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汝、星のごとく 凪良ゆう

 さすが、本屋大賞。読んで見ればわかる。
 本文に哲学者、経営者が書いてきた思想がちりばめられ、生きる意味を学べた。
 描かれている内容の中で特に心に残った点を二つあげたい。一、ヤングケアラであった主人公たちがその環境を抜け出す難しさ。二、ぶつかり合った者のみが可能な選択。
 ここでは、二の選択について話したい。
 理由は私にこれを勧めてくれた幼馴染である。彼とは五年以上大喧嘩をして話さなかった時期があった。
 僕は謝りたかった。でも、当時の僕は子どもで自分を守ることが精一杯でごめん、と言いたい自分に嘘をついていた。
ある日、共通の友人のおかげで再会することができた。その時、共通の友人のマンションから見た日の出を思い出した。喧嘩をした友人が、もういいじゃん、そんなことと言ってくれ許し合えた。
 つまり、彼が能力を身につけ、心にゆとりを持ち大人になるという選択をしてくれたのだ。
 思うことがある。選択が可能なことは少ない。でも、お金によって能力を磨くことが可能になる環境と出合うことができる。
 少なくても今の僕は能力を磨ける環境にいる。
 代えがたい能力を得ることができれば、切れてなかったと思うのではなく、結びつけたい縁を結び付けることができる能力を持てる。
 最後に言いたい。駄文を読んでくれてありがとう。
 君がくれた伝説のポエマーは伝説になるよ。今後ともよろしく。
 

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