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#showkoの日記

「雲と水のような人の話」

「雲と水のような人の話」

私の小さな頃、
実家の近くに、雲水のお坊さんがよく托鉢にきていた。
雲水さんというのは、
禅宗の若い修行中のお坊さんのことだ。
修行の一環として、京都市内をお経を唱えながら練り歩く。
あたかも行雲流水のように一ヵ所にとどまらずに修行していく
その在り方をいった言葉らしい。
「おー」という声は太くて、
列になって歩かれる姿は美しい、ということが
私の小さな時の記憶。

遠くから、いい声で「お~~~」

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「章の終わりと絶対座標」

「章の終わりと絶対座標」

人に吐かれた言葉がなくならない時がある。
その人自身のことは、とっくに許しているのだけれど、
言葉だけが消滅せずに、
ずっと心の中にオリのようにしずんで、
トラブルがあるときにいつもかき回されて、浮上してくる。
先日まで澄みきって見えていた未来が、
今は濁って未来が見えない。

もはや違うコップを用意して、
違うコップに新しく新しい水をいれはじめたくなる。

狂おしいほどに、生きたいという気持ちが

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「孤独と幸せ」

「孤独と幸せ」

孤独であることは、実は本質に向き合えるいただきもの。

数年前に、どうしようもない孤独にさいなまれたことがあった。

とはいえ、
友人の数はきっと平均よりも多いほうだし、
両親も健在ではあり、近所の友人もできた。
相談相手にはほど遠いが子供も二人いるし、内省する時間を全く与えない。
(内省したい案件があるときは地獄wのようだけど、なんとか先送りにして向き合っている)

なのに、なんとも黒い箱のなか

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「隙がない女」

「隙がない女」

先日友人との対話の中で、
ひさしぶりに聞いた、この言葉。

「隙が無いよね」

でた!!あれだ!!
仕事にプライベートに、極めて純粋に真摯に生きている女子が
言われてしまうあの言葉だ!!

もう一つ、ひどいときは以下が続く
「サバサバしすぎ」
「一人で何でもやっていけそう」
「サービス精神ありすぎ」
「恋愛とか面倒だとおもってそう」
「彼氏作る気なさそう」

(ちなみに今回は全部のせでした 笑)

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「SHOWKOの箱船」

「SHOWKOの箱船」

「ものの断捨離」って
とても気持ちがいいものなのだ。

スパンスパン捨てる。
心が軽くなってくる。

だけど、
「人の断捨離」というと、
上から目線で人に優劣をつけて、
選んだり切り捨てたりしているように思えて、
あまり好きではなかった。

でも、
決してそうではなくて、
《愛情もって手放したり》
《次のステージへ見送ったり》
《上手に付き合うために少し距離を取ったり》ということも含めて考え

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