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僕が死ぬときは、僕が死ぬ時だ。

僕は比較的IQが高い。

でも毎日失敗する。

今日もトイレットペーパーを買ったスーパーに置いてきた。

(この前は卵を置いてきた)


以前、IQテストをやった。

そして、以下の結果が出た。

全検査IQ、言語性IQ、動作性IQ、言語理解、知覚統合※は高い。
※全体的な知的能力、言葉の知識、眼で見たものの理解、分析能力

作動記憶※は平均以下。
※聴覚的情報処理

そして処理速度※のみ、明らかに低い。
※素早く作業する力


良かった。

僕の実感が数値として出て安心した。

何か病気かと思っていたのが。

ただ知能指数にバラつきがあるだけだった。


このIQテストで、「推理力や概念形成力(応用力)はあるものの、単純な情報を素早く処理したり、覚えたりすること(基礎力)が苦手と思われる」という分析結果が出た。

同時に、「理屈はわかっているけれど、上手くいかないという状態に陥りやすい」とも分析されていた。

嬉しかった。

本当に自分を責めていたんだ。

なまじ頭が良くて応用力があるから、選択肢が大量に頭に浮かぶけれども、その選択肢を実践する算段になると途端にミスをする。

しかも、いわゆる不注意が多い。

勉強で言えば、解き方は解っているのに、計算ミスで間違えることが本当に多かった。

これを日常生活でも連発していた。

これの厄介なところは、「自分はすべて理屈を理解できてしまっている」ことである。

全部解った上で、ミスをする。

もしくは、行動が遅くて間に合わない。

解りながらミスをするのは、なかなか凹む。

そして、周りの人からは(ありがたいことではあるが) 解っていないのかな?という前提でアドバイスをもらう。

違うんだ。

全部解ってる、解ってるけど出来ないんだ。

以下、回想。

「下書きをしてから書けば誤字しないでしょ」

いや、する。

「なんで」

知らない。


「計算ミスが多いな。見直したか?」

見直した。


「惜しいな。ケアレスミスだけや。気をつけよな」

何を。

気を付けてやっているけど。

回想、終了。

アドバイスありがとう。

全部的外れだ。

残念。


こうやって、僕は他人からのアドバイスを受け入れなくなっていった。

それが、10年続いた。


で、今。

全部全部受け入れた。

僕はミスをする。

理屈は解った上で、それでもミスをする。

作業は遅いし、記憶力もない。

こだわりが強くて、衝動的に動く。

これが僕だ。

僕は僕自身と生きなければならないんだ。

あなたに、友達に、親にだって代わってもらうわけにはいかない。

この人生は僕の戦いだ。

その僕が、自分を責めてどうする。

他人からの一言でブレてどうする。

最後の最後まで、僕は僕の味方でいてやる。

僕が、僕の最後の砦になる。

僕が死ぬときは、(僕の中の)僕が死ぬ時だ。

絶対に、僕は僕を諦めない。

門外漢は去れ。

お前は僕じゃない。



…だからトイレットペーパーを忘れたのも仕方ない。


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