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にっぽんむかし話 『地球太郎』
むかしむかしあるところに
ビック婆さんとバン爺さんがおりました
ある日2人は1つになり、ドッカーンという大層大きな爆発を起こしました
するとその爆発の中から
オンギャー‼︎オンギャー‼︎
と小さな沢山の星々が生まれました
婆さんと爺さんはこの星々に名前を付け
一際小さく青い星に、『地球太郎』と名付けました
地球太郎はスクスクと育ち
体には深い海が広がり、美しい緑が生い茂る
健康な大人へと成長
にんじいちゃん
ワシはにんじいちゃん
おじいちゃんの忍者じゃ
人々はワシらのような高齢者を見ると
油断するじゃろう、ワシらはそこに目をつけた
今日も『あるモノ』を盗むため
あるご家庭に、ご近所付き合いで潜入しておる
馬鹿な奴らめ、ワシが忍者と気づかず
ベラベラと身の上話をしておる…貴重な情報が筒抜けじゃ
はて…ところでワシは何をしに来たんじゃったかの…?
完全に忘れてしもうた…ここのお茶美味しいのぉ
うんこを待っている
私は待っている
しばらく待っている
来るべきその瞬間を
私は待っている
ずっと待っている
至福が訪れるその瞬間を
私は待っている
これからも待っている
うちに秘めたる巨大なパワーを
私は待っている
永遠に待っている
待っている…
1億円の鉛筆
こちらにありますのは
世界で初めて作られた鉛筆…
ペプリシスの古代鉛筆です
当時、鉛はとても貴重な資源だったので
筆記等に使われることなく現代に至りました
歴史的価値が高すぎて、誰にも削れないため
世界一役立たずな鉛筆とも言われおります
男はポツリとそう言うと、展示室をあとにした
財布ワイフ
僕の財布はよく喋る
今日も新しい夏服を買おうとしたら
「アナタ似たような服持ってるじゃない‼︎衣替えしてからにしなさい」
と口うるさく言ってきた
飲み会の時も、新作のスニーカーが出た時も、いつもそうだ
節制も大事だけど、男には思い切りお金を使いたい時があるんだよ‼︎
と心の中で思う僕…
そのくせ、自分の革製品用保湿クリームとかは
とびっきり高級なものを買わさせせるんだもんなぁ…