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サンマの旬、おいしい季節も、もう終わりですかねぇ。
この秋、まだサンマを食べてないという方や、もっとおいしく食べたいという方のために、時期的にはいまさらですけど、プロが勧める焼きの手順、ちょっとお知らせしたいと思います。

まずは「大原則」と、プロの勧める手順について

「室温に戻してから」というのが「大原則」とのこと。魚や肉なんかは、ほとんどがそうだと思います。

そして、とあるプロが勧める、お家でもできる焼きの手順は、こうです。
ほんとは炭焼きが良いようですが、お家ではなかなか難しいので、家庭用のグリルでもおいしく焼ける方法です。

① 頭の先端としっぽの先端を切り取ります。これをしないと家庭用のグリルに入らない場合があります。

② ペットボトルの蓋かタワシなどで表面を軽くこすって、残っているウロコと汚れを取り去ります。ウロコ取りを使ってもいいですが、なるべく軽めに…。

③ 水気を拭いたら、食べる側の面に3本くらいの切り込みを入れます。この作業は、食べやすくするためと、塩を吸収しやすくする効果があります。お好みで…。

④ 両面に「振り塩」をします。「振り塩」は、「尺塩」とも言いますが、約30cmの高さから塩を振りかけることです。量はお好みでよいのですが、要はまんべんなく軽めに塩を振るということです。

⑤ 塩をしたら、そのまま1時間程度放置。室温に戻ればオッケーです。

⑥ キッチンペーパーなどで表面をきれいにふき取り、④の振り塩の要領で新たに軽く塩を振ります。この塩も軽めで可。この塩は「飾り塩」になります。

⑦ グリル内で焼きます。炭火が最適なのですが、家庭内では無理なのでお使いのグリルの「片面」「両面」などに合わせて焼いてください。

※両面グリルはくっつきやすいので、焼いている途中で裏返さないようにしてください。

あわせて用意しておきたいもののポイントは…

以上は焼き方なんですが、できればその前にたっぷりの大根おろしとスダチを用意しておいてください。
だいたいの目安は、サンマ1匹に対して水気をちょっと絞った大根おろしが100グラム程度とスダチ1個。おろしは結構多めです。

塩は少し控えめにして、食べるときに適宜大根おろしに醤油を加えて食べるのがオススメだそうです。

一部の身をお造りにして、残った部分を骨焼きにして…

塩焼き以外に、三枚におろして一部の身をお造りにしたり、骨のところを骨焼きにして食べるのもオススメですね。

ヒレの部分や細い骨は、から揚げにできます。
軽くみりんと醤油で味付けしてから、小麦粉をまぶして、から揚げにします。

サンマだけで3品4品作れるので、よろしければお試しを…。

先日、九州有数の温泉・観光ホテル「杉乃井ホテル」の朝食ブッフェでサンマをいただきましたが、びっくりするくらいおいしかったですね。骨ごときれいにいただけました。
どうやったらこんなおいしく焼けるんだろうと思いましたが、ちゃんと塩して焼けばおいしいということなのかもしれませんね。

杉乃井朝


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