11人目の男
あなたの頭の中に、いつも頼りにしている10人の名簿があったとして。
僕は11人目になりたい。
これまでは、その10人の中に名前がなければ、
「その10人が頑張ってくれるだろう」
「その10人と話す機会を僕が奪ってしまってはいけないだろう」
と高をくくって遠慮していた。
でも。
別に僕が力になりたいと思うのは僕の勝手であり、僕の決意である。
(もちろん、行き過ぎたおせっかいや大きなお世話はしないようにしなくてはならないが)
僕があなたに「力になりたい」と言うことと、他の人との関りを邪魔することは全くの別問題だ。
それを一緒くたにして、やらないことへの正当化をしていた。
もうそんなことはやめよう。
その10人の中に入れなくとも、11人目に立候補しよう。
その名簿に入れるか入れないかはその人が判断することだ。
たとえ、名簿にある10人よりも経験値が浅くても、関りが深くなくても、知識が少なくても。
それでも、自分が「力になりたい」と言うことによって、その言葉だけで嬉しくなってくれるかもしれない。
もしかしたら百戦錬磨のあの人よりも良い案が浮かぶかもしれない。
忙しいあの人よりも一緒にいることは出来るかもしれない。
逆に (いや、順当に?) 何にも案が浮かばないかもしれない。
それでも。
少なくとも、「僕はあなたの力になりたい」意思を表明できる。
あなたの味方はここにもいるぞ、と伝えることが出来る。
それだけでいいじゃないか。
こんなことを言っても、なかなか「力になりたい」と言えないことは自分が誰よりも知っている。
だからせめて、この文章自体が、「あなたの力になりたい」意思表明になれればとても嬉しい。
#失敗
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