価値の”変動” ~上昇基調にする~
失敗からの学んだ「仕事のツボ」
一生懸命仕事に取り組んでも、上司やクライアントに評価されない、または頑張りが報われるようなリアクションがもらえないなんていう経験ありませんか?
自分も与えられた仕事に一生懸命取り組み、わかりやすい資料、詳しい資料にするために沢山時間を使いました。また、上司から説明を求められた際も、熱をおこめて説明しました。
しかし、リアクションは良い場合もありますが、大方は自分の頑張りほどの反応はなし・・・
一方で、常に勝ち筋を得るアウトプットを出し続ける先輩やクライアントの方を目の当たりにし、何が違うのか、どうしてなのか、必死に観察しました。
フォント? 資料の色使い? なんだ?
相手の気持ちになって見えてきた
自分も少ないながら部下を持った時、仕事をお願いした立場(上司・クライアント)になって考えてみた時、見えてきたことがあります。
「言われる前の70点の資料は、言われた後の100点の資料より価値がある」
「言われる前の3枚のポンチ絵は、言われた後の100枚の資料より価値がある」
仕事の価値は、相手が決めること。
お願いした立場は、勝手な期待値を決めている。時間が経過すればするほど、依頼事項に対する期待値が変動したり勝手に上がったりしている。
そのことが分かった瞬間、資料の内容や構成以上に、「タイミング」が重要ということがわかった。そして、資料や説明は、いかに「要旨をストレートに伝えることが重要」ということがわかった。
極端な話ではありますが、言われた後は期待値が上昇している中ですので、「言われた後の100点の資料は無価値」とも言えます。
無価値な事にしゃにむになってやっていることの無駄というか徒労感を感じ取ってからは、
相手のニーズをポイントを速やかに抽出
ポイントに沿った簡潔な内容で資料を構成
できれば即日・翌日には返信
無駄な色使いもやめて、3色(白・黒・グレー)に抑え、ポンチ絵にする
徒労感が減り、勝率が向上
つまりは、相手が想定するタイミングよりも早くする、わかりやすくすることで、資料の構成以上に中身でのずれをなくすとともに、相手の期待値の変化も早くつかむことで、全体的な徒労が大きく減り、全体的な勝率が大きく向上しました。
こうして、相手の良いリアクションを得たりすると、面白くなりいろんなこと仕掛けたくなるものです。
例えば、与えられた仕事に対し、翌日にポイントをまとめてみましたとショートカンバセーションしながら提出して驚かれたのに気を良くして、今後こういうことが言われるのではと勝手な想像をして、事前に準備をするようになり、仕事を与えられた瞬間、「そういうこともあるかと思って、自分なりに考えていました」と。
その際のリアクションは、驚き以上にこいつなかなかやるなという反応。自分もめちゃくちゃ気分が良いものでした。
日常的なインプットがアウトプットを生む
たまたまうまくいったのではなく、やはり日常的にインプットすることや会社の動きや世の中の流れに敏感になって、気づきを自分の中で咀嚼して言語化する小さな努力を積み重ねておくことで、アウトプットの瞬発力をさらに生み出しています。
世の中には、とんでもないくらいのインプット量と無限の引き出しを持つ人がいるので、自分はまだまだです。でも、そうした成功パターンを感じ取ると、仕事自体が楽しくなってくるもですし、相手が喜ぶ顔をみるのは良い気分です。
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