家庭教師 完全に煮詰まるの件

年初の、高校受験まで後1ヶ月余の今、子ども達は何回も教えた基礎が頭に入っていない上に、この期においていまだ隙あらばさぼりたい、手を抜きたいという態度が見受けられる。それに腹が立つあまり、一昨日、昨日と授業の終わった午後から卒倒して寝込んでしまった。

明らかに、怒りが自分を破壊している。

勝手に怒っているのは私だ。子ども達は子ども達の範囲でやっているのだ。私だけがカリカリしている。全くやる気がないのなら、授業に出ないだろう。わかっていても、押さえられない。感情的になっても、何もいいことはない。人を思い通りにしようなんて考えが間違っているのだ。

しかし、もう頭に血が上ってしまって、どうにもならない。

ありがたいことに神さまは私の電源を切ってくれた。夕方からひたすら寝て、朝の3時に起きた。まだ、くすぶっているものがあるようで、夜中起きていた娘に無用にからむ私。自分が出来てないことを助けて欲しいのに、人にあたる。くだらないことで、たかが米が切れたぐらいのことで。

よくない。まずは、コンビニでいいから、米を買いに行くことにした。夜中明け方のコンビニは、いつも近所の神社のお参りとセットだ。まだ暗い神社は、7日でもお正月の飾り付けで本殿は電気がつけられていて、文字通り神々しかった。この神社には初詣だ。狛犬が手ぬぐいのマスクをしていてかわいらしい。

――今やるべきことは何か？

落ち着いて、また淡々と、やったらいいと思うことをやることにした。

モチベーションアップのために、生徒に行かせたいと思っていた、9日の高校の説明会も中止になった…。

今はじれったくても、「今」何をやるべきかを考えて、地道にやるしかない。怒っても1点にもならない。今は、点になるか、先行きの基礎になるか、判断基準はそれだけにしよう。