見出し画像

「少女記録」 指名の優先順位が高い学年

少女記録の出演モデルにおいて、指名をするにあたり重要な判断基準である学年(年齢)について解説します。

まず、歴代出演モデル第一回撮影時の学年および年齢を整理してみました。簡単に振り返れるのは各作品に記録を残しているから。そして、少数精鋭で厳選しているため、対象者が限られるからです。

サイト公開から3年半を迎える現時点の内訳は以下のようになりました。
(本記事公開時の表)

撮影時の学年

画像1

◎歴代出演モデル第一回撮影時の学年の内訳
中学一年生/7人
中学二年生/6人
中学三年生/5人
高校一年生/4人
高校二年生/1人

出演依頼を検討する際、学年は大切な判断基準です。特に撮影時点で中学生か高校生かは重要な問題。基本的に中学生を優先し指名しています。

中学生を優先する理由

中学生を紹介する醍醐味として成長を見守れる楽しさがあります。そして、一番の楽しみは活躍していく様子を応援できることです。

少女記録は未来を見据えて人選しています。具体的には撮影から2〜3年後に活躍しはじめて、5年後に大活躍する(誰もが知るような存在になる)ことを期待し指名しています。そして、大活躍を願う5年後も10代であることが望ましいと考えています。必然的に撮影時の学年が中学生になるわけです。

また、売り出されている有望な新人は、高校生ともなると活躍の兆しを見せはじめます。つまり、将来の予想をするには遅すぎるのです。(先見性を示すことも難しくなります)

指名の優先順位が高い学年についての解説

同一モデルに対し、第二回・第三回作品を撮影することまで考えると、第一回撮影時は中学一年生であることが望ましいですが、写真の被写体としての「少女」を考えた時、学年では中学二年生、年齢では14歳がもっとも輝かしい時だと個人的には考えています。

少女記録は、儚く尊い瞬間を大切に残すことを意義として活動しています。(関連記事:「少女記録」が伝えたいこと/三行の言葉に込めた想い

第一回撮影の学年は中学一年生が望ましいと書きましたが、中学一年生は判断の難しさもあります。出演モデルのスタイルを重視している少女記録にとって、背が低く希望するスタイルに達していない場合も多いからです。身長が伸びるのを待つため、出演依頼を保留することもあります。また、顔立ちにおいては、小学生の時が可愛さの絶頂期の子もいます。成長すると体格も顔の骨格(輪郭)も変わるため、大人になった時の容姿を予想するには早すぎるのです。

しかしながら、悠長に静観しているわけにもいきません。というのも、所属している芸能事務所が大手であればあるほど、半年で状況が一変する可能性があるからです。(情報解禁前なだけで、大きな仕事が決まっている場合もあります。そして、大きな仕事が発表されると仕込まれた宣伝広報の計画をもとにメディアが一斉に取り上げます)

芸歴が短く実績が乏しい新人は、手がかりが少なく判断が難しいのですが、様子見は得策ではありません。検討期間は短い方がよいと考えています。(小学生の時から注目していたにもかかわらず、出演依頼しないまま候補者から外れることがある一方、見つけてすぐに出演依頼することもあります)

どこよりも早く紹介するために必要な決断力は、自分の審美眼と感性を信じ、仕事実績にとらわれず、手がかりが宣材写真しかないまっさらな新人を積極的に抜擢することです。(現に宣材写真だけを頼りに出演依頼したことが何度もあります)

未来のことは誰にも分からないものの、できることなら将来性あるタレントを指名したいと考えています。少女記録が推薦できる人数には限りがあるためです。心血を注いで制作しているため、貴重な時間を無駄にしたくありません。厳しい世界であることは理解していますが、すぐにやめないでほしいと願っています。

高校生を指名したタイミングについての解説

高校生はこれまで5人撮影しました。大谷凜香さん・川津明日香さん・横田真悠さんは、撮影した2015年・2016年当時、それぞれファッション誌の専属モデルとして活動していました。少女記録の制作をはじめた当時、すでに高校生であり、中学生の時に撮影することが不可能だった3人です。

横田真悠さんはセブンティーンモデルのエースとして大活躍中。撮影当時から現在の人気を予想した時、2016年夏に起用した自分の先見性に誇りをもっています。歴代出演モデルのなかで群を抜いて人気があります。(ファンは主に女子中高生)

高校生として撮影したほかの二人についても簡単に説明します。

白石南帆さんはサイト公開前の準備期間(中学三年生の時)から候補者の一人として注目していましたが、沖縄在住であったことに躊躇し撮影依頼するタイミングが遅くなりました。

小貫莉奈さんはデビューが高校一年生。指名の優先順位が高い容姿の要素である黒髪ショートカットが似合う長身の新人を見つけたため、出演依頼時は本格的な芸能活動前でしたが抜擢しました。

というわけで、数年間に渡り芸能活動している高校生のタレントが少女記録に出演する可能性は低いでしょう。指名の優先順位が高い候補者であるなら中学生の時に撮影したはずです。

しかし、現時点で候補者に入っていなくても可能性がゼロではありません。たとえば、髪型を変えて見違えるような魅力を発揮した時は指名する可能性もあります。前述の小貫莉奈さんはデビュー直後に髪型を変え、一躍候補者に躍り出ました(髪型が指名の要因)。少女記録に出演するためなら、髪型を変えてもよいという新人が現れたら前向きに検討したいと思います。

撮影時の年齢

画像2

◎歴代出演モデル第一回撮影時の年齢の内訳
12歳/3人
13歳/8人
14歳/5人
15歳/4人
16歳/2人
17歳/1人

指名の際、年齢も重要な判断基準です。出演依頼するタイミング(撮影時の年齢)が誕生日の前か後か多少なりとも気にしています。なるべく撮影後に誕生日を迎えるように指名しています。

出演モデルの指名における一貫した態度

最初から撮らせてもらえる人ではなく撮りたい人にお願いしています。誰でもいいから出演してほしいという下手な鉄砲数撃てば当たる方式の考えで、手当たり次第に出演依頼したことは一度もありません。撮影する順番(作品を発表する順番)まで計画し、一人ずつ出演依頼しています。

厳選している証明として、証拠をひとつ紹介すると売り込みを何度もお断りしてきました。(出演モデル応募を採用したのは一人だけです)

今、大活躍している女優・モデルのなかには、制作初期、残念ながら断られてしまった人も数名います。少女記録をもう少し早くはじめていたら快諾してもらえたかもしれないという後悔もあります。しかし、当時はまだ人気・知名度が今ほどではなかったとはいえ、売り出し中の新人の出演が叶わなかったからこそ、少女記録の目指すべき方向が明確になりました。結果として、先見性と独自性を強調することができたと前向きに考えています。

現在は、高い写真品質と出演モデルの厳選度、そして、出演モデルのその後の活躍により証明された審美眼が評価され、少女記録に出演することの価値を示せていると自負しています。続けることによってしか得られない信用も増しているように思います。出演依頼を断られることがなくなった事実がなによりの証です。

すべてうまくいったわけではありませんが、歴代出演モデルの人選に確固たる自信をもっています。

ーーー

制作初期、活躍の兆しを見せはじめている新人に出演依頼した理由は、三つあります。

1、サイト公開時に宣伝広報を一切行わなかったこともあり、存在を知ってもらうきっかけが必要でした。

2、将来的に大活躍するであろう新人の作品を発表し残すことで、少女記録の活動意義(未来から振り返った時にはじめて分かる作品の本質的な価値)を高める意図がありました。

3、後ろ盾も特別なコネクションも潤沢な制作予算もない個人運営の少女記録が芸能事務所に協力をお願いするにあたり、メディアとしての存在価値を示す必要がありました。

無名の新人を紹介するだけでは見てもらえませんし、有望なタレント(特に大手芸能事務所に所属する新人)の出演も叶いません。

制作初期は、上記の考えによる出演依頼も行っていました。とはいえ、肩書や実績を前面に押し出す紹介はしていません。宣伝文句になることは確かですが、それが指名の要因ではないからです。

少女記録の価値を示せるようになった現在は、人気・知名度・実績・芸歴を気にすることなく指名するようになりました。デビュー間もない新人であるほど推薦する意義があると考えています。

ーーー

少女の定義(序)

年齢を基準とする「少女」の定義はあいまいです。正解はありませんし、考え方は人それぞれだと思います。

個人的な見解では、高校を卒業したら「少女」という表現は相応しくないと考えています。

ですから、20歳を超えた大人の女性を「少女」と形容しているグラビアには違和感しかありません。若くして芸能活動をはじめると、否応なく大人の世界に揉まれ成熟が早まります。高校生ですら、少女と呼ぶには精神面が大人になり過ぎていると感じることもあります(決して悪い意味でなく)。宣伝文句であるのは理解できますが、担当編集者自身も違和感を感じながら仕事しているのではないでしょうか。

少女記録は、撮影対象学年(年齢)を規定していますが非公表です。すでに答えを出しているかもしれませんし、まだ出ていないかもしれません。自分が決めたルールであるため、例外をつくる可能性もあります。

僕の考える少女の定義はいつか書きたいと思っているテーマ。気が向いたら改めて。

・・・・・

少女記録は、大人になってからでも撮れる写真ではなく、今しか撮ることができない写真の価値を提示しています。

これからも「少女」の儚く尊い瞬間を大切に丁寧に「記録」していきます。

読んでくださりありがとうございました。

志を高く。美を探求する旅は続きます。
美少女の輝きが届きますように。

「少女記録」編集長/運営人 山田信男

Instagram@shoujokiroku
Twitter@shoujokiroku


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?