチンは自身の意図と違った方向に進んでいる国際社会に困惑しているのかもしれない。
 米国から石油の輸入を止められた日本は開戦(第二次世界大戦への参戦)に踏み切った。これ以上待ったらジリ貧だと考えたからだ。しかし結果的にジリ貧どころかドカ貧になって負けてしまった。
 貧すれば鈍すというが、追い詰められたときの判断ほど危険なものはない。プーチンは危険な賭けに出たのだ。しかし歴史上、危険な賭けに出た国家指導者が成功した例は少ないのだ。
 もしも開戦を防ぐ手立てがあったとしたら、ロシアが十分納得するような果実を渡すしかないだろう。だがやる気満々の国家指導者を止めることは容易ではない。米国によるイラク戦争を止められなかったように、一度動き出した軍隊を止めることは難しい。
 軍事を背景にしたプーチンは無敵感を持っていただろう。自分の背後には米国とタメを張れる(と信じている)大軍隊と核兵器があるのだ。にも拘わらずなぜ欧米は跪かない。自分たちを舐めているのか。実際舐めていた部分はあるだろう。まともな指導者なら侵略などというコストの高い事業はしない。だがプーチンはまともではなかったのだ。そこがボタンの掛け違いとなった。フランスの指導者、マクロン大統領は開戦後もプーチンと電話会談を   繰り返したが説得できた様子はない。
 戦争を防ぐ手段はなかなか思いつかないけれど、少なくとも2014年のクリミア危機の際に断固たる対応をしていたらまた違っていただろう。日本での報道も今ほど熱心ではなかった。

ロシアはどうすべきか

 現代戦争に勝利者はいない。敗者から賠償金をむしり取れるような時代ではないからだ。そもそも戦争自体が違法行為なのである。20世紀の時点で戦争がコストの高い事業であることは明らかであった。
 ロシアが今からできることは、できるだけ速やかに軍を引いて、撤退することである。戦争の代償も支払った上での撤退だ。これは事実上の敗北であり、プーチンには当然受け入れられないことだろう。しかし敗北を受け入れることも大国としての条件ともいえる。たとえ一つの戦争に敗れたとしても国は存続する。実際、米国はヴェトナム戦争に敗北しているけれど、国は残っている。
 このまま戦いを続ければプーチンの地位はますます危ういことになるだろう。プーチンは自身のライバルとなる存在を次々に暗殺したり投獄したりした。その点はスターリンに近い。ロシアの独裁者としては当然の行動かもしれない。その結果、自身に代わるリーダーとなれる人材がロシアから消えた。殺されるか国外へ逃れたからだ。こうしてプーチンの地位は盤石になるかに見えた。しかし自身の地位を脅かすような人物と言うことはそれだけ有能と言ってもいい。そんな有能な人材がいないことが今のロシアの最大の弱点かもしれない。
 ロシアという国の特性上、指導者が独裁的になることは避けられず、欧米もそれを容認してきた。しかし、独裁者が長くその地位にいれば色々と勘違いを起こすものである。国内政治をやるような感覚で国際政治を行えば当然摩擦がくる。外国の首脳は国内の腰巾着と違って素直に言うことを聞かない。

ウクライナはどう戦うのか

 残念ながらウクライナの戦いも永遠には続けられない。というより普通の戦争(伝統的な軍と軍が戦う戦争)よりも特に民間人に多くの犠牲者が出ることだろう。
 現在も直接ぶつからない非対称戦が続く中で苛立ったロシア軍はその矛先を民間人にも向けている。どこにいるのかわからない軍隊よりも、どこにいるか明確で、しかも抵抗しない民間人を攻撃する方がやりやすいからだ。しかしウクライナを制圧してロシアに有利な政権を打ち立てるという構想からすると、民間人への攻撃は悪手でしかない。ではなぜそれをロシアはしているのか。
 一つはロシアの焦りだろう。未だ攻撃を続けているにも関わらず交渉をするような姿勢を見せるあたり、長く戦った時のダメージはロシアも大きい。
もう一つは見せしめである。抵抗を続ければ民間人とて容赦はしないという見せしめだ。恐怖による支配はロシアの伝統芸とも言える。
 だがこのような方法は火に油を注ぐことになりかねない。欧米からのウクライナ支援は今も続いている。食料や医薬品だけでなく、武器輸出を制限している日本政府ですら防弾チョッキやヘルメットを送っている。
 この戦いの勝者を予想するのならば、間違いなくウクライナであろう。国民の戦意が挫けない限りは外国からの支援で戦い続けることができる。だが戦争が長引けば長引くほど、民間人の犠牲者は増大する。兵士だってウクライナの未来を担う国民の一人だ。

おわりに~あの国の動向~

 名誉ある敗北を受け入れなければ、ロシアが再び大国として返り咲くことはない。今でも戦費が枯渇しつつあるロシアだが、経済的に豊かな隣国が助けてくれると思っているという。
 その隣国とは、中華人民共和国(中国)のことだ。
 確かに反米という点では利害は一致している両国だが、伝統的にこの二カ国に「対等な国家間の関係」という認識はない。あるのは自分よりも上か下か、という意識だけである(ゆえに中国は周辺の中小国に対しては傲慢に接することも多い)。
 ロシアはお金のために中国の顔色を伺う体制に我慢ができるのか。そして中国は米国ほど甘くはない。金食い虫のロシアのためにいつまでもお金を援助できるだろうか。
 いずれにせよ、この間違った選択がロシアだけでなく東アジアやヨーロッパの安全保障に大きな障害となることは間違いない。

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