みんなのせい、は自分のせい。

地域において集団で物事を決めていくということの恐ろしさは、全員が「自分が決めてことではない」と思っていることです。トップであろうと、構成員である集団であろうと、個人ではなく「みんな」で決めたとおもうからこそ、変な意思決定になったりするわけです。だけど誰しもが「自分の意見ではない」と思ったまま、「まぁいっか」ということで承認するほうが良いことだと思ってやっていることがあります。

この積み重ねが地域にとってはとんでもない間違いを引き起こすことが多くあります。地方における墓標開発とかでも同様ですが、結局は集団で決断しているのですよね。議会を通さないとそんな莫大な補助はでない、これは地方も国も一緒です。さらにその開発に関連する人たちも賛成していなければ進まないし、市民とか直接関係ない人たちもそれを黙認なりしていなければ進まない。つまりはそういう集団として積み重ねが誤った決断を進めていく。しかも個人に聞けば「あれはおかしい」とかいう人がそれなりにでてきたりするけど、言うだけで特段何もしない。つまり何もしなければそうなるというお話であるわけです。

○ 市役所のせいか、会議所のせいかというのも間違い

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