期間中、3日間にわたって朝の時間帯に開催している "Morning Meditaion" は、前回書いたように祖先に想いを向ける時間だ。連日のミーティングで声は枯れかけているが、お経を読んで「How can we become better ancestors?」をみなさんに問うている。毎回15〜20人の参加者があり、感覚をシェアしてくれる人も多く嬉しい感想もいただいている。
◉ Wysa
Chatbot for Mental Health
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ダボスにて@世界経済フォーラム 2023 (3)
3日目の朝、メディテーションの時間が始まった。メディテーションといっても、禅の修行経験もなく、一般の人以上に坐禅の苦手な私にできることーーお経を読み、「How can we become better ancestors?(いかにして、私たちはよりよき祖先になれるか)」を集まるみなさんに問いかけた。
過去に想いを巡らせて、アンセスター(祖先)につながる「Deep Time」を設けることも、ひとつのメディテーションと言えるだろうか。スピーカーとして呼ばれて登壇した他のセッショ
ダボスにて@世界経済フォーラム 2023 (2)
自分は「Civil Society(市民社会)」という市民参加枠の招待を受け、ダボス会議に出席している。
2日目の今日は、そういう意味で自身が一員でもある「Civil Society Meeting」が開催された。参加したのは主に宗教者の集まりで、気候変動や生態系の多様性をテーマに、宗教コミュニティがWEF(世界経済フォーラム)のようなプラットフォームとどのように連携し得るか議論された。
仏教者は自分一人だったが、会合に仏教が含まれていたこと自体に意味があろう。宗教者の集
※本記事はnoteマガジン「松本紹圭の方丈庵」の定期購読者限定記事として執筆していますが、これからのお寺や宗教に携わる人にとって特に読んで欲しい内容なので、5/25まで期間限定で特別一般公開します。いつも定期購読してくださっている方には、改めて感謝申し上げます。
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これまでたびたび「日本のお寺は二階建て」論を語ってきたけれど、この度、翻訳中の『The Good Ancestor』からインスピレーションを得て、その二階建てをどのようにリフォームしていけばいいのかという方向
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このところ『The Good Ancestor』の翻訳三昧行に入っていて、それ以外のことがまったく手につかない。毎日10時間以上の翻訳を、来る日も来る日も続けている。翻訳の仕事はマラソンのようであり(マラソン走ったことないけど)、一度途切れると最後まで翻訳仕事をやり切れる気がしないので、どうしてもこの勢いでやってしまわないといけない想いに駆られている。このnoteマガジンでも、5月半ば頃までは、この「The Good Ancestor」の話題が続くと思うけれど、訳文先出しキャ
現代仏教僧侶(Contemporary Buddhist Monk)にも、いろんな形がありうる。
nestoでご一緒している藤代健介くんが「風の民、土の民」の話を時々してくれる。先日のポッドキャストでも、少しその辺りの話題も出たような気も。
「風の民、土の民」を自分の文脈に(ちょっと強引に)当てはめてみるなら、自分のお寺に定住して特定のローカルに根ざして活動する「住職」は土の民、土地や立場に縛られず遊行・流浪する「ひじり」は風の民、と言えるだろうか。歴史をさかのぼってみれ