成人30歳説

自分が立派に成熟した人間になれたと自覚できた瞬間がある人は、どれだけいるのだろうか。

20歳を超えると立派な1人の大人として世間からは扱われてしまう。
でも自分が20歳の頃とか思い返してみると全然まだ子供だった。

大人の定義は今でもわからない。
年齢的には20を越えたらで間違ってないはずだけど、質を考えると違ってくる気がしてしまう。

そもそも成熟した1人の人間になろうと思って行動し始めるのが、20歳以降になってしまってるのではないかと思うので、20歳は大人のスタートラインに立ち始めたばかりなのではないか。
成人を名乗るには烏滸がましい。

自分が19歳の頃とかただ楽しいことして過ごしていたかったからなぁ。
大人になんてなりたくないな〜って漠然と考えていた気もする。
もっと学歴が高い人達だと違うのかもしれない。

正直今でも毎日楽しいことだけして生きていたいと強く願ってる。
私が大人になれる日は来ないのかもしれない。

自分にとって成人ってどんなことなのだろう、とふと考えてみた。

人に成る。と書いて成人。

「人」としての確固たる何かを成立させてこその成人なのかもしれない。
アイデンディティの確立こそが成人になるというとこに繋がるのかも。

「あなたはどんな人?」って質問に関して、明確な答えを持てた時こそ成人と言えると定義したい。
これは20歳には酷な気がする。
色々経験してこそ、色々な人を見て自分と比べてからでこそ成立する意識になりそうだから。

だから私が成人するのは30歳になる頃かもな、なんて考えている。
20代は私を見つけるために荒波に揉まれる期間だと割り切ってしまおう。
今大事なことはがむしゃらに他の個性とぶつかることだ。
私と他者を比べ続けて、私らしいところを磨いていきたい。

私が人と成るのはそれからに成るだろうと期待してみる。
願わくば他者に潰されない、陰に隠れてしまわないような人と成りたい。

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