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大阪の隠れた名所「伊丹編」

まず最初に謝っておきます。
伊丹は大阪ではありません!」

伊丹市
伊丹市(いたみし)は、兵庫県南東部の阪神間に位置する市。阪神北県民局管轄区域。兵庫県内で尼崎市に次いで人口密度2位を擁する大阪、神戸のベッドタウンである。計量特定市に指定されている。

うぃきぺであ

ごめんなさい!ちょっと前に書いた箕面に行った時のnoteの第二弾にするつもりだったんだけど、タイトルが「大阪の~」になっててどうしようと悩んだ結果(実際には悩んではいないけど、まいっかくらい)、「大阪の~」にしちゃいました(テヘペロ

兵庫県民の皆さま、本当に申し訳ございません。




大人の遠足 第2弾

ということで、「箕面」につづいての「大人の遠足 第2弾」
ま、大人の~なんで、酒かエッチかのどっちかですわ。
(エッチにする度胸がないので、酒ですけどね)

で、なんで「伊丹」かというと、ちょっと前にXでお世話になっている方(実は同級生)が、「大阪で飲もうや」という事になり、せっかく来ていただくなら関西おもろいとこにお連れせねばと思いまして。
しかも、繋がりワードが「お酒」だったりもするので、こりゃ「関西圏の隠れたお酒場」が良いんじゃないの?と急遽リサーチ。
(実際にリサーチしたのは嫁子氏です。嫁子氏ありがとう)

でも、初めての所にお客人をお連れするのはやっぱり少し気が引ける。
まずは下見に行って、お味を確かめとかねば(ただ自分が飲みたいだけ)という事で、「伊丹に行こう」と。
で、せっかく行くなら、やっぱり「寺社仏閣」は外せないよね~と、これまた嫁子氏が張りきって見つけて来ました

  • 「またあの人!?」なお寺

  • 「あの人」とゆかりのある神社

  • 「境内に古墳」のある神社

  • 「あの人」のお城の一部だった神社

なかなか渋いチョイスである。さすが。
さっそく、これらを回るスケジュールを立てたんよ。
(というか立てさせられたんよ)


まずは阪急伊丹駅へ

とりあえず、この日は朝の公園清掃があったので、早起きして1時間ほど公園清掃。落ち葉やゴミは少なかったけど、参加者も少なくて大変だった。
みんな、公園清掃来てや~。

というわけで、清掃を終えてひとっ風呂浴びたら出発(9:30)。
阪急梅田で兄上(長男です。次男が兄上呼びなので、ココでは兄上で)をピックアップ。(大阪の待ち合わせ場所と言えば、そうBIGMAN前
両親の与太遊びに珍しく付いてきた兄上。なんでもちょっと前に遊びに行った岡山のお土産を渡したいので今日は来ると言っていた。

しかし、現れたヤツは手ぶら(ショルダーバッグのみ)。

私「兄上、お土産は?」
兄上「あ・・・忘れた」

と、まぁ今日も安定の兄上でありました。

ココからは阪急電車。
神戸線で塚口へ。塚口で伊丹行に乗り換え。乗換含めて20分くらいかな。
10時30分には、阪急伊丹に到着。

伊丹駅のパン屋さんで本日の昼食をゲット。
総菜パン屋さんで、パニーニやらミニバーガーなどを購入。
ココのパニーニ美味しかった。

本日は前半は車移動なので、あらかじめ予約しておいたタイムズカーシェアで車をシェア。タイムズ本当に便利やわ。いつもお世話になってます。

では、伊丹の街にしゅっぱーつ!


また行基和尚、昆陽寺

まずは、昆陽寺です。

昆陽寺 山門

このお寺「こやでら」って読みます。読めないよね。読めない。
ウチの家族も全員読めなかったので、安心してください。

で、昆陽寺なんだけど、あの行基和尚が開いたと言われてる。
著名な寺社仏閣に行くと開祖はだいたい「空海(弘法大師)」「役行者(役小角)」「行基和尚」だったりするよね。
この人たちホンマなんなんていつも思う。絶対宇宙人とかそういうのだろ。

ちなみに昆陽寺の近くに昆陽池てのがあって、この池も行基和尚が治水事業で作ったらしい。お寺と池とどっちが先かは分かんないけど。
さらに、近くに「行基町」っ地名もあるわけ。よっぽど愛されてたんだなぁ行基和尚。他にも「千僧」「大鹿」「御願塚」とかちょっとそれっぽい地名がチラホラあるんです。

この昆陽寺なんだけど、駐車場がメチャ分かりにくいw
サイトを見ると境内の中に停めれるよーて載ってるんだけど、境内への入り方が難しいの。国道171号線を東向きに来て、山門前へクイっと曲がって入るんだけど、山門は敷居が高くて車は通れない。
サイトを見ると、「西門から入ってね」と書かれているんだけど、山門の前はぱっと見行き止まり。

このGoogleMapで車が止まってる先のほそーい路地を右に入っていくと西門があります。こんなん分からんよ。
たまたま車が出てきてくれたので「あ、行けるんだ」って分かったけど、初見だとなかなかに難しいと思う。

また、昆陽寺の中には「四国八十八か所霊場」を疑似的に回れるようになってて、八十八の仏像とお地蔵様(?)があります。
(行基堂とかもありますよ)

新四国八十八ヶ所順道
第一番霊山寺

第二十五番くらいで力尽きたけど、興味ある人は八十八番所まで頑張ってお詣りしてみてください。この時期は虫が多いかも。外Gがいっぱい居った(かといって冬も寒いしなぁ)


彩あふれた伊和志津神社

昆陽寺のお次は、宝塚市にある「伊和志津神社」
ここは、漫画の聖人「手塚治虫」先生と所縁のある神社。
神社自体はすごい由緒ある神社なんだけど、第一印象としては「オサレ」
境内もすごく綺麗に整備されているし、なんと言っても「花手水」

花手水

オシャレじゃない?
境内全体もすごく綺麗に整備されてて、お花も至るところに咲いてて、「なんて彩のある神社だろう」というのが第一印象でした。

お手水だか鹿威しだか

で、「手塚治虫」先生とのご縁を感じられたのが、絵馬!
絵馬がね、「ブラックジャック」やねん。
(絵馬を写真に撮るのは違和感があったので撮ってません)
最初は「ブラックジャックの絵馬ってwww」と思ったんだけど、よく見ると「医療成就の御祈願」なわけ。

なるほど。そりゃブラックジャックだわ。なっとく。

他にも「火の鳥」コラボの御朱印など、手塚先生フリークには堪らないだろう神社でした。
ウチも一応、火の鳥、ブッダ、ブラックジャック、その他諸々あるくらいの家だからそれなりに感動しました。手塚先生スゴイ!

手塚先生コラボ御朱印?

あと、なんか良く分からんけど、傘がいっぱいぶら下がってた
これなんなんだろう。(調べたけど良く分からなかった)

伊和志津神社の傘
伊和志津神社の傘

あ、ここも駐車場情報を。
駐車場から出ずに南側から階段を上って境内に行けます
我々は駐車場入り口から出て、信号わたって地下道から上がったけど、駐車場の中ほどから、直接境内に行けました。初見では分かりづらいので、お伝えしておきます。


コスパがおかしい荒牧バラ園

お寺、神社ときて、そろそろお腹もすいてきたので、「荒牧バラ園」でのんびりしながらお昼でもと思い、バラ園へ。
ココの駐車場もバラ園の裏にあるんだけど、ナビだけだと分からんかも。
公園の守衛のおじさんに聞いて辿り着きました。(駐車場情報多いなw)


この日は、まあまあの天気で涼しい日曜のお昼の割には人が少ない。

「え?ココ無料やぞ、しかもこんなのんびりしてて、バラも綺麗なのに」

GW初日に行った「ネモフィラ祭り」は小雨の中でもこれでもかという人出で、快晴だった翌日は会場までのバスが3時間待ちとかいう狂気だったのに…。
とにかく、バラ園は「バラも綺麗で、人もまばらで最高でした」
いつかピークの時に来たい。

ちんこ
バラ、バラ、バラ
バラ園の芝生でパニーニを頬張る、美味しかった
ポケモンぽいバラ

古墳が御祭神?五社神社

やばい、文字数がヤバい・・・。
荒牧バラ園の次は、大阪府池田市の五社神社

境内前
拝殿入口
鈴緒がキレイ

ココは何と言っても、御祭神が古墳な所。
(古墳辺りは撮影禁止だったので写真はありません)

本殿の裏手に回ると、古墳の拝殿があります。洞窟の中の御祭神を拝めるので、とても神秘的です。

五社神社、駐車場は2台くらい停めれるけど、「出るとき大変よネ」、みたいな所なのでご注意ください。(やっぱり駐車場情報w)

五社神社ご由緒

ご由緒見直したら、ここも行基和尚じゃん・・・

五社神社にお詣りしたところで、本日の車行程は終了。
なので、阪急伊丹駅前のカーシェアの駐車場に戻ります。
今日も無事に安全運転出来て良かった。
普段乗らないから、メッチャ緊張するし、消耗もするんよネ。
はよビール飲みたい。


有岡城の北の先っぽ、猪名野神社

ココからは徒歩行程。
まずは猪名野神社。阪急伊丹駅からは歩いて10分くらい。

猪名野神社(いなのじんじゃ)は、兵庫県伊丹市宮ノ前にある神社。戦国時代には有岡城の総構えの北端に位置し、「岸の砦」が置かれていた場所にある。また、江戸時代の伊丹郷町の北端でもある。旧社格は県社。境内は有岡城跡の一部として国の史跡に指定されている。

うきぺであ
鳥居前
ご由緒

地元ではだいぶ愛されている神社のようで、年間行事も多いみたい。
土俵やらデカい絵馬殿みたいなのもあったしね。
あと境内にお社がめっちゃ多い。Wikipediaみたら13もあった。

あとココ有岡城の一部らしいんですよね。
有岡城と言えば、戦国武将 荒木村重 の居城。
大河ドラマ「軍師 官兵衛」でもだいぶと出て来たよね。
この辺に官兵衛が幽閉されてたのかなとか思うと、なかなかに感慨深い。
戦国最強軍師の一人だもんね


清酒発祥の地 旧岡田家住宅(店舗・酒蔵)

この辺からがいよいよ大人の時間(残り僅かじゃん)。

猪名野神社から南に下って行く(阪急伊丹駅からじゃ真東くらい?)と、旧岡田家住宅があります。
ココは江戸時代に酒造の町“伊丹郷町”として発展した伊丹のまさにど真ん中に位置してて、延宝2年(1674年)に店舗が開店されてから昭和59年(1984年)に廃業されるまで約300年続いた名酒蔵だったそう。

築年代が確実な現存する酒蔵としては日本最古

ういきぺであ

すごw

建物の中は、入ってすぐが店舗、その奥が洗い場と釜。
で、一番奥が酒蔵で、すごく広い造り。
どっかで見たようなと思ったら・・・「もやしもん」
あの漫画実はすごい勉強になるよね。おススメ。

岡田家住宅を出ようと思ったら突如雨が。
しかし次のビールの魅力に勝てず、雨の中を走りだす、きたむら家であった。


激ウマビール 白雪ブルワリービレッジ長寿蔵

やっとやって来ました、本日のメインイベント。
伊丹に現存する二蔵の酒造メーカーのうちの一つ「小西酒造」さんが運営している酒造直営のレストラン。

なんでここに来たかというと、最初の方でも書いたけど、先日、Xで仲良くしてる酒カス仲間のオッサンがわざわざ大阪まで飲みに来てくれることになったわけ。

これは大阪(関西?近畿?)を楽しんでいただかねばと思い、「酒、大人、遠足」みたいなワードで色々探してると

ここは酒蔵がやってる店で、ビールも自分の所で造ってる。
ビールは醸造所に近ければ近いほど美味いというし、これは激ウマのビールが飲めるに違いないよ!

嫁子氏

嫁子氏が鼻息を荒くしながら見つけてきて教えてくれた。
さっそく飲み会メンバー提案して、行程に組み込んでもらったんだけど

自分も初見なのに遠くから来てくれた人をお連れするのは無いな~

と思ったので、その前に下見に行くか(見つけてきてくれた嫁子氏にもご褒美あげないとね)というのが、今回の「伊丹編」のそもそもの発端でもあった。(本番なくなったけどw)

市の景観重要建造物ですって

建物は昔の酒蔵を利用しているらしく、入口から東側はお土産屋さん、西側1Fがレストランで2Fは小西酒造のブルワリーミュージアム。

建物入口

本当は、ミュージアム(勉強)見てからレストラン(酒)のはずだったんだけど、ここに来る直前に雨が降って来て、慌てて雨の中走ってきちゃったので、焦って思わずレストランにインしてしまった。
(ただ酒が飲みたかっただけかも・・・)

家族四人で

まずは、家族四人で、あり乾杯♪
一杯目はKONISHIビールの「幸民麦酒」を。
良く分からんけど、日本最古のビールらしい。

美味い。。。。

先日の箕面ビールもそうだったけど、醸造所や直営店なんかで飲むクラフトビール本当に美味い。思わず

え?ビールってこんな飲み物やったっけ?(トゥンク

って思うくらい雑味がなくてスッキリ。
あっという間に1杯目は終了です。

で、お次は「ゴールドエール」
定番のピルスナーかと思ったら違った。エールだから違うか。(あまり良く分かっていないらしい)

ゴールドエール

これもクッソ美味かった。
で、息子たちがこれまたビールに合うおかずを頼みまくるわけ。
だから仕方なく飲みまくる。(自分が飲みたいだけ)

お肉盛り合わせ

三杯目は、「スノーブロンシュ」
ベルギービールっぽく造ってあるのかな。
言語化出来てないけど、ベルギービールって感じの味。
ヒューガルデンとか好きな人にはおススメかも。

スノーブロンシュ

このあとは、ビールの他に、日本酒も少し(?)いただいて良い感じにお腹いっぱいになったので、晩餐はお開き。
嫁子氏も兄上もだいぶ飲んでたな。次男坊は飲まない派(両親が反面教師らしい)なので飲んでないけど。

美味しいお酒とお食事を堪能した後は、2階のミュージアムでお勉強。
醸造についての色々な展示がありました(酔っててあまり覚えていない)
でも、一企業でやってる割にはしっかりしてたな。

一通りミュージアムも堪能してお土産屋で本日一番のお酒を購入。
名残惜しいけど、白雪ブルワリービレッジ長寿蔵とお別れ。
「また来るけんね」と思いつつ帰宅の途に。
このあとJR伊丹駅までの道のりは、綺麗な町並みで面白かった。
荒木村重の有岡城跡は少し疲れてたのでスルーしたw


ということで、大人の遠足第二弾「伊丹編」でしたが、ナイスな寺社仏閣を巡って、最後は定番の「酒」で締めるという「大人の遠足」でした。
「伊丹」空港しかない街と思ってたけど(伊丹市民の皆さまごめんなさい)、ぜんぜんそうでもなかった。
いつか大人の遠足でまた来たいな~。

ほな、またね。

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