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おおつちくらし - 3月のこと。|仕事と暮らしのプロデューサー@伊藤

みなさん、こんにちは。
「仕事と暮らしのプロデューサー」こと、移住定住事務局の伊藤です。

3月は年度終わりの月ということもあり、例年通りバタバタとする日々でしたが、個人的には冬の休眠状態から徐々に春のパワーがみなぎってくる時期でもあるので、けっこう好きな時期でもあります。(感覚タイプの人間なので、動物のように冬は動きや思考が若干にぶりがちになってしまう。笑)

さてさて、それでは、そんな冬から春に移り変わる3月のおおつちくらしを、どうぞ。

■地域おこし協力隊2期メンバーの募集結果と今後の展望について

昨年12月から募集を行ってきました「大槌町地域おこし協力隊2期メンバー」。募集設計から各種デザイン(バナー画像/チラシ)、募集媒体の選定、スカウト作業、応募者対応、一次面談、お試し制度のアテンドなどなど、ほぼゼロから協力隊募集の企画/ディレクションを担当させていただきました。

正直に言いますと、めっちゃ大変でした。笑
これまで採用/ブランディングの支援や地域おこし協力隊募集の企画は経験してはきましたが、今回は「着任早々だったこと(大槌町としての協力隊募集へのスタンスの理解、受け入れ事業者の業務内容等をゼロから把握する必要があった)」「事務局が立ち上がったばかり(協力隊募集に知見がある人がほぼ私のみ)」「準備期間がタイトだったこと」が重なったこともあり、一人でヒーヒー言いながらも着々と進めていきました。(でも逆に、ボルテージが上がっていたところもあります笑)

協力隊募集に興味がありそうな人へ直接アタックするスカウト作業では、事務局メンバー総出で対応し、その様子はまるで選挙事務所のようでした…!笑

選挙事務所と化している移住定住事務局(笑)

また、6事業者が一同に集う「地域おこし協力隊募集説明会@オンライン」の企画・実施、実際に数日間大槌町での暮らしや仕事を体験してみる「お試しちおこ」の実施・調整などなど、協力隊募集PRから採用決定までのあらゆる一連業務を対応させていただきました。

結果、2期メンバーとして「7名」の地域おこし協力隊が採用となり、4月から活動をスタートされました。この7名という結果がどれほどのものなのかは他市町村に新規着任された人数を見ていただければわかりますが、私としてはちゃんとした「成果」として残せたのかなと思っています◎

チラシでも募集PRを実施
複数のWEB媒体でPRを実施

そして、今年度も地域おこし協力隊の募集は実施していく予定でいます。そのためには、大槌町地域おこし協力隊のブランディングはもちろん、大槌町の地域おこし協力隊ならではの仕組みを構築し展開していきたいなと思っています。企画段階ではありますが、案は山のようにあります笑。それを一つ一つ形にしていけたらと思っています!

■移住定住WEBメディアの制作ディレクション/プレ公開

これまでも月次報告で記載させていただいてきた、移住定住WEBメディアの制作。移住や定住に必要となる暮らしと仕事の情報が一元化されているサイトがほぼないという現状を受け制作をスタートすることになりましたが、そもそも移住定住事務局も本格スタートしてまだ4ヶ月。そこでまずは、事務局として移住定住事業を進めていく際の土台となるコンセプト(WHY・WHAT・HOW)から決めていく必要がありました。

移住定住事務局 コンセプト

「ここから」という言葉には様々な意味が込められています。
震災から復興、そして成長へと舵を切る大槌町として”ここから”スタートしていく。そして、移住者が大槌町から(ここから)新たな暮らしをスタートしていく。それを私たちがサポートしていく。

また、「ここのカラー → 大槌町の色」と「個々のカラー → 自分らしさの色」が混ざり合い、新しい風土や文化が形作られていく。それがやがて、「いてくれてありがとう」と地域から受け入れられ、自然と移住者にとってのふるさとになっていく。

そんな、一人一人の「ここから」をサポートしていくことが私たち移住定住事務局の役目かなと。

また、「居・色・自由」というのは暮らしの三要素「衣・食・住」を文字った形になっていますが笑、「居=居心地・居場所」「色=地域の色・住む人の色・関わる人の色」「自由=自由・あなたらしさ・想いの実現」を表しています。
そして、あなたらしい暮らしをつくるサポートをし、一人一人の”らしさ”を飾らずリアルに届けていくこと。それも私たち移住定住事務局としての役目だと思っています◎

※この辺りをしっかり説明しようとすると、ものすごい文字量になってしまうので、また別の記事にでもまとめてみようと思っています。

これらのコンセプトが決まったことで、やっとWEBサイト制作に入る流れとなりました。途中に少々トラブルはあったものの、ひとまず4月プレ公開として下記WEBサイトがオープンとなりました◎

まだTOPページのみのプレ公開となっていますので、本公開の秋口に向けて各コンテンツの企画・制作を進めていければと思っています!

■新年度からの各事業の整理/計画立て、チームメンバーの育成/チーム体制の強化

昨年12月から本格スタートした移住定住事務局。はじめは私含め3名しかいませんでしたが、新年度に入った今はスタッフ5名+複業メンバー2名の計7名となりました。メンバーも増えてきたことによって、やれることも増えてくる一方で、チームづくりにも力を入れていく必要が出てきました。

私以外のメンバーは皆さん、この地域活性化や移住定住支援という分野の仕事は初めて。なので、ノウハウの共有や週次勉強会(宿題)から始まり、週次ミーティングでの各業務の進捗共有などを実施し、チームとしてのスキルアップを試みています。

この地域活性化や移住定住事業という分野の仕事は、企画色(クリエイティビティ)の強い業務が多くなってきます。となると、企画を考えるにも企画を実行していくにしても、一人では決してできません。だからこそ、遠回りになったとしても、時間がかかったとしても、私はメンバー全員で成長していくことに重きを置いています。それこそが、結果として「地域力を上げる」ことにつながると信じています◎( 人育て は まち育て というやつですね)

夕暮れのおしゃっち。事務所からの帰り道にて。

また、移住定住事務局としての基盤が少しずつ整ってきたので、新年度からは徐々に具体的に取り組みを仕掛けていこうと思っています。「くらす」「はたらく」「つながる」「しる」の4カテゴリーから、数十に及ぶ取り組み・仕組みづくりを実行していく予定ですので、今後の活動に乞うご期待を!

■復興庁イベントへの登壇について

Facebookなどの各種SNSで告知をさせていただいておりました、「Fw:東北FanMeeting 東北暮らし発見塾(大槌校)〜大槌の暮らしと生業の魅力を知る〜」という復興庁様主催のオンラインイベントについて、3月後半にありました地震の影響で、開催日が4月11日へ延期となりました。

結果として、無事開催することができまして、その様子については、次回の月次報告で改めてお伝えさせていただきます!(一応4月の出来事なので)

イベント開催前の様子

■伊藤、農業はじめるってよ。 【3月】

さてさて、春になって徐々に暖かくなってきたこともあり、個人的な取り組みではある農業についても具体的な農作業が増えてきました!

お借りした農地は、5年以上も使用されていなかった土地で、一時的に駐車場として利用されていたこともある場所です。また、土地柄として石が非常に多く、土を起こすとエンドレスに石が出てくるという畑でした。長い間使用されていなかったため、鹿の通り道にもなっており、お隣でハウスをやらている農家さんも獣害被害に困っていたとのことでした。

開墾当初は人力でやろうとしていました(泣)

しかし、使っていなかったとは言え、地主さんにとっては大切な土地です。畑として使いたくても担い手がいないなど様々な理由があって、やむを得ず放置されているという現状もあります。そのような土地を私がお借りし、畑として再生させていくために始めたのが、この農業プロジェクトです。

この農業というよりも「開墾」に近いレベル(笑)の作業を進めていくには、一人ではどうしても厳しいものがありました。そこで、町内の色々な方に呼びかけさせていただき、はじめは寒空の下でスコップ片手に始めたこの取り組みが、気づけば十数名の協力者になっていました…!


みんなで石取りを。
みんなで堆肥まきを。
堆肥を提供いただき本当に感謝です!
耕運機で耕していただきました◎
畑らしくなってきました◎
エンドレスな石たち。(ごく一部です笑)

少しづつだけど、私のつくりたかった「つなげる つながる はたけ」が実現されてきているのかなと感じています。それもこれも、地域のみなさんのご協力があったからこそ実現できたことだと思っています◎ この気持ちと目指す先を忘れることなく、楽しみながら農業も頑張っていきたいと思います!


今後も色々な農作業や種植え・苗植えをしたりしますので、もし興味のある方は気軽に伊藤までご連絡いただけると嬉しいです◎


私のFacebookアカウントで畑作業の様子を発信しています!よかったらチェックしてみてくださいー。

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