【5分でサクッと読書メモ】人生生涯小僧の心

訪れてくださり、心からありがとうございます。

この記事では年間約288冊の本を読む現役美容師が、読書をしながらスマホでメモした、『下書き読書メモ』の内容をそのまま公開していきます。
独自の視点で大切なポイントだけをまとめたメモとなっているので、サクッと要点だけを知りたい！そんなあなたの参考になればと思います。

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★本日の1冊★

人生生涯小僧の心
塩沼亮潤/致知出版

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■カケルって何者？
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本から作者の優しさが滲み出る一冊
いかに自分の人生が大自然に逆らって生きているか？いかに今の日常が満たされているか？それに気づかず、不満や不安を並べている自分がいかに甘っちょろいか。圧倒的に思い知らされ、自分の人生が問われる！！

■大峯千日回峰行とは

足掛け9年に及ぶ大修行

死出の旅を意味する真っ白の死出装束に身を包み

奈良県吉野山の金峯山寺蔵王堂から大峯山までの往復45キロの山道を16時間かけて１日で往復し、合計4万8千キロ歩き続けるという修行

大自然と真っ向から向き合う修行
・足場を謝れば崖から転落命を落とす危険
・マムシに噛まれたらその時点で行は終わり
・熊や猪と鉢合わせ

たった一つのルールとして
★行に入ったら途中でやめることはできない。

例え足の骨を折っても、不慮の事故に遭っても、決してやめることはできない。もし途中で辞めざるおえない場合は左腰に携えている短刀で自分自身で腹をかき切って自害するか、死出紐を木に結んで首をくくつて命を絶つしかない。

命懸けの行

■塩沼さんの壮絶な経験から行き着いた思考や価値観

『どんなに苦しくても行きたくないと思った日は一度もない。
大切なのはいかに功績をあげるかではなく、後悔を残さないように日々を丁寧に根気よく、心を込めてる神仏との絆を深めていくか、ただそれだけを念じて1日1日を惜しむように積み重ねる』

『世の中には結果が全てだとか結果よりもプロセスが大事だと言われる場合もあるが、行が始まる寸前の時点でいかに精神面で安定した高まりがあるかが重要』

★
行とは行じるものではなく『行じさせていただくもの』
人生とは生きるものではく『生かされているもの』
行とは人生とは、ひとつひとつ見えない徳を積み上げていくもの

★
肉体的にも精神的にもギリギリの状態のところに自分自身を追いやって、
その場所にしか咲いていない悟りの花みたいなものを見て帰ってくる。

★
人が悩み苦しむのは、何かにとらわれているからで素直にやさしさを表現できないからです。それでもあきらめずに人を思いやり、丁寧に生きるとやがてそれぞれの人生の中に、心の中に、素晴らしい悟りの花と出会える日が来ると思います。
そのために人はこの世に生まれてくるのだと私は思います。

★お山に行って何も気づかず悟らず帰ってくるのは、宝の山に入って何も持ってこないのと一緒です。

★その日のことはその日のうちにする。
そのために私は自分に10の力があれば、10を出し切ることを心がけていました。

■千日回峰行の次の試練【四無行】

四無行とは？
9日間の間『断食・断水・不眠・不臥』
つまり
食べず・飲まず・寝ず・横にならずを続ける非常に危険な行

生きて行を成就する確率は50％。つまり生きるか死ぬかなので
生き葬式の儀式を行う。

『断食・断水・不眠・不臥』の中で1番辛かったのが

水が飲めないこと。

★現実を受け入れ愚痴らず精一杯生きると、そこに道が開けてくる
→人は考え方一つで状況は180度変わる
『しなければならない』『やらされている』と思えば、どんどん心が枯れてきて卑屈になってしまいます。
しかし同じ環境でも自分の気持ちで進んで乗り越えさせていただこうと思えば、いい縁も広まって参りますし、自然と笑顔も出てくる
人生卑屈になってはいけない。楽しまなくてはなりません

■塩沼さんが過酷な行を経て達した哲学とは？

・人を思いやる心の難しさと大切さ
・感謝の心

★山で修行した人だけしか悟れないというものではない。
それぞれの生活の中で、それぞれに与えられた役目を果たしていく中で、
心を研ぎ澄ませ、目を凝らし、耳を澄ませた時に、いろいろなことが悟れる。

★心を込めて生きるから心が変わり、心を込めて語るから相手の心に伝わり、心を込めて行うからみんなが感動してくださる。

様々な行を通じて感じた生きていく上で1番大切なもの

・足ることを知ること
与えられた環境をありがたく受け入れるということ。
・人を思いやること。

★行を終えた今現在も、今日よりも明日、明日よりも明後日と、いつもいつも過去最高の自分になれるように神仏に手を合わせて祈っています。

心を込めて生きる

師匠から成人の日に頂いた4つの言葉

おくらず
むかえず
おうじて
ぞうぜず

過ぎ去ったことはくよくよしない
これから起こりうることに思い悩まない
そのときに応じて懸命に努める
今日一日を大切に生きて、恨みや憎しみといった感情の心をしまいこんでおかない

真に生きる＝ありのままに生きる

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