Shota Hitomi

京都在住29歳。大学時代を京都で過ごし、在学中にアメリカ大陸を横断。一人旅とかチャリ旅…

Shota Hitomi

京都在住29歳。大学時代を京都で過ごし、在学中にアメリカ大陸を横断。一人旅とかチャリ旅とかヒッチハイクが好きななんちゃって旅人。 写真家/ライター/イラストレーター/バックパッカー/シェアハウス運営 https://shotahitomi.portfoliobox.net/

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家族なんて、大嫌いだ。

「家族なんて、大嫌いだ」 なんて言うと驚かれるのだろうか。 それとも 「血も涙もないやつめ!」 「親不孝者!」 なんて罵られるのかもしれない。 感想は様々だろうし、どう捉えてもらっても構わない。 僕の主張は変わらない、 「家族なんて、大嫌いだ。」 これに尽きる。 父、母、妹、そして僕からなる4人家族の『ひとみ家』。僕を不快にさせるあいつらについてざっくりとさらってみる。 まずは、父。 「おどりゃあ!!なんしょんならボケェ!!」となんでも頭ごなしで怒る短気な性

    • バカにならない、「面倒な家事」の効用。

      ここ最近、「ルーティン」という単語をよく耳にする。 「ルーティン」とは、決まった時間帯やタイミングに行う一定の行動。 数年前、当時ラグビー日本代表であった五郎丸選手がシュート前に必ず行う、いわゆる「五郎丸ポーズ」のその一つとされ、昨今では芸能人の一日の過ごし方、日課などの記録動画「1day ルーティン」などが有名だろうか。 かく言う自分にもいくつかルーティンはある。決して流行りに乗ったわけではない。自身の健康を考えての上だ。毎朝のランニングや、コップ一杯の水、寝る前のスト

      • 「第一印象が大切」は、本当なのだろうか。

        友達とはいいもんだ。 特に仲良しグループは思い出話に華が咲く。あの時こんなことがあった、あれはお前が悪いと、生産性もなくあーだこーだと答え合わせをしている時が、実はすごく幸せだったりする。 あなたには仲のいいグループはあるだろうか? 僕にはある。 通称「けんしゅーりょこー」と呼ばれるグループが。 大学3回生で出会ったから、かれこれ7年くらいの付き合いになるだろうか。コロナ禍もあって長らくオフラインで集まれてはいないが、社会人になった今でも度々食事や遊びに出かける程、な

        • 天狼院書店の「ライティング・ゼミ」という、ムチャ振りゼミについて。

          「では、15分間で2000文字の文章を書いてくださ〜い!」 講義中、耳を疑う発言が飛び出た。 「いやいや、さすがに無理でしょうよ……」心の中でこう呟かずにはいられなかった。 これがこの組織の尋常ならざる片鱗なのだろうか。 ◇ 「天狼院書店」という書店がある。書店と名乗りながらゼミやサークルの企画・運営をしている一風変わったぶりが有名らしく、中でも一番人気な「ライティング・ゼミ」なるものを、今年の2月から僕は受講している。 ゼミでは週に一度、2000文字の文章を課題とし

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        家族なんて、大嫌いだ。

          コップ一杯の水が人生を変える。

          上司「ひとみくんも何か飲むかい?」 僕「結構です。僕、水以外興味ないので」 上司「きょ、興味ないって……?」 以前務めた会社にて、みんながコーヒーを注文している時に起きたシーンである。 ジュースなどの清涼飲料水はもちろんのこと、コーヒーや紅茶ですらほとんど口にしない。 時折牛乳やお茶を飲むくらいで、基本的に水しか飲まない生活をかれこれ2年以上続けている。 今でこそこんなだが、昔はむしろ逆。子供の頃からジュースなんかは大好きで、学生時代はお金に余裕がなかろうともお菓子と一緒

          コップ一杯の水が人生を変える。

          教壇で爆睡した英語教師が忘れられない。

          「あいつどうしてるのかな」 三十路手前の年齢になり、人生の「忘れられない人」に思いを巡らせることが多くなった。友人、後輩、嫌いなやつなど。 最近では「忘れられない先生」について思い返すこともあった。 あなたにはいるだろうか、忘れられない先生が。 僕にはいる。高校時代の非常勤の英語教師がその一人である。 なんて言ったってその先生、授業中にイビキをかいて爆睡したのだから。 ◇ その男の名は「田平 稔」(以下「タヒラ」)。 50代くらいで、ややメタボ体系のおじさん先生だ。

          教壇で爆睡した英語教師が忘れられない。

          こんな時だからこそ小さな旅をしよう。

          「早く旅がしたい」 この一年何度その言葉を聞いたのだろうか。 そして、一体何人の日本人がそう思ったのだろうか。 とかく昨今のコロナ禍に喘ぐ旅人は少なくない。 何を隠そう、僕もその1人だ。 海外旅行はもちろん、国内の旅行ですらためらう今、どうしたらその思いを昇華できるのか? 長らく答えが出ず、悶々としてきたが、最近になってようやく答えが出た。 「こんな時だからこそ小さな旅をしよう」である。 ◇ それは春の訪れを感じる暖かさだった、ある日のこと。 寒さが苦手で、毎年

          こんな時だからこそ小さな旅をしよう。

          全身タイツを着る勇気をくれたおばあちゃんの言葉。

          全身タイツが大好きだ。 ピチッとしたサイズ感と、シンプルイズベストなカラーリングがクールだし、一枚でビシッとキマるあの感じもたまらない。 学生時代にカメラを購入し、自分で自分を撮る「セルフポートレート」を制作するようになって以降、全身タイツもその手段として用いるようになった。 三脚を立て、全身タイツを着用し、ポーズを取る。いささか人の視線を集めそうな行為に思えるだろう。実際、視線は良く浴びる。元来シャイで、恥ずかしがり屋で、人目をとても気にする僕にとって、相当メンタルを消

          全身タイツを着る勇気をくれたおばあちゃんの言葉。

          手術室に流れるアナ雪の秘密。

          「手術」と聞くと、何やらただならぬ事態を察する。 「手術室」と聞くと、人生をかけた場所を連想する。 緊張と不安。 それらをブチ壊すように流れ始めたのは…… 『ありの〜ままの〜姿見せ〜る〜のよ〜』 アナ雪だった。 いや、なんで? ◇ 話は、2年前の12月まで遡る。 その年の春頃から左目の視界に違和感を感じていた僕は、眼科で診察を受けた結果、網膜剥離と診断された。進行が浅ければ日帰りのレーザー治療も可能だったが、僕の場合は手術を要する段階らしく、京都市内の大学病院に

          手術室に流れるアナ雪の秘密。

          ベトナムで味わった250円の敗北と勝利。

          - 闘わなければならない時、それは今だ - 気弱な青年は、力を込め、Gジャンジャラジャラ男に言い放った。 「俺は絶対5万しか払わないぞ!!」 ◇ 僕が22歳の時、バックパッカーとしてベトナムの首都・ハノイを訪れていた時の話である。 バンコクからハノイへ乗り込んだ僕は、空港から市街地へ向かうため乗合バスを利用した。宿泊先のゲストハウスを伝え、乗車賃を支払い、30分ほどで市街地に到着した。 ゲストハウスに着き、旅行費を計算しようと机に所持金を並べた時、事件は起きた。

          ベトナムで味わった250円の敗北と勝利。

          21歳、くも膜下出血がくれたプレゼント。

          「ここはどこだ?」 目が覚めると天井が白かった。仰向けに寝かされ、右隣には妹がいる。そして、激しい頭痛に襲われている。 「何で病院?」「何で妹?」「何で頭が痛いんだ?」 何一つ状況が飲み込めない。 妹は言う。 「お兄ちゃん、くも膜下出血らしいよ」 意味がわからなかった。 その日、僕は所属するフリーペーパーサークルの「男子会」に参加していた。 そのサークルは男女比3:7と女子部員が多く、男子部員が珍しかった。そのため毎月のミーティングで新しい男子が入って来る度に男子内で

          21歳、くも膜下出血がくれたプレゼント。

          ラーメンを「美味しい」と言えるその日まで。

          「ラーメンを美味しいと思えない」 そう書くと、反感を買うのだろうか? 「ラーメンなんて大嫌い」 そう書くと、非国民だと言われるのだろうか? そうなんです。僕はラーメンを国民食とする日本に生まれた日本人でありながら、ラーメンを食べない、ラーメン嫌いな反逆的な日本人なんです。 ラーメン好きな皆さん、いや、日本全国の皆さん。 この記事は大方そういう記事になりますので、先に謝らせてください。ごめんなさい。 反旗を翻す記事を書く以上、理由をしっかり説明するのが礼儀だと心得ている

          ラーメンを「美味しい」と言えるその日まで。

          旅人よ、安易にヒッチハイクをしないでくれ。

          そろそろ一人旅がしたい。 電車の旅、船の旅、車で行く旅、飛行機で行く旅、自転車の旅など。旅には色んなスタイルがありどれも好きなのだが、「人との出会い」を旅の醍醐味だと考えている僕からすると、今は特にヒッチハイクで一人旅がしたい。 特に最近はコロナ禍にあってなかなか自由に旅ができないし、人と会うことすらためらってしまう窮屈な毎日が続いている。だからこそ、僕と同じように人との出会いや触れ合いを求めている人も少なくないのではなかろうか。いや、きっと多いはずだ。なんならこれを読ん

          旅人よ、安易にヒッチハイクをしないでくれ。

          【インタビュー企画 後編】「NPO法人Gift」〜ウチらの視点・考え〜

          こんばんは、Shotaです。 「NPO法人Gift」さんをインタビューさせて頂いた記事、みなさんご覧いただけたでしょうか?ご覧になった方は、NPOや『Gift』の全体像を掴んでいただけたのではないかと思います。 ↓↓まだの方はこちらから↓↓ 後編となる今回は、前回より少し踏み込んで「『Gift』の視点・考え」についてお届けしたいと思います! 『Gift』がNPO界や今の世の中をどう見ているのか。 よりディープで、より真剣なGiftを、どうぞ覗いて行ってください! =

          【インタビュー企画 後編】「NPO法人Gift」〜ウチらの視点・考え〜

          【インタビュー企画 前編】「NPO法人Gift」 〜自分ら何やってるん?〜

          いつもご覧頂いている皆様、ありがとうございます。 初めましての方、ありがとうございます。 Shotaです。 「ライティングのリハビリに・・・」と始めたこのnoteですが、開設から2年弱経過しました。お陰様で昔の勘も戻り、今では毎回楽しくエッセイを投稿しております。 「ではでは、今日も今日とて自分の過去やら考えやら、書いていきますよ!」 いやいや、それがね、ちょっと違うんですよ。 今回はインタビュー記事なんですよ。『NPO法人Gift』さんの。 と言いますのも、実は『Gi

          【インタビュー企画 前編】「NPO法人Gift」 〜自分ら何やってるん?〜

          「偏差値50=天才」の洗脳を受けた高校時代。

          唐突だが、僕は「世間知らず」である。 中学校3年生まで電車の乗り方を知らなかったし、大学生になるまでインスタントラーメンの作り方を知らなかったし、大学3回生まで「男性=週休1日 女性=週休2日」だと思っていたし、岡山県民なのにほとんど岡山の地理をわかっていなかった。 インドアボーイ故に必要最低限以上の情報を得る機会が少なかったり、興味のないことにはとことん興味がなく疑問すら抱かないタチだったのが世間知らずに拍車をかけていた。 そして上記の「世間知らず」エピソード以上に象

          「偏差値50=天才」の洗脳を受けた高校時代。