祥寺真帆/リリィ

ショートショートや短編小説を書いています。(旧blog1): http://blog.…

祥寺真帆/リリィ

ショートショートや短編小説を書いています。(旧blog1): http://blog.goo.ne.jp/maho-2010(旧blog2):https://blog.goo.ne.jp/maho-uk

記事一覧

【300字小説】 ポストカード

 共通点をつたって、ということなのだろう。見知らぬ学生さんから連絡がきた。インタビューさ…

【300字小説】 酔わない二人

 この人も酔ったふりをしていたとわかったのは、飲み直すために入ったバーで鉢合わせたからだ…

【300字小説】 束の間の安堵

 いつまでこのルールの中で戦い続けるんだろうな。そう思うまでに十年もかからなかった。追う…

【300字小説】 つなぎ目

 つなぎ目がほどけそうになっている糸を見かけるのはこの時期だ。ちょうど夏の終わり。次に多…

【300字小説】 育ち盛り

 子育ての終わりを感じたのは、夕食のあと炊飯器にお米が残っているのを見たときだった。  …

【300字小説】 待合室

 早朝の待合室には競馬新聞を広げた男が座っていた。対角線上に腰を下ろす。  扉の上の時計…

【300字小説】 連れて行ってくれる場所

 ほとんど願掛けみたいなものだと思う。少しだけ自分の持っている力以上ものを借りたいとき、…

300字小説「あの日の見送り」

「見送りにいくよ。何時の便?」君からの返信に、そんな大袈裟なと思わず口をついて出た。今生…

【300字小説】 ポストカード

 共通点をつたって、ということなのだろう。見知らぬ学生さんから連絡がきた。インタビューさ…

【300字小説】 酔わない二人

 この人も酔ったふりをしていたとわかったのは、飲み直すために入ったバーで鉢合わせたからだ…

【300字小説】 束の間の安堵

 いつまでこのルールの中で戦い続けるんだろうな。そう思うまでに十年もかからなかった。追う…

【300字小説】 つなぎ目

 つなぎ目がほどけそうになっている糸を見かけるのはこの時期だ。ちょうど夏の終わり。次に多…

【300字小説】 育ち盛り

 子育ての終わりを感じたのは、夕食のあと炊飯器にお米が残っているのを見たときだった。  …

【300字小説】 待合室

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「見送りにいくよ。何時の便?」君からの返信に、そんな大袈裟なと思わず口をついて出た。今生…