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【5分でサクッと読書メモ】ストーリー〜ロバート・マッキーが教える物語の基本原則〜

訪れてくださり、心からありがとうございます。

この記事では年間約288冊の本を読む現役美容師が、読書をしながらスマホでメモした、『下書き読書メモ』の内容をそのまま公開していきます。
独自の視点で大切なポイントだけをまとめたメモとなっているので、サクッと要点だけを知りたい!そんなあなたの参考になればと思います。

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★本日の1冊★

ストーリー〜ロバート・マッキーが教える物語の基本原則〜
ロバート・マッキー/フィルムアート


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★ストーリーテリングとは価値の捉え方を世界に伝える技術である。


■創造的な制約の原則
設定とストーリーは矛盾をはらんだもの。世界が大きくなるほど、作家の知識は薄まり、創作上の選択肢が少なくなってクリシェに陥る
世界が小さくなるほど、作家の知識は充実し、創作上の選択肢が増える。

その結果、独創的なストーリーが生まれ、クリシェとの戦いに勝利をする。


■構造とジャンルの関係
観客は約束事を承知し、約束通りの展開を予想している。それゆえ、ジャンルを選ぶことによってストーリーの中でできることの限界がはっきり見える。観客の知識と期待を見越した上でストーリー設計をしなくてはならない。

⚪️創作上の制約
障害物に囲まれた中で自由を求めることだ。
才能は筋肉と同じで、負荷を掛けないと衰える。だから意識して障害物を置き、想像力を喚起する必要がある。何をするか決まっているが、どうおこうなうかは自由。


■ストーリー設計の原則

優れた作品は何が起こるか?よりも、だれの身にどうやって、なぜ起こるかに重きを置く。

★最も豊かで、最も満足感を得られるのは出来事が引き起こすリアクションとそこから得られる洞察に焦点を当てたストーリー。

⚪️ストーリーの本質と活力
ある人がアクションを起こして、そのつぎに起こると思っていることと、実際に起こることのあいだに生じるギャップ。つまり予想と結果、可能性と必然性の間の隔たりだ。

★観客が感情移入できるかどうかを決める原理は2つ
❶共感
→主人公に同化することでストーリーに引きこまれ、自分の人生の欲求を重ね合わせて応援する
❷信憑性
信じなくてはならない。ストーリーの世界に信憑制があると思わせる。観客はストーリーテリングが人生の隠喩をめぐる儀式だと知っている。

■契機事件


メインプロットの契機事件は『つかみ』と呼ぶ。スクリーン上で起きることで、観客の好奇心とらえて刺激をする。大きな疑問の答えを知りたいと思わせて観客の関心を引きつけ、最終幕のクライマックスまで引っ張る。

■幕の設計
●段落的な混乱
ストーリーにおいて、規模や質の劣化したアクションへ後退することは許されない。他の結末を観客が思いつけないような最後のアクションへ向かって。段階的に進んでいかなくてはならない。

■シーンの設計


ストーリーテリングとは
ある約束を受け手と交わすこと
耳を傾けてくれるなら驚きをあたえ、想像もつかないレベルと方向で人生の痛みや喜びをお見せするという約束。

それをさりげなくごく自然にやる。観客自らが発見したかのように、仕向けなくてはならない。


●感情の推移
物語のなかの価値要素が推移していくと、観客が抱く感情がある
❶主人公に共感する。
❷主人公が何を望んでいるかを理解して、それ手に入れてもらいたいこと。
❸主人公の人生で危機にさらされている価値要素を理解すること。

この3つをもとに、価値要素の変化が観客の感情を動かす。

■クライマックス


★意味が感情を生み出す
意味=価値要素がプラスからマイナスへ、マイナスからプラスへ時に、アイロニー(皮肉)を帯びて大きく変化する。
これは絶対的かつ、不可逆的な転換だ。
この変化の持つ意味が観客の心を動かす。


★アリストテレス
結末は『必然的かつ予想外』でなくてはならない。必然的とは契機事件が起こった時にはどんな展開でも可能に思えるが、クライマックスで観客が物語を振り返る時、この展開以外にはあり得なかったと感じると意味がある。
観客が予想もしなかった形で訪れなければならない。


■明瞭化


ストーリーの中心を物事の中心からはじめるといい。
クライマックスとなる出来事が主人公の人生でいつ起こるのかを決め、なるべくそれに近い時点から開始する。
そう設計することで、ストーリーで描く期間が短縮され契機事件までの部分が長くなる、

●バックストーリを使う。
シーンを転換する方は2つ
❶アクションを起こす
❷新事実を明らかにする。

★強烈な新事実の発覚をもたらすのはバックストーリーである。
バックストーリーは登場人物の過去に起こった重要な出来事でこれを決定的な瞬間に明かすことで転換点を作り出せる。


■驚きの問題


観客はこう祈りながら映画館へ足を運ぶ
『どうぞいい映画でありますように。新たな体験ができて、これまで知らなかった物の見方が身につきますように。面白いと思ったことのないもので笑わせてください。これまで心を動かされたことのないものに感動させてください。世界を新しい目で見させてください』と。
つまるところ、観客は予想が裏切られる驚きを求めている。

★早い段階で、偶然を引き起こし、時間をかけてそれに意味を与えていく。
★クライマックスの転換に偶然を利用してはいけない。

■脚本の執筆


●脚色の問題
小説…内的葛藤のドラマ化にすぐれた媒体
演劇…個人的葛藤
映画…社会や環境の中で懸命に生きようとする人間の姿を圧倒的かつ鮮やかなイメージで描くことができ、非個人的葛藤をドラマ化するのにすぐれている。

★偉大なストーリーテラーは『見せよ!語るな』が創造の究極の仕事だと知っていた。あくまでもドラマとして視覚的に描いて、人間が自然にふるまう自然な世界を見せ、語ることなく人生の複雑さを表現する。


★登場人物の立体感
魅力的な登場人物を作るには目立つ特徴を一つだけ持たせる。


■タイトル


タイトルつけはまさしく『命名』
効果的なタイトルはストーリーの中に実際にある強固なもの。
【登場人物・設定・テーマ・ジャンル】を示している。
傑出したタイトルはこれらの要素のうち2つ以上を同時に言い表していることが多い。


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