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逆噴射小説大賞2020に応募したやつ+α

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自分が投稿したやつをまとめておきました。今回は結局4本;方向性は割とバラバラ(笑) このマガジンでは投稿順に載せてます。(最初に書いたやつがいちばん上)
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「おれいのことば」

「おれいのことば」

先ほど「1次&2次審査突破作品」が発表になったみたいです。ご覧の通り、自分が投稿した4本はいずれも選外でした。多少は「ざーんねん」(© Illmatic 入間銃兎)という気持ちもなきにしもあらず;ですが、久方ぶりに発作的に荒唐無稽なお話を書き掛け状態のまま投げっぱなしてゆく(※規定上「『より長い小説作品の冒頭800文字』の体裁」という縛りがありました)のは、たいへん楽しうございました。最後に投稿し

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狙ってるんだから当たって当然

狙ってるんだから当たって当然

 久しぶりの小旅行の帰りだったように思う。新幹線の中で二人並んで座っていた。平日の指定席車両は人もまばらで、静かで快適な空間だった。ざっと半径3メートル以内には他の人も居なかったので、概ね会話が成立する程度の声で時々ボソボソとしゃべっていた。大体たあいもない話をしていたのだが、その時ふと、将来についての漠然とした不安を漏らしてしまった。

 大学進学と同時に一人暮らしを始めて一年ちょっと。周囲は自

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きつねにつつまれたはなし

きつねにつつまれたはなし

 乗り心地の悪さに少々ウンザリしていた頃。彼女の運転するその車はいきなり左折して、たいそうな勢いでどこかの駐車場に突っ込んだ。ウインカーも出さずに。今さらそんなことで怒る気にもならないけど。

 今どきかなり稀少な存在であるところの、いわゆるドライブインらしい。とは言っても我々の他には、やたらとでかい長距離トラックの類と、いかにも商用車といった感じのバンが数台、疎らに停まっている程度。舗装もなく、

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ヤるとかトるとかヤメてください

ヤるとかトるとかヤメてください

不慣れな夜の都市高速を必死に逃げてた。僕のランエボも相当頑張ってくれてるけど、さすがに分が悪い。数分間ほとんどアクセルべた踏みしてる状態にもかかわらず、確実に差は縮まってきてる。ああ、なんでこんなことに。いやだー!死にたくない!!

「うるさいなあ」

後部座席の彼のことを忘れてた訳じゃない。ただ、暫くは目が覚めないだろうと思ってた。

「どこ? 誰?」

僕は、あなたを連れて来いって言われただけ

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4Dサウンドアドベンチャー:序

4Dサウンドアドベンチャー:序

一体何が起こったのか。元の場所に戻る方法もまるでわからない。新入生たちはひとしきり騒いで途方に暮れたところで、ふと、空中に半透明の3DCGのような《厚みのある八分音符》が浮かんでいることに気付いた。大きさは1メートルくらいか。人の頭のちょっと上くらいの所に、それがフワフワと周期的に上下運動してる。

「なんなんこれ」
「音符だな」
「フワフワしよる」

そのうち、みんながそれを見上げる感じで取り囲

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