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ネクストブレイク企画を見て思うこと

少女記録が人選の参考にされていることに対する喜怒哀楽を、女性タレントの新人紹介企画に携わる編集者およびキャスティングに携わる業界関係者に向けて書きました。
(注:不快に感じる方もいると思います。読み進める場合は自己責任でお願いします)

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各種メディアで発表される新年ネクストブレイク企画、2年連続で少女記録の出演モデルから選ばれている雑誌がありました。(数名の中で、2017年は1名、2018年は3名)

担当編集者が少女記録をチェックしていることは各所から聞いており、僕の自惚れた妄想ではありません。

少女記録が参考にされている裏付けとして、同誌が新たにはじめた連載企画でも少女記録の出演モデルから選ばれており(担当マネージャーから選出のきっかけになった報告を受けている)、2019年も再び誰か選ばれるだろうと予想し、昨年末に以下のツイートをしました。

ちょっといじわるですね。。大人げないと反省しています。。

結果としては、案の定、今年も出演モデルから選ばれていました。その子は地方在住ということもあり、期待とはうらはらに芸能活動をしていないに等しい状況。高校卒業を機に引退するのではないかと心配していたほどです。少女記録の作品発表後、選出のきっかけとなるような目立った仕事実績はありません。

取材時の人気・知名度・実績を一緒に選ばれているほかの子と比較した時、正直劣ることからも、少女記録を参考にして指名した可能性が高いと考えています。(ほかの子はすでに様々な媒体で紹介されており、所属事務所の一推しであったり、人気ファッション誌の専属モデルであったりという分かりやすい選出理由もあります)

2017年は、少女記録の撮影報告を見て、急遽、追加で選出したのだろうと考えています。それほど、人選の文脈に違和感を覚えました。参考にされているのを確信したのは、数名の中で3名も選ばれた2018年です。(撮影現場で少女記録が話題になった報告を受けている)

追記その1:その後、新たにはじめた連載企画ではたびたび(2020年1月20日時点で通算5名)少女記録の出演モデルが紹介されています。水着グラビアで登場した出演モデルを含めると合計人数は11名。少女記録の出演モデルは現時点で24名。すでに芸能活動していない子が2名おり、11名は実に半数です。いずれも、先に推薦しているのは少女記録。それでも、少女記録が言及されたことは一度もありません。ちなみに、2020年版の年初め恒例企画は行われませんでした。
追記その2:追記した記事を再紹介してしばらくしたのち、すでに取材済みの分を掲載し終えたであろう頃、1年以上続いた件の連載企画は、何のお知らせもなく突然に終了しました。
追記その3:昨年に続き、2021年版・新年ネクストブレイク企画は行われませんでしたが、昨年、単発の企画で新たに一人、出演モデルが紹介されました。
追記その4:2022年版・新年ネクストブレイク企画も行われませんでした。秋に大勢を紹介する企画に切り替えたのかもしれません(少女記録の出演モデルも複数名紹介されていました)
追記その5:2023年版・新年ネクストブレイク企画および一度に大勢を紹介する企画も行われませんでした。

少女記録の活動目的のひとつは、業界関係者に対し、優れたキャスティング資料を提供すること。本来、人選を参考にされるのは望んでいる嬉しいことです。しかしながら、最初に見出したような紹介をされるとなんだかなぁと思いますね。

新人を紹介する企画において、一般的には広告や映画など仕事実績を交えた紹介が多いです。質問したいのは、もしもその仕事をしていなかったら紹介しなかったのですか?あなたは見つけることができましたか?ということ。少女記録を見て知りましたとは言えないでしょうけれど。

少女記録は、仕事実績が少なく手がかりの乏しい新人、芸能事務所に所属したばかりのまっさらな新人も積極的に起用しています。だからこそ、先見性のある人選が業界関係者から注目を集めているわけです。

詳細は伏せますが、少女記録の人選を参考にしているであろう類似企画をほかにもいくつも知っています。ひとつ例を上げると、仕事で接点のあったアイドル雑誌の編集者に、少女記録がある程度かたちになったところで制作・運営しているお知らせをしたところ、その直後から、それまでと明らかに異なる人選の文脈で出演モデルが数回紹介されています。

キャスティング会社がオーディションに活用しているという情報も耳に入っています。少女記録の活動目的のひとつは、業界関係者に対する推薦です。その分野の専門家が注目しているという事実は、僕の目指していることが機能している証拠。

フォトグラファー・ヘアメイク・スタイリストなどのクリエイターが参考にしている事例も多く見受けられ喜ばしい限りです。

追記:少女記録および僕が個人的に作品撮影した新人から人選している企画が年々増えています。スタッフクレジットを見ると点が線に繋がり合点がいきます。編集長である僕の本職はグラフィックデザインであり、僕自身もクリエイター。クリエイターに響く作品になっているという事実は喜ばしく狙いとおりであり、少女記録の主たる活動目的のひとつが達成されています。先見性のある人選だけでなく、クリエイティブの質が高いからこそ、クリエイターが注目するサイトになっているのだと思います。少女記録は男性向けグラビアをつくっているつもりはありません。性別を問わず受け入れられる作品を目指しているため、大人の女性向けファッション誌に関わる女性のクリエイターや編集者の参考にされるていることを特に嬉しく思っています。

今後、少女記録に注目しています(人選を参考に仕事をしています)と正直に公言する業界関係者が現れたら敬意を示したいと思います。少女記録が話題になったら困る人たち(ネタ元を知られたくない人たち)が公言することはまずないでしょうけれど。

Twitterでは、芸能系の編集者・ライター、アイドル系の雑誌公式アカウントからフォローされることが稀にあります。堂々とチェックしてくれるのは好感がもてますね。ぜひ人選の参考に活用してください。

もちろん、こっそりチェックを続けるだけでも問題ありません。願わくば、少女記録の出演モデルをもっとたくさん紹介(起用)してもらえると嬉しいです。いつもありがとうございます。

少女記録の出演モデルが活躍する未来。それが僕の本望。

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冒頭の媒体とは別の話ですが、出演モデルが紹介されていたネクストブレイク企画を見て、もうひとつ言いたいことがあります。

取材インタビュー時に撮影された写真でひどいものがあります。紹介するなら本人の魅力が伝わるもっといい写真で紹介してあげてほしいなぁと思うことが多々あります。(きちんと取材撮影されていること自体は素晴らしいと思います)

誰しも評論家を気取れる時代。名前を上げるだけだったら誰にでもできます。一度に複数(しかも、すでに活躍している有望な新人)の名前を上げ、予想が当たった時だけ的中したと誇らしく喧伝するのは格好悪すぎます。

メディア関係者のみなさんにおかれましては、タレントを推薦する際、時間と手間を惜しまず、写真にもっと力を入れてほしいと願っています。

ありきたりな仕事実績の紹介とありふれた推薦文を宣材写真に添えているだけのネクストブレイク予想は、プロの仕事ではないと思います。

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ネクストブレイク企画において、一度に大勢が紹介されることもあります。

紹介人数の多さと厳選度は反比例すると考えています。本当に魅力的な新人は限られ、紹介人数が多くなるほどノイズが増すのは必然です。

少女記録は、紹介する人数が少ないからこそ、推薦の説得力が上がると考えています。年間に5人前後しか紹介していない(しかも、初の写真作品を発表している)少女記録の出演モデルがその後に活躍するのと、年間に100人以上紹介しているメディアの中からたまたま人気者が生まれるのでは根本的な価値が異なります。

年間に多くの新人が紹介されるマスメディアに取材されるより、少女記録で作品が発表されることの方が、実は難しく価値があることなのではないでしょうか。

出演モデル応募をお断りした新人が類似企画で紹介されているのを見るたび、少女記録の人選は厳選度が高いと改めて感じています。

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魅力的な新人を見つけるにあたり、少女記録が実践している、たったひとつの方法をお教えします。誰にでもできる愚直な方法です。

関連記事:出演モデルの探し方

少女記録が実践している方法は、誰にでもできる愚直な方法ですが、いち早く紹介するためには、加えて必要なことがあります。

それは、真の美を見極める審美眼と実績に関係なく起用する勇気。自分の感性を信じることが大切です。

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少女記録は、出演モデルにとって、自身が主役となる初の写真作品であることが多いです。そのため、光栄なことに、その後の芸能活動の一助になっていることも多いです。(宣材写真に使用していただくことも多い)

作品発表後、出演モデルのマネージャーから届く、起用や選出のきっかけになったという嬉しい報告は、少女記録の制作を続ける大きな励みです。本当にありがとうございます。

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少女記録に触発された、クリエイター主導の類似企画が生まれると期待していましたが、今のところ、僕の目に留まるものは存在していません。

それもそのはず、僕が少女記録の制作に費やしている膨大な時間と労力を考えた時、同じことができる人はいないでしょう。

すぐに儲かることでもなく、本当に好きな自分のやりたいことでない限り、ここまで熱中し続けるのは無理だと思います。

更に言うと、少女記録は思いつきではじめたわけでなく、長年に渡り熟考を重ねた企画です。表層だけ真似ても本質にはたどり着きません。

追記:少女記録よりあとからはじまり、すでに終わった企画も複数あります。少女記録が年間に紹介する人数は、商業企画として考えられない少なさです(少女記録は趣味の延長であり、商業企画でなく個人作品だからこそ、現在の更新頻度で成立しています)。月刊など少女記録より高頻度で紹介する必要のある連載企画が少女記録の人選を真似するとすぐにネタがつきるはず(さすがに毎号真似するわけにはいかないはず)。僕自身が痛感していますが、自ら魅力的な新人を探し続けるのは本当に大変です。なぜなら、本当に有望な新人は限られます。週替わりで紹介する連載企画を続けるとなると、必然的にレベルを落としていくしかありません。

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色々思うことを書きましたが、僕の本分はクリエイター。これからも、ひたすら美しい写真作品を発表すべく尽力し続けます。そして、魅力的な新人を見出し、どこよりも早く光を照らしていきます。

業界関係者のみなさんにおかれましては、まだ見ぬ原石を一緒に探していきましょう。期待しています。

少女記録の人選も楽しみにしていてください。参考にされるのは大歓迎です。

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読んでくださりありがとうございました。

志を高く。美を探求する旅は続きます。
美少女の輝きが届きますように。

「少女記録」編集長/運営人 山田信男

Instagram@shoujokiroku
Twitter@shoujokiroku

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