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巧みに和洋折衷な日本文化の話

note初心者につき、とりあえずいろんなことに手を出してみる。
ということで、また「お題」から記事を書いてみる。



つい何日か前、大きな街の百円ショップに足を運んだ。
店の入り口には、ハロウィングッズが特集して鎮座していた。

(…ところで、ハロウィンって何月だ?)

1ヶ月ごとのカレンダーを見る。8月にハロウィンの文字はない。
カレンダーをもう1枚めくる。9月にもハロウィンの文字はない。
(ここで若干焦る)

「…え?まさか?」

カレンダーをさらに1枚めくる。10月。
【31日 ハロウィン】

「マジか…」

このままいくと、その店ではこれから約2ヶ月半も、ハロウィンのグッズを売り続けるという計算になる。



四字熟語に、「和洋折衷」という言葉がある。

和洋折衷(わようせっちゅう)
意味
日本と西洋の様式を適度に取り入れて混ぜ合わせること。
「和洋」は日本と西洋、「折衷」は様々なものの中から良い所を選び、両極端な部分を捨ててうまく調和させること。
※「和洋折衷」(わようせっちゅう)の意味 - 四字熟語辞典オンラインより


日本という国の商売気質は、和洋折衷が実に上手い。
というより、商売になるなら和も洋も関係なく「とりあえず取り入りてみる」感が巧みに生きている。

この頃のクリスマス商戦も、早ければ10月には始まるだろうし(下手すると夏の終わりを告げた時から)、クリスマスケーキが安く叩き売られる横で、バレンタイン商戦が始まる。
(最近では、節分における関西発祥の恵方巻きとの二本立てでお送りする業種もある)

その割に、日本古来の盆や正月商戦も繰り広げられてはいるものの、先に上げたものに比べると、正直地味だ。実にひっそりと、こじんまりと行われている印象。

日本ほど、自国と他国のイベントがハッチポッチしてる国もないと思われる(※他国の商戦を調べたことがないのであくまでも推測)

しかもそれら他国のイベントは、ある一部分だけが断片的に伝えられる。
例えば仮装であったり、例えばイブの夜にホテルに泊まるのがステータスになったり、例えばチョコレートの売上がグンと伸びたり。

その一方で、お盆休みや正月休みには各交通機関は混み合うし、日本の映画業界が名付け親のゴールデンウィークもいわずもがな。

「結局、楽しめれば何でもいいじゃん」
と言われてしまえばそうなのだが。この、実に巧みな和洋折衷こそ、今の日本文化なのかもしれない。

ちなみに私は、リア充という部類の人々がはしゃぐ姿を遠目で見ているタイプ。

#好きな日本文化 #ハロウィン #クリスマス #バレンタイン #お盆 #正月 #ゴールデンウィーク

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