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【インタビュー企画 後編】「NPO法人Gift」〜ウチらの視点・考え〜

こんばんは、Shotaです。

「NPO法人Gift」さんをインタビューさせて頂いた記事、みなさんご覧いただけたでしょうか?ご覧になった方は、NPOや『Gift』の全体像を掴んでいただけたのではないかと思います。

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後編となる今回は、前回より少し踏み込んで「『Gift』の視点・考え」についてお届けしたいと思います!

『Gift』がNPO界や今の世の中をどう見ているのか。
よりディープで、より真剣なGiftを、どうぞ覗いて行ってください!


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〜Giftが思う「NPO界」〜

Shota:NPOをコンサルタントする立場として、NPO界をどのように見ていますか?また今後どのように変化していくと思いますか?


まゆさん:NPOにしかできない仕事やNPOへのニーズはこれからますます増えていくんじゃないかなと思っています。その一方、新型コロナの影響でスポンサーを撤退する企業が増え、大型の寄付に頼っていたNPOを中心に、活動の停止を余儀なくされた団体を見かけてきました。
NPOの収入って事業収入、助成金など、寄付以外にも色々あるんですが、一つの大きな寄付に頼っている団体も少なくないのが実情です。そういった団体は今回の新型コロナのような、自分たちではどうすることもできない状況によって窮地に立たされる危険性があるんです。
だからこそ、私たちは少額の寄付を広めたいと思っています。小さいものでもたくさん集まれば大きな力になりますし、たくさんの寄付に支えられている団体は強い。そのための仕組み作りと働きかけをしていきたいです。

———なかなか寄付が集まらない裏には、NPOに対するネガティブなイメージがあるように思うのですが、その原因は何だと思いますか?


まゆさん:「寄付が何に使われているのかわからない」とか「そもそもNPOって何してるの?」という声を周りからよく聞きます。CMや広告でPRする企業のようにPRできてるわけでもありませんし、特にNPOが向き合ってる課題って当事者じゃないと必要性を感じにくいようなものも多いので、それも理解が進まない原因だと思います。でも、NPOが関わる悪いニュースや不祥事はメディアで報道される…。『不透明感』と『不信感』。ここからネガティブイメージが生まれているんじゃないでしょうか。

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———寄付者の中には自分のお金がどう使われたか気になる方もいらっしゃるでしょうし、自分たちの活動を発信するのってやっぱり大切なんでしょうね。

まゆさん:たとえ小さな成果・変化だとしても、ちゃんと報告・発信することで「寄付してよかった」と思ってもらえるかもしれませんよね。私たち自身もできているわけじゃないんですが、自分たちの活動やビジョン、そして課題が解決されることによって生まれるメリットをもっと知ってもらえれば納得もしていただけると思います。あと、財務面についても明らかにしていけたらよりいいですね。

募金箱



〜「企業」と「NPO」の違い〜

Shota:「信頼感」において企業とNPOで差が出るとしたら、何が原因なんでしょうか?

まゆさん:企業が作り出すサービスや商品ってお金を払って買うという、等価交換性、自分の納得感の上で成り立っていると思うんですが、NPOの場合支援を受けている人にとってはありがたいものでも、それ以外の人には無関係なことも多く、そういった無関係の人たちからもお金を集めようとしているから明確なイメージがつきにくいのではないでしょうか?
少し話が逸れますが、NPOって法人化に至って自治体からの許可が必要で、株式会社を立ち上げるより大変だったりするんです。より高いハードルを超えて設立しているにもかかわらず、悪いイメージも持たれてしまうのは勿体無いな、残念だなと思います。

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〜「NPO界」を盛り上げるには〜

Shota:Youtubeやinstagramなど、昨今SNSを使ったビジネスやインフルエンサー業が盛り上がりを見せています。多くの共感や関心を集め、他者からの支持や評価が価値となるSNS社会。おまけに投げ銭で応援することも出来る… これって、熱意やヴィジョンに共感して支持や寄付を集めるNPOの形態とすごく似ている気がするんです。でも、なぜか盛り上がらない。時代にフィットしているのに盛り上がらない原因は何だと思いますか?

まゆさん:課題が前のめりになっている風潮が盛り上がりに蓋をしているんじゃないでしょうか。「こういう問題があります」「支援が必要なんです」と必死に訴えすぎると、ちょっと重たかったり、引いちゃう人もいると思います。足りない部分を伝えるより、活躍することで起きるプラスな変化や明るいヴィジョンを見せていくと良いと思います。例えば歌が上手いYoutuberを応援していたとして、その人がちょっとずつ有名になっていったり、歌手デビューを勝ち取ったり、徐々に階段を上っていく姿を見ているとますます応援したくなりませんか?そういう歌手とかスポーツクラブのファンみたいな支持者が増えてくると盛り上がっていくと思いますし、社会の前進を一緒に喜び合える風土が出来てくると思います。

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〜一番大切な「Gift」〜

Shota:ホームページにて「『Gift』はお金だけではない」という文を拝見しました。「思い」や「スキル」「時間」など、目に見えないものも「Gift」である、とされていますが、今この時代で一番大切な「Gift」は何だと思いますか?

まゆさん:「人を思う気持ち」だと思います。「自分じゃない誰かのために何かしてあげたい」という気持ちがあればこの社会はきっと悪くはならないはず。「お金は出せないけど、何かしてあげたい」という気持ちは、周りの人を幸せにしていくんじゃないでしょうか。


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昨年末から寄付のプラットフォーム『Syncable』にて挑戦中の寄付キャンペーンですが、本日1月29日、目標額である100万円を突破したそうです!
(※Syncableを利用せず、振り込みされた方々がおられるため、Syncable上では「313,500円」となっています。[2021年1月29日 時点])

引き続き1月31日(日)までキャンペーンは続きますので、ご興味を持って頂いた方はこの機会に是非是非寄付に挑戦されてみてはいかがでしょうか?

https://syncable.biz/campaign/1443/?fbclid=IwAR2TpqQAgBZ_CLRx_PnngPDIQEoyvEH_B3lnsIy0WCruI9-efKAKNHNEECg

以上、Giftインタビュー後編でした!


NPO法人Giftのホームページ
https://giftboxcharity.org/db/

まゆさんのnote
https://note.com/karakorochan

りゅーたろーのnote
https://note.com/lifeofacilitator

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