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「遺体は貨物」受け取りに行ったのは、空港の貨物エリアだった。
文春オンラインで『ドキュメント「国際霊柩送還士」』として、遺体の霊柩送還について書いた記事が公開されました。ここまで書いてきた話の続きにです。
こちらになります。
アメリカ映画では、星条旗をかけられた棺が軍用機から降ろされ、正装した数人の兵士がそれを運ぶというシーンがある。
遺体が尊厳をもって迎えられるという象徴的なシーンだが、通常の霊柩送還ではこうはいかない。
民間人の遺体が民間機で送還され
手の皮がすっぽりと手袋のように抜け落ちて…
海外で亡くなった人を帰国させる、日本で亡くなった外国人を故国へ送るという霊柩送還。
その遺体搬送の現場をレポートする。
「エンバーミング」は、日本の葬儀ではなじみがないだろう。
遺体を火葬する日本では、その必要がないのだ。
しかし、土葬を主流とする欧米諸国では、いまや葬儀に欠かせぬ技術となっている。
古くなるが、1992年の米映画に『永久に美しく』という映画ある。
ロバート・ゼメキス監督、ブル
遺体とともに帰国した家族、その張り詰めていた糸が切れる時
海外で亡くなった人を帰国させる、日本で亡くなった外国人を故国へ送るという霊柩送還。
その遺体搬送の現場をレポートする。
楽しいはずの旅行先で突然、夫を亡くした妻を出迎えたのは、霊柩送還のスタッフだ。
彼らは遺体を空港で受け取り、家族の待つ自宅まで送るのが仕事だ。
家族は自宅で、故人と対面することになる。
妻から書類と洋服を預かると、エンバーマーのA氏は妻をハイヤー乗り場へ連れていった。
ゆっ
旅行先で突然亡くなった家族を前に
海外で突然、亡くなってしまった家族をどうやって連れて帰ればいいのか。
遺体搬送を行う霊柩送還の現場をレポートする。
夫婦で参加したツアー。
観光地の旧跡の坂道を並んで歩いていた時、夫の姿が突然消えた。
そこで妻が見たのは、倒れて動かなくなった夫の姿だ。
言葉の通じない外国で、目の前で倒れている夫の手を握り、名を呼ぶことしができなかった妻の気持ちはいかばかりだったのか。
夫はそのまま急逝、心筋梗塞
取材に当たり、最初に聞かれたのは「遺体は怖くないか」だった。
海外で亡くなった人は、どのように自宅へ帰ってくるのか。
取材した遺体搬送の現場をレポートする。
きれいな遺体かもしれないし、事故にあって悲惨な遺体かもしれない。
もしかすると腐りかけているかもしれない。
海外から搬送され帰国してくる遺体、そしてその現場とは、どのようなものだろうか。
見習い助手という名目で、この日、同行取材させてもらうことになった。同行取材にあたり、最初に聞かれたのは「遺体は怖
米倉涼子主演のドラマ「国際霊柩送還士」の現場へ
海外で亡くなった人は、どうやって日本に帰ってくるのか。
遺体搬送にまつわる驚きの現場をレポートする。
遺体は当然のことだが自分では歩けない、話せない、飛行機には乗れない。
帰国するには、誰かの助けがいる。
その誰かとは…。
蒸し暑い夏の日、
特殊帰国者の送迎に同行させてもらうため、黒のジャケットで家を立た。
夏の陽ざしをどんどん吸収していく。
湿度も高く。じっとりと汗ばんでくるが、この日はダ