よくわからんやつに移住定住してもらいたくない、のが真実〜自治体主導の限界集落への無理やり移住定住が、生み出す対立〜
福井県池田町で策定された「池田暮らしの七か条」が話題になっていますね。ただこれ大騒ぎしているものの、実は田舎に残る高齢世代の本音だと思います。地区長の集まりで決定され、自治体広報に掲載されるまでに至っているもので、移住者からの非難があっても変更する気はないとのことですから、確固たる覚悟のもとに出されています。
そう、自分たちの都合に合わないやつに引っ越してなんてもらいたくない、面倒なだけ、という本音です。
特に限界集落を多く抱える自治体は既に財政は極めて厳しく、除雪などについても集落責任にしているエリアも多い。行政や民間サービスで対応してくれる都市部と異なり、住む=共同体業務を担うということがセットになるわけです。このあたりをちゃんと説明せずに、移住定住促進を進めている自治体にもかなり責任はあると思いますね。
○ 濃縮されいていく地域コミュニティ
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