![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/47261944/rectangle_large_type_2_e21c78479688d26b5be8a5ab859d3bf9.jpeg?width=800)
Photo by
salut_asa
「黄色いブロッコリー!」
最近聞いた中で一番好きな言葉。
カリフラワーのカレー粉炒めのことであった。
この発言をした人は、それ以前にもお話しをしていて、とても真っすぐで素直な人なのだろう、ということはわかっていた。
だがここまで真っすぐだと本当に脱帽である。
僕なら、カリフラワーという単語が出なかった場合、「なんだっけこの白い…ブロッコリーみたいな…」と心の中で思うだけで、黙ってしまう。
思い出した時にはもう、次の話題、ということも多い。
それがどうだ。
「黄色いブロッコリー」だ。
見たまま、そのままを直球で投げてきた。
他人にどう思われるかを全く気にしていない。
僕が引っかかっているクモの糸のような「世間」とか、「他人の目」をまったく意に介していない。
聴いていて非常に気持ちが良かった。
ただ、彼女にはその言葉のどこが良いのか分かってほしくはない。
狙って発言する「それ」と、見たままを発言する「それ」では純度が違う。輝きが違う。
僕は自分の言葉にこだわりを持ち、発言まで時間がかかることも自分自身で認められるようになった。
でも、だからこそ、あんな簡単に直球を投げてきた彼女の言葉がとても輝いて見えた。
本当は僕も「黄色いブロッコリー!」と言いたいこともある。
ただ自分の見たまんま、聞いたまんま、感じたまんまを話したいこともある。
でも、他人がどう見ているか、どう聞いているか、どう感じるかが気になってしまう。
これは自分の長所でもあることは十分知っている。
それでも。
飾りなんて全くない、見たままの言葉はやっぱり素敵だと思う。
僕も言いたいな。
黄色いブロッコリー。
いつも読んでくださる方、初めてお目にかかる方、スキしてくださる方、サポートしてくださる方、みんな大好きです!!