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都市部の人を対象にした地域活性化観光事業で勘違いしがちなこと

全国各地にいくと、今や観光産業で稼ごうとしていない地域を見つけるほうが困難なくらい、どこでも観光客にきてほしいと取り組みをされています。

一方で、その仕掛け人達が本当に日常的に時分のお金で旅をしているのかが怪しく、さらに名産品とかを説明する際に競合となるような産地と食味比較などをしているのかも怪しい場合が多々あります。

うちの景色は素晴らしいとか、うちは名産地だからおいしいというのはかなりの場合に幻想であり、単なる地域人たちの思い込みということもありますので、もっとドライに客観的にみないといけないです。

これはハードルでもあり、チャンスでもある。そして理解しても実現するのは大変なのですが、それを超えると世界からくる地域、目的地になる店などが誕生するのだと思っています。

○ 客は全世界と比較して、産地のものを評価する

全国各地にいくと名産品というものはたくさんありますよね。昔から米が有名です、ウニがとれます、いちごが今の季節は最高です、みたいな。特に生産量日本トップ5にはいっているみたいな地域は「うちはすごい」と思っているわけですが、都市部からいく人は別にたくさん作っているかどうかはどうでもよくて、「うまいかどうか」なのです。

うまいとは大変比較は難しいものではありますが、しかしながらどんな素人でも並べられて食べれば「うまい」か「まずい」かは超一流のものになればなるほどわかるものです。もちろん倍うまいかどうかは別としても、やはり基準があればそれから上か下かは出ます。

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